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【MLB2024FA】Dバックスがルルデス・グリエル・Jr.と再契約!3年保証、オプトアウトあり!

Dバックス、打線の中核を呼び戻すことに成功!

 現地2023年12月17日、2023年にセンセーショナルな”Caos(ケイオス=混沌)”を巻き起こしたDバックスがディールを決めました。打線の中核として長短打をバランスよく放ったルルデス・グリエル・Jr.と再契約です。

 このディールはフィジカルチェックの検査待ちでまもなくオフィシャルとなる予定です。マイク・ヘイゼンGMは着々と編成を仕上げていますね。

表記

 Lourdes Gurriel Jr. の表記は、当ブログではずっと「ルルデス」で記載してきました。スペイン語だともろに「ルルデス」なのです。ただ、実況などを聴くと、釣りの「ルアー」と同じような発音で「ルァデス」というふうに読んでいます。「ルルデス」でも間違いではないことから今回も「ルルデス」で表記させてもらいます。

契約内容

 Dバックスとルルデス・グリエル・Jr.の契約は大筋ではご覧の内容です。

  • 3 年/$42M (2024-26) + 2027 オプション
    • 2027 $14Mクラブオプション
    • 2025年終了時にオプトアウトあり。

 4年目のクラブオプションは$14M。これにバイアウトがつくと思われますが、補償金額としては3年総額で$42M。そして2年終了後にオプトアウトありという内容となっています。

ルルデス・グリエル・Jr.のこれまで

前の契約

 ルルデス・グリエル・Jr.の前の契約は、 2016年11月にトロントと三した7年/$22M (2017-23)。

横浜には来ず

 ルルデス・グリエル・Jr.はキューバ出身。兄のユリ・グリエルは2014年に横浜でプレーしました。翌2015年、ルルデスはその兄の更新とともに来日して2年契約で横浜でプレーすることが決まっていました。ところが、兄弟ともに怪我の治療で来日は延期され・・・ともに日本に来ることはありませんでした。アメリカでプレーする機会を模索していたようです。

キューバ出身

 契約は真っ正直に守って欲しいとは思います。ただ、キューバ出身で海外でプレーするには一時は命がけで亡命したという選手もいたぐらいですから、一筋縄ではいかない背景があったことも事実です。表に出ていることと、内情は必ずしも一致するとは限りませんから、真実はわかりません。ただ、イメージは悪いですね。

 話はルルデス・グリエル・Jr.の前の契約に戻りますが、ルルデスはトロントと2016年11月に7年/$22M (2017-23)でサイン。

 トロントでは契約翌年の2018年にデビュー。2022年まで5シーズン在籍。2018年から2019年の2年間はゲームに出たり出なかったりという2年間でしたが、2020年には60試合中57試合に出場。打率.308をマークしました。

 2021年と2022年はエブリデーOFとしてシーズンの大半に出場。トロントでの5シーズンはトータルで打率.285、OBP .329、SLG .468、HR 68、RBI 254をマーク。よく打ちました。

Dバックスへ移籍

 2022年12月にトロントとDバックスの間でトレードが成立。ルルデス・グリエル・Jr.は捕手のガブリエル・モレーノとともにDバックスへ移籍しました。

 このトレードはトロントへ行くドールトン・バーショに注目が集まり、その次にガブリエル・モレーノ。ルルデス・グリエル・Jr.はバーショウとの交換という扱いとなりました。ただ、蓋を空けると、Dバックスは大成功のトレードとなりましたね。

2023年の成績

 Dバックスへ移籍したルルデス・グリエル・Jr.は1145試合に出場し、144安打を放ち、打率.261、OBP .309、SLG .463、HR 24、RBI 82、Run 65をマーク。20HR以上で.260を超える打率をマークするとベンチも非常に助かりますね。夏にはオールスターにも出場。

 ポストシーズンでは、ブルワーズとのWCシリーズは8-1と大人しかったものの、ドジャースとのNLDSでは13-4、.308/.308/.615、HR 1、RBI 3をマーク。

 フィリーズとのNLCSでは27-7、.259/.286/.444、HR 1、RBI2、SB 2。

 レンジャーズとのWSでは18-6、.333/.350/.500、HR 1、RBI 5と活躍しました。

QOはなし

 ルルデス・グリエル・Jr.のMLSは2014年1月で5.094。よって、まだFA資格ではありません。ただトロントとの7年契約の中で、期限が切れた後にFAとなるという文言が入っており、ゆえにこのオフはFAとなりました。

 Dバックスとしてもルルデスの活躍は評価していたと思うのですが、今年のQOは単価が$20.325Mと高額になったこともあり、DバックスはルルデスにQOを提示せず、FAとして再化益したという流れです。

Dバックス、次はDH獲得へ

 ルルデスと再契約し、クリーンナップの1人を獲得したDバックスはあとはパンチのあるDHを求めています。ジャスティン・ターナー、J.D.マルチネスの名前が挙がっていますが、どうなるでしょうね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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