ドジャース、ブルペン・デーに完敗
現地2025年5月19日、ドジャースはホームにDバックスを迎えての3ゲームシリーズのGm1です。前回の5月8日から11日のアリゾナでの4ゲームシリーズはドジャースにとって同地区との最初の対戦となりましたが、結果は2勝2敗のタイ。
今回はどうなるのか?というところでしたが、ブルペン・デーとなったドジャースは序盤から投手陣がゲームメイク出来ず、厳しい戦いとなりました。
エドマン、テオスカーが復帰
ただ、ゲーム前はDバックスにとって大きな課題が出来ておりました。それはトミー・エドマンとテオスカー・エルナンデスがILから復帰したこと。
ドジャースは直前のエンゼルスとのフリーウェイ・シリーズでスウィープされるという事態に陥りましたが、この時はテオスカー・ヘルナンデスが不在で、トミー・エドマンもGm3でようやくフィールドに姿を表すことが出来たという状況でした。それに前回の4ゲームシリーズではこの2人は欠場しておりました。
そんなドジャース打線にDバックスはどう対処してくるのか?注目されましたが、ゲームの展開はそれ以前のドジャース投手陣がDバックス打線に捕まってしまうという状況からスタートしました。
Dバックス、序盤3イニングで7得点
ブルペン・デーとなったドジャースは先発に左腕のジャック・ドライヤー(Jack Dreyer)を起用。そのドライヤーですが、立ち上がりに先頭のケーテル・マルテにシングルを許し、2番のコービン・キャロルからは三振を奪ったのは良かったものの、3番のルルデス・グリエル・Jr.には四球を出し、1アウト1、2塁で怖いユーヘイニオ・スアレスを打席に迎えます。
そのユーヘイニオ・スアレスは平凡な外野フライに打ち取ったのですが、この日CFに入ったキムが打球を見失い、ボールは右中間にポトり。これでケーテル・マルテが生還してDバックスが先制点をマークします。記録は二塁打でしたが、実質的にはエラーでした。
その後、3塁に進んでいたルルデス・グリエル・Jr.をジョシュ・ネイラーが内野ゴロを放ってホームに迎え入れ、Dバックスが2点目をゲットします。
2回表にもヘラルド・ペルドモの犠牲フライが出てDバックスは3-0とリードを拡大。
さらに3回表には代わったランドン・ナックが甘すぎるケースへの投球を続けてしまい、ルルデス・グリエル・Jr.の2ランHRなどで4得点。
Dバックスが序盤3イニングで7-0とゲームを優位に運びます。
ブランドン・ファートが好投
初回から失点はしたものの、打撃陣が揃ったドジャースは反撃と行きたいところでしたが、そこはDバックス先発のブランドン・ファート(Brandon Pfaadt)がドジャース打線を抑え込み、3回まではパーフェクト投球。
2巡目となった4回裏、ドジャースはムーキー・ベッツに今季第7号のソロHRが飛び出して1点を返すも、後続が続かずこのイニングは1得点のみ。
大谷が17号HR
5回裏も沈黙したドジャース打線でしたが、6回裏、1アウトから大谷選手がブランドン・ファートの3球目のスライダーをLFに弾き返し、これがHRとなりようやく2点目を返します。逆方向でしたが、豪快な当たりのHRでした。なお、17号は両リーグを通じても単独トップです。
さらにドジャースは続くムーキー・ベッツに2打席連続のHRが飛び出し、スコア7-2と詰め寄ります。
ブランドン・ファートは6回裏をこの2失点のみで抑え、このイニングでマウンドを降りました。結果は被安打3、失点3、自責点3、BB 1、SO 0。SO 0というのがいかに苦戦して対処してきたかを物語っております。ナイス・ピッチングだったと思います。
ドジャースはその後もDバックスのリリーバーに抑えられ、9-3のスコアで迎えた9回裏になんとか2点を奪うも、序盤の大量リードを覆えせず。
ゲームは9-5のスコアでDバックスがGm1を取りました。
復帰したテオスカー・ヘルナンデスはこの日は4-0。トミー・エドマンは4-1でした。
ブランドン・ファートはハーラー・トップの7勝目
6イニングを投げたブランドン・ファートは勝利投手となり、今季7勝目をマーク。7勝は両リーグを併せても単独トップの勝利数です。スウィーパーは前半は素晴らしく機能していましたが、さすがに3巡目には対応され始めておりました。それが大谷選手とムーキー・ベッツのバック・トゥ・バックのHRでもありました。
それにしてもブランドン・ファートは頼もしくなりました。
Gm2はDバックスがライン・ネルソン、ドジャースは山本投手が先発です。ともに右の本格派同士ということで楽しみな投げ合いでもあります。
4連敗となったドジャース。ベテラン2人とロスターから外して以来、ちょっと元気がないです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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