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【MLB2024】マイアミのエドワード・カブレラがショルダー・イシューを発症

開幕ILは濃厚

 現地2024年3月11日、マイアミ・マーリンズのローテーション右腕のエドワード・カブレラ(Edward Cabrera)が右肩を負傷。開幕ILがかなり濃厚といった状況となりました。現地2024年3月28日の開幕まで残り2週間強となった段階での発症。マイアミにとっては緊急事態となりました。

MRIの結果、インピンジメント症候群

 エドワード・カブレラは、現地2024年3月10日のグレープフルーツ・リーグのカージナルス戦に登板。しかし、投球練習をしたところで右肩に張りを訴えてそのまま退場。怪我であることは明白でした。翌日に通院しMRIを撮影。その診断が出たのは12日のことで、結果は右肩インピンジメント症候群と診断されました。

 インピンジメント症候群とは、投球動作に不可欠な肩の回旋運動ができない状態のことで、肩を上げていくときに痛みや引っかかりを感じ、一定角度以上にに挙上できなくなる症状の総称。

S・マクラナハンもかつて発症

 このインピンジメント症候群は「肩痛」と言えば、ローテーターカフか、このインピンジメント症候群かというくらいに投手にとって頻繁に直面する怪我でもあります。

 現在、トミー・ジョン手術のリハビリ中のレイズのシェーン・マクラナハンも2022年にこの症状を発症。シェーン・マクラナハンは9月までに12勝8敗をマークしましたが、このインピンジメント症候群により2週間離脱。もし、それがなければ2022年もサイ・ヤング賞候補に名を連ねていたたであろうと言われています。

 そしてシェーン・マクラナハンが離脱したのは2022年9月1日から9月14日までのちょうど2週間。その後は、10月1日の最終登板まで5試合に登板し、いずれも5.0イニングを投げきっています。

 症状には個人差がありますが、肩のひっかかりが解消してドクターからOKが出るようなら、場合によっては開幕シリーズに間に合うかもしれません。

 ただし、少し期間を置けば治まる症状なら、ここで無理をする必要はなく、むしろ不安を解消してから復帰する方が将来的にも良いでは?とも思います。 

 エドワード・カブレラは引き続き、慎重に症状を見ていくことになっています。

エドワード・カブレラとは、

 エドワード・カブレラは、1998年4月13日生まれで2024年の開幕後に26才となります。ドミニカ共和国の出身で、2015年7月にアマチュアFAとしてマイアミ・マーリンズとサイン。デビューは2021年で23才のシーズンでした。

 2022年に14試合に登板し、71.2 IPで6勝4敗、ERA3.01をマーク。2023年は22試合中、20試合に先発し、99.2 イニングで7勝7敗、ERA 4.24をマーク。

BBが多い

 非常に強いボールを投げるエドワード・カブレラですが、問題はコントロール。キャリアを通じたBB9は5.4で2023年は6.0。先発とは言え、ちょっとBBの数が多いのです。

マイアミのローテーション

 エドワード・カブレラが抜ける可能性の高いマイアミですが、現時点でエースのサンディー・アルカンタラがトミー・ジョン手術のリハビリで離脱中。さらに、左腕のブラクストン・ギャレットもこのスプリング・トレーニングで左肩を傷めており、彼も開幕は微妙です。

 よって、ヘスス・ロザルドがローテーションの軸となり、左腕のトレバー・ロジャース、20才のエウリー・ペレスがそれに続きそう。さらにA.J.パックもローテーションに入らざるを得なくなる見込みで、後は左腕のライアン・ウェザーズがローテーションの最後の枠を勝ち取れるかどうかというところです。

 エドワード・カブレラはまずは肩をしっかり治してもらいたいですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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