スポンサーリンク

【MLB2025FA】アスレチックスがホセ・ルクラクと1年契約!TEXの2023 WS制覇に貢献

2023 ポストシーズンのクローザー

 現地2025年1月17日、アスレチックス(2025年は都市名がつかずチーム名のみ)がまたもや動きました!レンジャーズからFAとなっていたリリーバー右腕のホセ・レクラク(José Leclerc)と1年契約でサインしました。こちらはもうオフィシャルです。

 レンジャーズは2023年にワールドシリーズを制覇。ポストシーズンは計17試合(ワイルドカードで2試合、ALDSで3試合、ALCSで7試合、ワールドシリーズで5試合)を戦いましたが、このうちホセ・レクラクは13試合に登板し、うち12試合を締めたほど要所を担ったリリーバーです。

 ピンチの時に遠くを眺めて次に投げる準備をする姿が印象的でした。

表記

 なお、当ブログではいままでJosé Leclercをホセ・レクラクと記載していましたが、どうやらルクラクが正しいようですので、もう2019年からのことですが、ルクラクに表記を統一しました。ひょっとしたら、レクラクで残っている記事も出てくるかもわかりませんが、気づき次第修正していきます。

契約内容

 アスレチックスとホセ・ルクラクの契約内容は以下の通りです。

  • 1年/$10M保証(2025)

こちらは詳細が分かり追記します。

前の契約

 ホセ・ルクラクの前回の契約内容は 4年/$14.75M (2019-22) + 2023-24 クラブオプションAAVで$3.68Mほどでしたから単価としては上がっております。また、レンジャーズは2023年に$6Mのクラブオプションを行使し、2024年も$6.25Mのクラブオプションを行使。今回はその契約が満了になったがゆえのFAでした。

ホセ・ルクラクとは

 ホセ・ルクラクは1993年12月19日生まれの31歳。ドミニカ共和国出身で2010年12月9日に16歳でアマチュアFAとしてレンジャーズとサイン。以降、レンジャーズ一筋のキャリアを誇っていました。

 メジャー・デビューは2016年で22歳の時。以降、先発も数試合ありますが、登板のほぼすべてがリリーフと見ていいです。

 メジャー本格稼働は2017年からで47試合に登板。2018年は素晴らしく、59試合(57.2 IP)に登板して、2勝3敗12セーブ、ERA 1.56をマークしました。

 2019年は70試合(68.2 IP)に登板して40試合を締め、2勝4敗14セーブをマーク。ただ、ERAは4.33でした。

肩の手術とTJ手術(2020-2021)

2020年は右肩大円筋を傷めてわずか2イニングのみでシーズン・エンディング。その余波もあり、2021年は右肘を損傷。トミー・ジョン手術を実施し、全休するに至りました。

 しかし、2022年には復帰に成功。39試合に登板して0勝3敗、ERA 2.83、7セーブをマーク。47.2イニングを投げて許した被安打はわずか33、奪三振は54。

 2023年、レンジャーズは上述のようにフランチャイズ史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げましたが、ホセ・ルクラクはレギュラー・シーズンでは57試合に登板し、0勝2敗、ERA 2.68、SO 67を奪いましたが、BB 28を与え、苦しい展開に持ち込まれることも多かったです。

 ただ、ポストシーズンでは計13回起用され、2023年10月27日のDバックスとのワールドシリーズGm1では、10回と11回を無失点に抑えて勝利に貢献。6-5のスコアで勝利。最後の胴上げはスボルツに譲りましたが、ゲーム後半の要所で見せた投球は光りました。

 2024年は64試合、66.2イニングを投げ、被安打56、被本塁打7とやや荒れてしまい、ERAは4.32に留まりました。

BB率が鍵

 ホセ・ルクラクは終盤の厳しい場面に登板していることもあり、BB%はキャリアを通じて高め。ショート・イニングのため1つのBBのインパクトが強いこともありますが、BB%はMLB平均8.4に対して、キャリアで13.2%、2024は11.1%でした。

 ただ、奪三振率は非常に高く、リーグ平均22.3%に対して、キャリアで31.2%、2024年は30.9%でした。ウィニング・ショットのスリーパーが非常に効いています。

セットアップ・ロールでの起用

 アスレチックスには104mphのメイソン・ミラーがおり、かなり強いクローザーがいますから、ホセ・ルクラクはセットアップ・ロールに回りそうです。

A’sの補強

 アスレチックスは今オフ、ロースターの補強に驚くほど積極的。ローテーションにルイス・セベリーノを獲得し、さらにはレイズから左腕のジェフリー・スプリングスも獲得。

 またOF兼DHのブレント・ルッカーと5年の契約延長を実施済みです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

  

 

 

 

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】レッドソックス、試練の終盤戦へ!ローマン・アンソニーが腹斜筋を傷めてIL入り
【MLB2025】ジャイアンツ vs ロッキーズ戦でデバースの一発を巡り、ベンチクリアー!
【MLB2025】大谷、プロスペクトのババ・チャンドラーから強烈な一発(46号)!しかし、ドジャースは敗戦!
【MLB2025】パドレスのスーパー・ブルペン、ジェイソン・アダムが左足大腿四頭筋を傷めて離脱へ
【MLB移籍2025】フィリーズ、ウォーカー・ビューラーをマイナー契約で獲得!
【MLB2025】センセーショナルな活躍を見せるA’sのニック・カーツが右腹斜筋を傷める
【MLB2025】レッドソックス、アロルディス・チャップマンとの延長契約(2026)に合意
【MLB2025】レッドソックスのペイトン・トールが鮮烈デビュー!P・スキーンズとの投げ合いで好投!
【MLB2025】レッドソックス、ウォーカー・ビューラーをリリースへ
【MLB2025】カイル・シュワーバーが1試合4HR!HR数は49となり、NL単独トップに
【MLB2025】ブルワーズのクローザー、トレバー・メギルが屈筋腱を傷めてILへ
【MLB2025】大谷が移籍後初勝利!ドジャースは計19奪三振の大記録を打ち立てる!
【MLB2025】ネイサン・イオバルディがローテーター・カフを傷めてシーズン・エンドの見通し!
【MLB2025】エンゼルス、ジェイコブ・デグロム先発のレンジャーズに4-0でシャットアウト勝利
【MLB2025】ザック・ウィーラー、胸郭出口症候群(TOS)と診断される!手術必至で2025年のシーズン・エンドが濃厚
【MLB2025】ドジャース、フリーマンの2発と大谷の45号でパドレスに快勝!山本が11勝目をマーク
【MLB2025_8月】パドレスが盤石の試合運びで連勝して単独首位へ!ドジャースはたったの2安打
【MLB2025】ギャレット・クロシェが11Kで14勝目!レッドソックスは12得点!
【MLB2025】ブライアン・ベイヨーが7回スコアレス投球!レッドソックス、ヤンキースに1-0で勝利
【MLB2025】シェーン・ビーバー、TJから華麗に復帰!!6回9Kの快投を披露
【MLB2025】不全骨折(ヒビ)のまま強行出場を続けたカイル・タッカーが34日ぶりにHRを放ち、勝利に貢献!
【MLB2025】デバースがいなくなってもアンソニーが!レッドソックス、ブロンクスでの熱戦を制す
【MLB2025】ドジャースが悲惨な敗戦!ロッキーズに完敗。先発の大谷は打球が足に直撃して途中退場
【MLB2025】ドジャース、大谷の44号HR & A・コールの活躍でロッキーズに完勝!
【MLB2025_8月】ドジャースが底力を発揮してパドレスをスウィープ!直接対決の勝ち越しも決め、優位に立つ
【MLB2025】フィリーズのザック・ウィーラーが右肩付近の血栓のため、15 Days ILへ
【MLB2025】アストロズのジョシュ・ヘイダーは左肩関節包の捻挫と判明。しかし、PSでの復帰に意欲
【MLB2025_8月】PCAが復調の3安打!しかし、スピードが裏目に出るミスも出てカブスは敗戦
【MLB2025】ナショナルズ、ナサニエル・ロウをDFAに
【MLB2025】ブルワーズが12連勝を達成!8月は負け無し!(追記:14連勝でフィニッシュ)
タイトルとURLをコピーしました