カブス、リグレーで一矢報いる
現地2025年10月8日、ミルウォーキーで連敗して後がなくなったカブスは地元リグレーに戻ってのGm3。この日は初回からビッグイニングを作って4得点。これが効いて見事に一矢報いました。
MIL:クイン・プリースターが大誤算
この日の先発はブルワーズがクイン・プリースター、カブスがジェイムソン・タイヨン。レギュラー・シーズンで29試合中、24試合に先発し、13勝3敗、ERA 3.32をマークしたクイン・プリースターはクラブ内ではフレディー・ペラルタの17勝に次ぐ勝ち星をマーク。今季、ようやく怪我も癒え、本領を発揮した右腕にブルワーズはスウィープを託しましたが、大誤算となってしまいました。
クイン・プリースターは1回表の味方の攻撃で1点の先制点をプレゼントしてもらいましたが、その直後の立ち上がり、マイケル・ブッシュにリードオフHRを打たれて即座にリードを吹き飛ばすと、カイル・タッカーに四球を出してピンチを創出。鈴木選手はRFフライに打ち取るも、これはサル・フレリックの好守に救われた1アウトでした。
その後、イアン・ハップにも四球を出して満塁のピンチに。つづくカーソン・ケリーは三振に斬って取り、2アウトを奪うも、ピート・クロウ=アームストロングにはRFに2点タイムリーを打たれて1-3に。ブルワーズ・ベンチはここでクイン・プリースターを諦め、ニック・メアーズを投入。ワイルド・ピッチでさらに1点を追加。ブルワーズは1回裏に4失点を喫してしまいます。クイン・プリースターは0.2 IPで被安打3、失点4、ER 4、BB 2,SO 1、HR 1。
ブルワーズが徐々にリードを詰める
ブルワーズは2回以降、4人の投手で被安打5を浴びただけで、スコアレスを継続。これが地味にブルワーズの流れを作ります。
ジェイソン・タイヨンに苦戦していたブルワーズでしたが、4回表に1アウトから3連続シングルで1点を返し、2-4に。
終盤7回表にはジェイク・バウアーズにソロHRが飛び出し、4-3でついに1点差に。もはやカブス優位の展開は揺らぎつつあるのでした。
CHC:ブラッド・ケラーが好投!
しかし、カブス・ブルペンもこの日は素晴らしい仕事を見せ、ジェイソン・タイヨンが4回を終えて降板した後は、ドリュー・ポメランつ、ダニエル・パレンシア、アンドリュー・キットリッジ、そしてケイレブ・ティールバーの4人が1失点のみで凌ぎ、ブルワーズへの流れを渡さず。
良かったのは8回2アウトから登板したブラッド・ケラー。浮き上がるような不思議な軌道のカットボールを中心にブルワーズ打線の終盤のラッシュを止め、1.1IPで四球を1つ出したのみ。2三振を奪い、僅差のリードを守り抜きました。
ゲームは4-3でカブスが勝利。1勝2敗とし、サバイブしました。
先発が崩れるとさすがのMILも苦戦
試合運びやタイムリーの多さなど、今ポストシーズンで一番強いかもしれないブルワーズも、さすがに先発が崩れると焦って思うように行かなかったというゲームでもありました。
Gm4はフレディー・ペラルタとマシュー・ボイドが先発です。果たしてブルワーズがこのままCSへの進むのか、カブスが2勝2敗のタイに持ち込むのか、面白いところですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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