スポンサーリンク

【MLB2025FA】ナショナルズがトレバー・ウィリアムスと2年/14Mドルで再契約へ

ナッツ、ローテーション右腕と再契約へ

 年末が押し迫る中、ナショナルズが前日のジョシュ・ベルとのディールに続き、現地2024年12月30日、トレバー・ウィリアムスとの再契約を決めました。こちらは現時点では合意で、まもなくオフィシャルとなります。

契約内容

 ナショナルズとトレバー・ウィリアムスとのディールは大筋では以下の内容となっています。

  • 2 年/$14M (2023-24)

 AAVでは$7M/年。トレバー・ウィリアムスはその前の契約ではナショナルズと2022年12月に2 年/$13M (2023-24)でサイン。今回は若干のアップとなっています。

トレバー・ウィリアムスとは

 トレバー・ウィリアムズは、1992年4月25日生まれの32歳(現地2024年12月30日時点)。開幕してすぐに33歳となります。

 2013年のアマチュア・ドラフトでマイアミ・マーリンズから2巡目で指名を受け、プロ入り。2年後の2015年10月にマイナーの選手とのトレードでパイレーツに移籍。

メジャー・デビューはパイレーツ移籍後の2016年で、9月7日のカージナルス戦でジェイムソン・タイヨンのリリーフとして登板。3回を投げ、被安打3、BB 1、SO 3で失点1、自責点0に抑え、4-3スコアで勝利に貢献。ただ、この年は2戦目以降は失点が続き、7試合でERA 7.82。

 2017年は31試合中、25試合に先発し、150.1イニングを投げ、7勝9敗、ERA 4.07。

2018年に14勝

 2018年、トレバー・ウィリアムスは輝きます。この年、トレバー・ウィリアムスは背番号を57から34に変更。理由はアリゾナ州立大学の元ルームメイト、コーリー・ハーン(Cory Hahn )に敬意を表しての変更でした。

アリゾナ州立大学 背番号34 コーリー・ハーンとは? 

 コーリー・ハーンは左投げ左打ちのOFで2010年のアマチュアドラフト26巡目でパドレスから指名を受けたものの、契約に至らず、アリゾナ州立大学への進学を選択。高校時代はU18のUSA代表でした。

 2011年、コーリー・ハーンは背番号34を背負い、カレッジ・ベースボールにデビュー。ところがデビューから3試合目、初回に2Bへの盗塁を試みて頭からスライディングしたハーンは相手野手と衝突。この時、首の骨を折る大事故に遇ったのでした。 怪我の後は懸命にリハビリに励み、その間、お父さんはお仕事を辞めて支援したそうです。リハビリ後は学生コーチに。2013年のアマチュア・ドラフトでDバックスは地元の学生の彼にスカウトの仕事を提供するために34巡目で指名。2014年5月にアリゾナ州立大学でビジネスの学位を取得。

 その後、Dバックス内でしっかりつ務め上げた彼は、2024年時点でBaseball OperationsのAssistant Director, Player Personnelというポジションで頑張っておられます。

 そして2024年のBaseball AmericaのTrailblazer of the Year!を受賞しました。Trailblazer とは先駆者です。いつかGMになるのが夢なのだそうです。

D-backs Staff Directory | Arizona Diamondbacks
Find the full listing of D-backs front office department and staff mem...

 さて、トレバー・ウィリアムスですが、2018年の前半戦は19試合に登板して7勝7敗、ERA 4.36とまずまずの成績でしたが、後半戦に突如メジャー屈指の好投手に変貌!オールスターブレイク後の10先発で6勝2敗、ERA 1.19をマーク。

 7月23日には、インディアンスを7-0で破り、自身初の完投(CG)・完封(SHO)勝利を挙げました。9月16日のブルワーズ戦では6回をスコアレスに抑え、ポストシーズン進出を懸けた試合にチームも3-2のスコアで勝利。

 9月22日のブルワーズ戦でも6回をスコアレスに抑え、チームも3-0のスコアで勝利し、自身14勝目をマーク。この年は31試合、170.2イニングに登板し、14勝10敗、防御率3.11。

 2019年は26試合に先発し、145.2イニングを投げ、7勝9敗、ERA 5.38。2020年は11先発で、ERA 6.18。

 2020年オフにFAとなり、2021年2月にカブスと1年/$2.5Mでサイン。2021年には先発ローテーションに入り。最初の4カ月は13試合(先発は11試合)で4勝2敗、ERA 5.06と振るわず。

カブスがPCAを迎えたトレード

 その後、トレード・デッドラインでカブスがベテランを大量に放出したファイヤーセールに彼も入り、7月30日にSSのハビアー・バイエスとともにメッツに移籍。この時、カブスがメッツから獲得したプロスペクトがPCAことピート・クロウ=アームストロングです。

 2022年は30試合(9試合先発)で89.2イニングを投げ、ERA 3.21。

ナッツへ

 2022年オフにナッツと2年契約でサインし、2023年は30先発、144.1 イニングを投げ、6勝10敗、ERA 5.55。

 2024年はシーズン途中に右腕屈筋を捻挫し、やばい状態になりましたが、シーズン中に復帰。結果的に13試合、66.2イニングのみの登板でしたが、投げたゲームは良い結果を出し、6勝1敗、ERA 2.03でした。この好成績もあり、新たな2年契約をゲットしたというところでしょう。

ナッツのローテーション

 ナッツの2025年のローテーションですが、2024年に10勝をマークしたマッケンジー・ゴア(LHP)とジェイク・アービン(RHP)が中心。左腕はマイケル・パーカー、DJ.ハーツもおります。

 今オフは元ブレーブスのマイケル・ソロカも獲得しており、今回のトレバー・ウィリアムスの加入でローテーションはほぼ完成です。

 あとはブルペンが不安定ですので、まだナッツは強化に乗り出すかと思います。 2019年のワールドシリーズ制覇以来の躍進を見せることができるか?注目ですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】大谷が5回ノーヒッター&50号HR!しかし、ドジャースは勝ちゲームを落とす
【MLB2025】フィリーズ、ドジャースとの死闘を制し、NLイースト2連覇を達成!
【MLB2025】カル・ロリーがミッキー・マントルに並ぶ54号HR!マリナーズはAL西地区単独首位へ
【MLB2025】大谷が49号!ドジャースはカーショウの初回の4失点を跳ね返して勝利
【MLB2025】タイガースのタリク・スクーバルとハビアー・バイエスの怪我の状態
【MLB2025】ウォーカー・ビューラーがフィリーズ移籍後初登板!失点傾向をケアして勝利投手に
【MLB2025】アロルディス・チャップマンの無安打記録に終止符を打ったのはシェー・ランゲリアス!
【MLB2025】レッドソックスのコナリー・アーリーが5回、11奪三振の衝撃デビュー!
【MLB2025】ドジャース、今度はコンバインド・ノーヒッターを逃すも、大きな勝利を上げる
【MLB2025】スレイド・セコーニが7回までノーヒッター!ロッキオの守備も光り、ガーディアンズがWCレースでKCを抜く!
【MLB2025】大谷が今季12本目のリードオフを含む47、48号のマルチHR!ドジャースは連敗ストップ
【MLB2025】山本が9回2アウトまでノーヒットノーラン!しかし、ドジャースは大惨事に!
【MLB2025】大谷が緊急で先発!100mph超えを連発するも、ドジャースはまたけが人が出てサヨナラ負け
【MLB2025】NLサイ・ヤングへ! ポール・スキーンズがドジャースを圧倒!ERAは1.98に!
【MLB2025】レッドソックス、試練の終盤戦へ!ローマン・アンソニーが腹斜筋を傷めてIL入り
【MLB2025】ジャイアンツ vs ロッキーズ戦でデバースの一発を巡り、ベンチクリアー!
【MLB2025】大谷、プロスペクトのババ・チャンドラーから強烈な一発(46号)!しかし、ドジャースは敗戦!
【MLB2025】パドレスのスーパー・ブルペン、ジェイソン・アダムが左足大腿四頭筋を傷めて離脱へ
【MLB移籍2025】フィリーズ、ウォーカー・ビューラーをマイナー契約で獲得!
【MLB2025】センセーショナルな活躍を見せるA’sのニック・カーツが右腹斜筋を傷める
【MLB2025】レッドソックス、アロルディス・チャップマンとの延長契約(2026)に合意
【MLB2025】レッドソックスのペイトン・トールが鮮烈デビュー!P・スキーンズとの投げ合いで好投!
【MLB2025】レッドソックス、ウォーカー・ビューラーをリリースへ
【MLB2025】カイル・シュワーバーが1試合4HR!HR数は49となり、NL単独トップに
【MLB2025】ブルワーズのクローザー、トレバー・メギルが屈筋腱を傷めてILへ
【MLB2025】大谷が移籍後初勝利!ドジャースは計19奪三振の大記録を打ち立てる!
【MLB2025】ネイサン・イオバルディがローテーター・カフを傷めてシーズン・エンドの見通し!
【MLB2025】エンゼルス、ジェイコブ・デグロム先発のレンジャーズに4-0でシャットアウト勝利
【MLB2025】ザック・ウィーラー、胸郭出口症候群(TOS)と診断される!手術必至で2025年のシーズン・エンドが濃厚
【MLB2025】ドジャース、フリーマンの2発と大谷の45号でパドレスに快勝!山本が11勝目をマーク
タイトルとURLをコピーしました