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【MLB2026FA】クオリファイング・オファーの期限が到来!今永、B・ウッドラフらが4名が受諾

現地2025年11月18日が期限

 現地2025年11月18日、この日は現地2025年11月6日に提示されたクオリファイング・オファーの結論が出る期限。

 クオリファイング・オファーはワールドシリーズ終了から5日後の現地2025年11月6日のFA解禁日と同じ日に提示され、この1年契約のオファーを受け入れるか、拒否してフリーエージェントとなるかを決定する期限が現地2025年11月18日だったのです。

2025−26のQOの結果

 では早速、今オフの結果を見て見ますとご覧の通りです。赤文字の選手がQOを受諾。水色の文字の選手が拒否してFAとなりました。

  1. カイル・タッカー(Kyle Tucker) OF | カブス
    →拒否
  2. カイル・シュワーバー(Kyle Schwarber)OF/DH | フィリーズ
    →拒否
  3. ボー・ビシェット(Bo Bichette) SS/2B | ブルージェイズ
    →拒否
  4. フランバー・バルデス(Framber Valdez) LHP | アストロズ
    →拒否
  5. ディラン・シーズ(Dylan Cease)RHP | パドレス
    →拒否
  6. レンジャー・スアレス(Ranger Suarez)LHP | フィリーズ
    →拒否
  7. エドウィン・ディアス(Edwin Diaz)RHP | メッツ
    →拒否
  8. ザック・ギャレン(Zac Gallen)RHP | Dバックス
    →拒否
  9. 今永 昇太(Shota Imanaga) LHP | カブス
    →受諾 
  10. マイケル・キング(Michael King)RHP | パドレス
    →拒否
  11. トレント・グリシャム(Trent Grisham) OF | ヤンキース
    →受諾
  12. グレイバー・トーレス(Gleyber Torres)2B | タイガース
    →受諾
  13. ブランドン・ウッドラフ(Brandon Woodruff) RHP | ブルワーズ
    →受諾

9名が拒否してFAへ

 FA市場でその価値が高いと目されているカイル・タッカー、カイル・シュワーバー、ディラン・シーズ、レンジャー・スアレス、ザック・ギャレンら9名が拒否しました。これは予想通りかと。

F・バルデスは勝負を賭ける

 FA前最終年が31試合でERA 3.66と圧倒というほどでもなかったフランバー・バルデスはバッテリー間のコミュニケーションが問題になったこともあり、割とネガティブなイメージで終了しました。それでも2021年から5年連続二桁勝利をマークし、ローテーションでイニング・イートしてくれる信頼感はありますから、ここはマルチ・イヤー・ディールを得るべく勝負に打って出た感があります。11月の誕生日で32歳になった年齢からももうこの1チャンスに賭けたというところでしょう。

トロント愛の強いB・ビシェットは再契約なるか?

 とにかくブルージェイズ愛が強いボー・ビシェットは受諾も考えられたのですが、ここは拒否して一旦FAとなりました。本人の希望通りに再契約となるかに注目しています。

 チームメイトのヴラディーミル・ゲレロ・Jr.が14年/$500Mでサインしましたから、ビシェットもそこを期待するのが人情。果たして、ブルージェイズのフロントがメガディールを2人にするのかどうか、ここはもうファイナンスの領域です。

M・キングもFAへ

 先発転向を条件にパドレスでサインしたマイケル・キングは転向して成功と言っていいでしょう。ヘルシーならもうこの投手も良い契約を得るところですが、微妙なのは2025年は右肩の神経を痛めていたことと左膝の炎症で夏場の2ヶ月半を離脱したこと。8月9日から復帰しましたが、2025年は15試合、73.1イニングの登板に留まりました。本人にとってまだ救いなのは復帰してからFAになったこと。果たして市場の評価は?というところです。

E・ディアスもFAへ

 実績では申し分のないメッツのエドウィン・ディアスもQOを拒否し、FAに。2025年は62試合でERA 1.63と文句なしだったのですが、2026年は32歳のシーズン。当然、オファーはあるとは思いますが、本人がどれくらいのレンジを望んでいるかもポイントになりそうです。2025年は37歳のアロルディス・チャップマンが67試合でERA 1.17と驚異的な数字をマークしたのが、エドウィン・ディアスにも追い風になるかどうか。もっとも、メジャーはシビアですから「別物!」と考えるでしょうけど。エージェントはワッサーマンです。

受諾した4名 

 受諾した4名の2026年のサラリーは$22.025Mです。

今永、まさかの受諾

 市場に打って出ると思われた今永投手がカブスに残りました。現時点ではこの決断はわかりませんが、イニング・イートしてくれるところはカブスにとっては朗報かと。5月、6月は被本塁打0だったのが、7月以降9本、5本、10本と軒並み一発に泣かされたところが改善されることを期待したいと思います。

グレイバー・トーレス

 ヤンキースを出てのびのびして力を発揮した選手の一人。2025年は.256/.358/.387、OPS .745、HR 16、RBI 74をマーク。2026年は29歳のシーズンなので、ここは市場に出てもとは思いましたが、タイガースに残りました。延長契約するかどうか。タイガースのプロスペクトの台頭とも関係が出てきそうです。

トレント・グリシャム

 GG賞2度受賞のトレント・グリシャムはヤンキースを出てFA市場に出るかと思ったのですが、残りました。おそらくヤンキースのドラフト・ピック権を期待してのQOだったと思うのですが、ここは頑張るしかありませんね。2025年は打率が.235ながら34本塁打をマーク(出た方がよかったんじゃない??とは思います)。

ブランドン・ウッドラフ

 2023年に右肩を手術したブランドン・ウッドラフは2025年のシーズン途中に復帰。リリーフでその存在感を見せつけました。2026年は復帰後初のフルシーズンになることから彼も市場に出るかと思われたのですが、残留となりました。

 2026年は33歳のシーズンです。

 QOを受諾した選手が他のクラブとサインした場合、受け入れたクラブはペナルティーが発生し、元いたクラブはドラフトピックなどの保障があります。この詳細はまたのちのど。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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