ALCS ブルージェイズ 1勝2敗
現地2025年10月15日、マリナーズの2勝で迎えたALCSは舞台をシアトルのT・モバイル・パークに移してGm3が行われました。
先発はブルージェイズがヤンキースとのALDS Gm3で3回持たず2.2イニングで3失点(ER 2)とあまりよくなかったシェーン・ビーバー。マリナーズがタイガースとのALDSで2試合に登板し、計10イニングでERA 2.70と好調なジョージ・カービー。
このマッチアップではマリナーズがまたブルージェイズ打線を抑えて3連勝となるか?というところでしたが、蓋を開ければブルージェイズ打線が大爆発。13-4で大勝しました。
マリナーズが先制
ゲームは初回から動きました。ジョージ・カービーはゲレロ・Jr.に安打を許すも1回表は無失点。
1回裏のマリナーズはシェーン・ビーバーが先頭のランディー・アロウザリナに四球を出し、前回同様にコマンドに苦しむのか?という出だし。カル・ロリーがLFフライに倒れ、1アウトとなった後、3番のフリオ・ロドリゲスの打席に。そのフリオ・ロドリゲスはスティールしたアロウザリナを2塁に置いて、シェーン・ビーバーが投じた3球目のインコースへの4シームをうまく捌き、これがLFスタンドに入る414ft (126.187m)の2ランHRとなり、マリナーズが2点を先制。
ここまでは今日もマリナーズのペースかと思われました。
A・ヒメネスの同点2ランでスイッチが入る
マリナーズ先制後の2回表も三者凡退で終えたブルージェイズ。いよいよこのまま進むのか?と思われた3回表。まず雰囲気を変えたのはこのポストシーズンでブルージェイズ打線の中で実は良い働きをしているアーニー・クレメントでした。
イニング先頭のクレメントはカービーの初球のシンカーをLFへ2ベース。これでブルージェイズ打線も「おやおや?」という形になり、完全にスイッチを入れたのが守備のいいアンドレ・ヒメネスのその後の2ランHR。ヒメネスは2球目の甘い4シームを完璧に捉え、RFスタンドに放り込みました。
この一発がブルージェイズ打線のお目覚めとなり、この後、ゲレロ・Jr.とバーショウの2本の2ベースなどでブルージェイズ打線はこのイニング計5得点。
Gm1、2で打球が上がらなかったゲレロ・Jr.の打球も上がってきました。
ブルージェイズ、計5HR
こうなれば荒々しい打線のブルージェイズのペースで、4回表にはジョージ・スプリンガーにソロHR、5回表にはヴラディーミル・ゲレロ・Jr.のソロHR、6回表にはアレハンドロ・カークの3ランHR、9回表にはアディソン・バーガーのソロHRなど、アンドレ・ヒメネスの同点2ランを含めて計5HR。
マリナーズも打線は活発
中盤にブルージェイズの攻勢に大量失点となったマリナーズですが、8回裏にはランディー・アロウザリナとカル・ロリーにBack to BackのHRが飛び出し、2点を返しています。
結果、このゲームは13-4でブルージェイズが完勝したのですが、Gm4に向けてそれぞれブロックが外れたというか、互いの力が表に出るようなそんな状況になってきております。
出来が心配されたブルージェイズ先発のシェーン・ビーバーですが、2回以降は本来のコマンドも戻り、結果、6イニング、被安打4、失点2、ER 2、BB 1、SO 8、HR 1と素晴らしい投球が戻りました。
ブルージェイズはGm1、2に連敗したので、そこからの復活は26%ほどしかありませんが、Gm4以降、非常に楽しみな状況となっています。
ブルージェイズはGm4先発のマックス・シャーザーがどこまでゲームを作れるか、これが鍵になりそうです。打ち合いに持って行きたいところをマリナーズのルイス・カスティーヨが立ちはだかるのか?
非常に楽しみですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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