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【MLB 2023 FA】Dバックスがエバン・ロンゴリアと1年契約で合意

ロンゴリア、37才のシーズンへ

 現地2022年12月30日、アリゾナ・ダイヤモンドバックス(以下Dバックス)が、ジャイアンツからFAとなっていた3Bのエバン・ロンゴリア(Evan Longoria )と1年で合意しました。

 エバン・ロンゴリアは1985年10月7日生まれの37才。そろそろゴールが見えて来始めている年齢ゆえに、今オフの契約は難航するのではないか?と思われていましたが、Dバックスが手を差し伸べた形となりました。

契約内容

 現時点で明らかになっている契約内容は以下の通り。

  • 1年/$4M保証(2023)
    • インセンティブ:$1M

ロンゴリアの前契約

 エバン・ロンゴリアの前契約は以下の通り。ちょうど10年前の2012年11月26日にレイズと延長契約したものです。

  • 6 年/$100M (2017-22) + 2023 $13M クラブ・オプション ($5Mバイアウト)
    • サイニング・ボーナス:$1M
    • 支払い
      • $13M(2017)、 $13.5M(2018)、$14.5M(2019)、$15M(2020)、 $18.5M(2021)、 $19.5M(2022)
    • 2023年のオプションは2022年に以下を満たせば$5Mアップの$18Mへ
      • MVP投票でランクイン、3BでのGG賞受賞、SS賞、オールスター
    • トレードで$2M
    • サラリー$11M分は金利なしの繰延べ払い。
      • $1.5M x 2 (2017-18)、$2M x 4 (2019-2022)
    • この前の契約が6 年/$17.5M (2008-13) + 2014-16 クラブ・オプション。レイズは3度のオプションを行使
    • 2017年12月にジャイアンツへのトレードが決まった際、レイズにはサイニング・ボーナスを含めた$88Mの残債が残っていましたが、レイズはこのうち$14.5Mを負担。
    • 2023年11月10日、ジャイアンツは2023年のオプション行使を拒否

 エバン・ロンゴリアはレイズによってMLS6.00前に長期契約で囲い込まれましたので、実は今オフが初めてのFAとなります。

 ロンゴリアのAAVの計算はシーズンによって色々と値が変わるのですが、少なくともジャイアンツは2023年以降にロンゴリアの残債は残りませんし、2022年に$11M以上の計算となっていたものが削除され、2023年の現時点でのジャイアンツの贅沢税上のサラリー計算は$202Mほどで、基準額が$233Mですから、まだ$31Mほどのスペースがあります。

エバン・ロンゴリアの実績

 エバン・ロンゴリアの主な実績はご覧の通り。レイズ所属が2008年から2017年、ジャイアンツ所属が2018年から2022年ですから、ほとんどがレイズ時代の実績になります。

下記の動画は2011年9月28日のシーズンの最終戦のヤンキース戦で、ロンゴリアが延長12回裏にサヨナラHRを放ったシーン。このシーズンのALのワイルドカード枠は、各地区の2位以下の成績でレイズとレッドソックスが90勝で並び、最終戦に突入しました。レッドソックスは最終戦でオリオールズに3-4でサヨナラ負け。レイズはこの勝利で91勝目を上げ、ロンゴリアがまさにチームをポストシーズンに押し進めたのでした。

  • 2008 AL ROY
  • オールスター出場:3度 (AL:2008-2010)
  • ゴールドグラブ賞受賞:3度 (AL:2009, 2010 & 2017)
  • シルバー・スラッガー賞受賞:1度(AL:2009)
  • 20-HR以上のシーズン: 10度 (2008-2011, 2013-2017 & 2019)
  • 30-HR以上のシーズン: 4度 (2009, 2011, 2013 & 2016)
  • 100 RBI以上のシーズン:2度 (2009 & 2010)
  • 100 Runs以上のシーズン: 1度 (2009)

 レイズでの10シーズンでは打率.270、OBP .341、SLG .483、OPS .823、OPS+ 125、HR 261、RBI 892をマーク。

 一方、ジャイアンツでは5シーズンで、打率.250、OBP .312、SLG .438、OPS .750、OPS+103、HR 70、RBI 239。

【YOUTUBE】Evan Longoria opens the scoring in Game 3 with a homer! (2021)

2022年の成績

 2022年は89試合の出場にとどまり、打率.244、OBP .315、SLG .451、OPS .767、OPS+120、HR 14、RBI 42。

 SO% 27.9%はMLB平均の20.5%を大きく上回りました。

 とにかくヘルシーであれば、まだ.260以上の打率と15本以上のHRは見込めると思うので、Dバックスでの活躍に期待したいと思います。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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