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【MLB2021】強粘着剤の使用チェックの初日の模様

現地2021年6月21日、スタート

 現地2021年6月21日(月)、この日からMLBでは投手に対してForeign Substance(強粘着剤の異物)のチェックが始まりました。

 この日は移動日のクラブが多かったために、ブレーブス@メッツのダブルヘッダーを含め計8試合のみが行われ、それぞれに実施されました。

イニング終了時のケースがほとんど

 この日、実施されたチェックですが、ジェイコブ・デグロムは1イニング目の登板終了時にアンパイアに呼び止められ、チェックを受けました。

ジェイコブ・デグロム、1回終了時「何が必要?」

 チェックに際して、デグロムは、”’What all do you guys need?” 「何が必要?」という軽い感じでチェックに応じ、”’Glove, hat and belt” 「グローブ、キャップ、ベルトです」と言われたそうです。

 そのとおりにきちんとチェックに応じたデグロムは、「問題なし」ということですぐにベンチに帰りました。非常に短い時間だったと思います。

超一流にも普通に実施

 たとえば、ドーピング検査においても超一流のプレーヤーには甘く、活躍し始めた選手にはやたら厳しい傾向があるとされるMLBのチェック体制。ジェイコブ・デグロムが注目されたのは、検査が実施されるのはわかってはいても、超一流の選手ゆえにそもそもスルーされるようなことはないか?あるいは他の選手と比べてどうか?という視点も含まれていたように思います。初日だけにスルーなど絶対にないとはわかっていても、やはり気にはなりましたね。

デビュー戦のカイル・ミューラーも1回終了時

 デビュー戦がデグロムとの対戦となったブレーブス先発のカイル・ミューラーも、1イニング目を投げ終え、その攻守交代時にチェックを受けています。

ダルビッシュ投手も1回終了時

 この日、ドジャースとの対戦で先発したダルビッシュ投手も検査に応じ増した。ダルビッシュ投手も1回の登板が終わった後に、実施されています。

2イニング目終了時のケース

 アスレチックス@レンジャーズ戦では、レンジャーズ先発のカイル・ギブソン、アスレチックス先発のフランキー・モンタスともに、2イニング目終了時の攻守交代時にそれぞれおこなわれました。

 ブルワーズ@Dバックス戦ではDバックス先発のメリル・ケリーが2イニング目終了時にチェックを実施されています。

降板時のブレット・アンダーソン 

 また、ブルワーズ@Dバックス戦のブルワーズ先発のブレット・アンダーソンは、2回に1アウトを取れずに5連打でノックアウトされたわけですが、彼の場合はイニング途中、降板時にチェックを受けています。

ゲームインのタイミングより降板後

 ということで、初日は実施されたイニングに違いはあれど、いずれもマウンドを降りるタイミングで実施されました。

 一応、ルールではゲームインか、降板時ということでしたが、降板時の実施になりました。これからマウンドに上がるために、集中力を高めている投手に対してのゲームインを邪魔しないようにという慮りもあったと思いますし、そもそもピリピリしているタイミングよりは気の抜けた時におこなう方がやりやすいという心理もあったのかもしれませんね。

笑顔で和やかにがベスト

 デグロムとアンパイア陣は非常によい空気感でチェックを実施していてよかったと思います。もしも審判が罪人にでも接するかのような厳しい視線と態度で投手に接していたら、相当気分が悪いでしょうし、一触即発になりそうです。

 やるなら大人の対応で投手に接してほしいですね。

投手のグリップは大丈夫か?

 やはり投手達はボールが滑るから滑り止めを使っていた訳で、それを魔調合したケースは非難されるべきだとは思いますが、グリップ力がなくなるのは、どうなのだろう?とは思います。

 タイラー・グラスノーが言っていた怪我との因果関係は、すべるからあと一押し力を入れる必要があり、それが肘の腱への負担にもつながっているということですが、どうにか投手のグリップ力を保証する方法は考えてもらいたいですね。そもそもボールのなめし具合が変えられるのかどうか?シーズン途中にボールの変更は無理でしょうから、なんらかの形でグリップ力だけは保証してあげてもらいたいですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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