ブルワーズ、逃げ切る!
現地2025年7月19日、ブルワーズ@ドジャース戦のGm2で大谷選手に一発が出ました!
ドジャースはエメット・シーハンが3回に捕まって4失点と非常に苦しい展開に陥ったのですが、それをすぐさま反撃に転じたのが大谷選手の一発。
なんとか大量失点を挽回したドジャースでしたが、さあこれからというときにエメット・シーハンが勝ち越し打を打たれるなど、中盤にリードを許して乗り切れず、結局1点差ゲームを逃してしまいました。
ドジャースはこれで後半戦連敗スタートです。
エメット・シーハン、ゲームを作ることが出来ず
ローテーションの一角として期待したいエメット・シーハンでしたが、1、2回は上位打線をなんとか抑え、いい立ち上がりを見せました。
しかし、3回表、下位打線に捕まり、ブレイク・パーキンスにトリプル、ジョーイ・オルティズにタイムリー・シングルを打たれて先制点を許すと、2巡目の上位打線のターンで四球も絡んだ長単打と犠牲フライでさらに3失点。ブルワーズに4点のビッグイニングを与えてしまいます。
大谷が反撃の33号
まずい展開をすぐにキャンセルに走ったのが大谷選手でした。4点を奪われた直後の3回裏、ドジャースは9番のミゲル・ロハスが四球を選んで出塁。ここでリードオフの大谷選手の打席に。
大谷選手はブルワーズ先発のフレディー・ペラルタの初球のチェンジアップがほぼど真ん中に入ってきたところを粉砕。打ち出し速度113.9mphの強烈な打球は左中間への豪快な2ランHRに。飛距離 448ft (136.55 m)とよく飛びました。取られた直後に2点を返したのは大きかったですね。
その後もドジャースはウィル・スミス、フレディー・フリーマンと繋いでランナーを貯めると、テオスカー・ヘルナンデスがタイムリー・ダブルを放ってこのイニング3点目。さらにワイルド・ピッチでも1得点したドジャースはすぐに4点差をキャンセルし、4-4の同点に。ここまでは良かったのです。
中盤に失点
4回表、エメット・シーハンは先頭のアイザック・コリンズにRFへソロHRを許し、すぐに勝ち越しを許してしまいます(4-5)。シーハンはこれで降板となりました。
ドジャースはこの後、ジャック・ドライヤーがなんとかゲームに落ち着きを与え、2.0イニング無失点の好投。
しかし、6回表、3番手のベン・カスパリアスが前日にやられたケイレブ・ダービンにタイムリー・ダブルを打たれて4-6とリードを拡げられてしまいます。
ドジャースは6回裏にシングルが続いて大谷選手のLFへのタイムリーで1点を返し、5-6と追い上げましたが、7回表にアンソニー・バンダがタイムリーを許し、8回表にはルー・トリビーノがジョーイ・オルティズにソロHRを浴び、リードを拡げられてしまいます(5-8)。
それでもドジャースは8回裏にトミー・エドマンとミゲル・ロハスのソロHRで2点を返し、7-8と1点差まで追い上げましたが、9回裏はトレバー・メギルにきっちりと抑えられ、ゲームセット。
スコア8-7でブルワーズが勝利。ドジャースは連敗となりました。
マンシーをもがれ、エドマンも不調だったが・・・
ドジャースが苦しいのは、1つはご承知の通り、投手にけが人が多数出ている点にありますが、それでもローテーションは昨日先発のタイラー・グラスノーが復帰したりと、なんとか回せています。今はブルペンがしんどいのです。春先からローテーションにけが人が多数出て、フル稼働でしたから今は疲れがどっと押し寄せてきている状態。これはもうどうしようもないので、トレード・デッドラインでブルペン補強に走るのは明白です。このままだと秋まで持ちませんから。
それにせっかく打撃がホットになり、大爆発中であったマックス・マンシーがゲーム中のアクシデントで膝を傷めて離脱。彼さえももがれてしまってはせっかく、上位から下位打線にかけての波状攻撃ができていたところが、打線が分断される状態に。それにこれまで本当に良いところでチームを救ってきたトミー・エドマンが大スランプに陥っていた点も上げられます。
トミー・エドマンはこのゲーム前まで直近7試合で29打席に立ち、26打数無安打。そしてこのゲームでも最初の2打席でヒットレスでしたから、31打席(28打数)連続無安打だったのです。
幸いなことに、3打席目にシングルを放って重荷から開放されると、4打席目はソロHRが出ましたから、一応、トンネル脱出・・・と見ていいかと思います。エドマンが戻ってきてくれれば大きいですね。
苦しいドジャースですが、Gm3はクレイトン・カーショウが先発します。ブルワーズはホセ・キンタナ。ベテラン左腕同士の投げ合いですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント