スポンサーリンク

【MLB2020】「開催に反対」の”アンチ・オープニング”オーナーが6人に

”Just Do it”

 現地2020年6月17日、MLBとMLBPA(以下選手会)の交渉は特に進展はありませんでした。

 開幕から逆算して開催に必要な重要事項を20日から30日程度前にセッティングをしなければならない中、サラリー交渉を除いても、時間との戦い、新型コロナウィルス感染拡大に備えた選手たちの安全対策など課題は山積みです。

 ファンの立場からすると、コミッショナーには”Just Do it”、「やれ」の一言ではありますが。

アンチ・オープニングのオーナーは6名か

 前日の記事にて、開催に反対しているオーナーが2人いると、ジョン・ヘイマンさんの情報を記載させていただきました。

 現地2020年6月17日、複数のソースによりますとその数は増えました。メッツの情報などを追っているメディア、SNYのアンディー・マルティーノさんによるとその数は6名。

 また”The Athletic”のケン・ローゼンタールさんやエバン・ドレリッチさんはとあるエージェントの見方として「プレーを望まないオーナーは間違いなく8名はいる」とも述べています。

選手会との交渉の度に増えるが実数は不明

 ヘイマンさんも書いていましたが、この数は選手会とのやりとりがある度に増える傾向にあります。

 また、実数というよりはネガティブな見方をした場合、そのようにとれるという推測の域を出ないものではありますが、いずれにせよ、アンチ・オープニングのオーナーは6名ほどいるという見方ができそうです。

反対なら反対の根拠を

 これは私見ではありますが、どうもスッキリしないのはアンチ・オープニングであれば、自ら声明を発すればいいのに、コミッショナーをコンシェルジェ的に使って代弁させている点です。

 また視点にマイナーリーガーへのケアをどこまで念頭に入れているかも疑問です。ファンダメンタルな部分をおろそかにするのは自らの首を締めることにもつながります。

コミッショナーは開催に75%の認可が必要 

 アンチ・オープニング・アプローチのオーナーの数がなぜ重要なのか?それはシーズン開催には75%のオーナーの認可が必要だからです。

 30クラブの75%ですから22.5名、つまり23名が許可しないといけません。

 つまり反対が7名までならシーズンを開催できますが、8名に到達するとコミッショナーは開催しなくていいことになります。本来であれば、コミッショナーは開幕反対派を説き伏せて行く立場を貫いてもらいたいのですが、マンフレッド氏のこれまでの行動パターンを見ると、解任のリスクをとるようなことはしないでしょう。

 よって、7名以下であることは重要です。マンフレッド氏に「やれ!」と言えるからです。

NAID「MLBは9月で終わるべき」

 現地2020年6月17日、National Institute of Allergy and Infectious Diseases (NIAID) のDr.アンソニー・フォーチ(Anthony Fauci)氏は「MLBはCOIVD-19のセカンドウェイブに備え、ポストシーズンも含めて9月に終わるべき」とのコメントを出しました(Dr. Anthony Fauci: MLB season should end in September)。

 これは何か絶妙なタイミングですね。

 まだ開催の余地はあります。まだアンチ・オープニングのオーナーが8名になったわけではありませんから。

 引き続き、状況を注視したいと思います。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】フィリーズのザック・ウィーラーが右肩付近の血栓のため、15 Days ILへ
【MLB2025】アストロズのジョシュ・ヘイダーは左肩関節包の捻挫と判明。しかし、PSでの復帰に意欲
【MLB2025_8月】PCAが復調の3安打!しかし、スピードが裏目に出るミスも出てカブスは敗戦
【MLB2025】ナショナルズ、ナサニエル・ロウをDFAに
【MLB2025】ブルワーズが12連勝を達成!8月は負け無し!
【MLB2025_8月】大谷が5回のマウンドに上がるも、初勝利ならず!LAAは年間でLADをスウィープ!
【MLB2025】大谷が勝ち越しの43号!しかし、ドジャースはサヨナラで敗戦し、パドレスに並ばれる
【MLB2025】ドジャースのトニー・ゴンソリンが今季終了。インターナル・ブレース手術を実施
【MLB2025】ミルウォーキーが洪水被害に遭うも、ブルワーズは0-5から大逆転してメッツをスウィープ(今季2度目の9連勝)!
【MLB2025】大谷が40号HR!ドジャースはスネルも好投し、トロントに大勝!
【MLB2025】レッドソックスは9回に追いつくも、サヨナラ負け!隠し球も出たパドレスとのGm2
【MLB2025】カーショウとシャーザーのマッチアップはスキルが結集した好ゲームに!大谷、ムーキーが活躍してLADが勝利
【MLB2025】W・ビューラーが6回無失点と好投!吉田もHRを放ち、レッドソックスがパドレスとの初戦に勝利!
【MLB2025】マリナーズが首位と1.5ゲーム差に!しかし、1Bのジョシュ・ネイラーが左肩を傷める!
【MLB2025】レッドソックス、ローマン・アンソニーと8年/130Mドルで延長契約へ
【MLB2025】クイック投法で100mph!大谷が4回/8Kをマーク。打っては39号/メジャー1000安打達成
【MLB2025】ギャレット・クロシェ、9日の休養で凄みを増して13勝目!レッドソックスは7連勝!
【MLB2025】カイル・シュワーバーが大谷を抜く39、40号のマルチHR!
【MLB2025】ドジャース・山本、6回途中スコアレスで記念すべき10勝目をマーク!
【MLB2025】スピードウェイ・クラシックはブレーブスが勝利!前日の雨のサスペンデッドからの再開
【MLB2025】レッドソックス、アストロズをスウィープ!首位トロントと3.0ゲーム差へ
【MLB2025】タナー・ハウクがトミー・ジョン手術へ!復帰は2027年が濃厚
【MLB2025】スピードウェイ・クラシックは雨のため、サスペンデッド・ゲームに!8月3日に再開へ
【MLB2025】ヤンキース、トレードDLの補強が機能せず、マイアミに大逆転を許す!J・バード、D・べドナー、C・ドバルが打たれる!(追記あり)
【MLB移籍2025】ドジャースのトレードDLが控えめだったのは、けが人の復帰を見込んだもの
【MLB移籍2025】トレード・デッドライン情報!パドレスがとんでもないアップグレードを行う!(追記あり)
【MLB移籍2025】フィリーズ、ツインズのクローザー、ヨアン・ドゥランを獲得!
【MLB移籍2025】ブルージェイズがオリオールズからセランソニー・ドミンゲスを獲得
【MLB2025】エマニュエル・クラセがトレードDLの市場から消える!リリーバーのディールは大波乱へ
【MLB2025】ドジャース戦で離脱したアロルディス・チャップマンは背中の痙攣で大事に至らず
タイトルとURLをコピーしました