スポンサーリンク

【MLB2024】メッツの新監督に就任したカルロス・メンドーサとは?

メッツの新監督

 現地2023年11月6日に静かに決まったのがメッツの新監督。

 メッツの新監督は大方の予想ではブルワーズとの契約が切れたクレイグ・カウンセルになると思われたものの、いざ蓋を開けるとクレイグ・カウンセルは急遽、カブスの新監督に決定。メッツはカウンセルの他に、アスレチックス監督のマーク・カートセイやカブスのベンチコーチ、アンディ・グリーンらにも興味を示していましたが、ヤンキースのベンチコーチであったカルロス・メンドーサ(Carlos Mendoza )に決めました。

契約

 メッツとカルロス・メンドーサの契約は3年。2027年にはクラブ・オプションがついています。

  • 3 年(2024-26) + 2027 クラブオプション。

 3年契約の総額は$4.5M程度と言われており、AAV(Annual Average Value)では$1.5M/年という意外なほど安いサラリーとなりました。クレイグ・カウンセルとの面談ではどれくらい提示されたのかはわかりませんが、カブスが提示したAAVで$8M/年のレートを遥かに下回ったということかもしれません。

バック・ショーウォルター監督の後任

 メッツはシーズン・ファイナルとなった現地2023年10月1日のフィリーズ戦(1-9で敗戦)を前に記者団の前で来季の指揮を執らないことを発表。大補強したにも関わらず、75勝87敗に終わったことで解雇されたのでした。

 バック・ショーウォルターとメッツは2022年から2024年までの3年契約でしたが、任期途中の解任ということに。

カルロス・メンドーサとは

 新しくメッツの監督に就任するカルロス・メンドーサ(Carlos Mendoza )は、1979年11月27日生まれの43才。ベネズエラ出身です。現役時代はSSほかINFをこなす右投げスイッチヒッターでした。

Carlos Mendoza Minor, Independent, Winter & Fall Leagues Statistics | Baseball-Reference.com
Carlos Mendoza Minor, Independent, Winter & Fall Leagues Statistics in...

選手時代

 余り有名ではないのはビッグリーグでプレーすることなく現役を終えたからです。

 1997年、17才でサンフランシスコ・ジャイアンツのクラスAマイナスからプロとしてのスタートを切ったカルロス・メンドーサは2009年から2010年にかけて行われたベネズエラ・ウィンターリーグを最後にバットまで計13シーズンにわたってマイナー・リーグで過ごしてきました。

  2003年にトリプルAに上がるも、メジャーでのチャンスはありませんでした。2004年から2005年にかけて独立リーグでプレーした後、2006年からヤンキースのマイナーに所属。ヤンキース・マイナーでの2009年にカルロス・メンドーサは選手として4月から5月にかけてはAAAで計3試合、5月から6月にかけてはAAで7試合に出場。そして現役最後は2009-10の年またぎで行われたベネズエラ・ウィターリーグでの3打席です。

コーチ経験

 2009年6月からはクラスAマイナスのスターテン・アイランド・ヤンキースのコーチに就任。シーズンが終わってから上述のベネズエラWLに参加して最後に現役時代にケリをつけたということのようです。

 2010年に当時ヤンキース傘下にあったチャールストン・リバー・ドックスのコーチを務めた後、2011年にヤンキースのルーキー・リーグ・レベルの監督に就任。2012年には再びリバー・ドックスに移り監督を務めました。

 2013年以降はヤンキースの守備巡回コーチを務め、2018年からはビッグリーグでの内野コーチに昇格。2019年シーズン直後にアーロン・ブーン監督のベンチコーチに任命され、2023年まで4シーズン、ダグアウトのキーポジションを務め上げました。

複数クラブの監督候補に

 カルロス・メンドーサに興味を持ったのはメッツだけではありませんでした。最終的にスティーブン・ボートに決まったガーディアンズもテリー・フランコーナの後任としてメンドーサをピック。さらに、パドレスもボブ・メルビンの後任としてメンドーサと面接したと報じられています。力はかなり評価されているということですね。

メッツの2023年

 2022年に101勝を挙げたメッツは、2023年にはジャスティン・バーランダー、デービッド・ロバートソン、千賀滉大投手、ホセ・キンタナを加え、エドウィン・ディアスとブランドン・ニモとの再契約に$200M以上を投資。

 しかし、2023年には予想を大きく下回る成績に。バーランダー、ロバートソン、マックス・シャーザーはトレードデッドラインで移籍。 2023年の成績は75勝87敗で、NLイーストではブレーブスに29ゲーム差、NLワイルドカード最終順位には9ゲームも差がつきました。

 なかなかハードな状態のメッツですが、来季はクローザーも戻ってきますし、良い要素が多いです。問題は打撃ですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】絶好調のPCA!2試合連続HRを含むRBI 7、盗塁2でドジャース戦の連勝に貢献
【MLB2025】エンゼルスがイアン・アンダーソンをDFAに
【MLB2025】UCLを傷めていたトリストン・マッケンジーが手術回避の結果、DFAに
【MLB2025】エンゼルス、3点ビハインドの9回裏に大逆転!ジョー・アデルがサヨナラ安打を放つ
【MLB2025】ギャレット・クロシェ、ERAが1.13に!BOSはカサスのサヨナラ安打でCWSに勝利
【MLB2025】パヘスがまたもHRを強奪!佐々木は6回を投げきるも、最後に笑ったのはレンジャーズ!
【MLB2025】山本、デグロムとの投手戦を制す!またもエドマンが殊勲の一打
【MLB2025】大谷がパタニティー・リストで欠場へ!E・ロザリオがロスター入り(朗報あり!)
【MLB2025】レンジャーズのクマール・ロッカーがメジャー初勝利をマーク!
【MLB2025】スペンサー・ストライダーが復帰!最速で通算500奪三振を記録
【MLB2025】ホームラン単独トップ(8号)のA’sのタイラー・ソーダーストロムとは?
【MLB Injury 2025】クリス・ブライアントがILへ。復活の道は遠し。ロッキーズの経営にも大きく影響
【MLB2025】パドレス、3試合連続でロッキーズをシャットアウト!圧巻の成績で高品質ゲームを連発中
【MLB2025】ミゲル・ロハス、ドジャース投手陣のモノマネで球場を沸かせる
【MLB2025】アンディー・パヘスがGSを強奪!佐々木は最長5回を投げきるも、ドジャースは大敗!
【MLB2025】試合を決めたのはまたしてもトミー・エドマン!ドジャースは山本も輝き、ホーム10連勝を達成
【MLB2025】 コナー・ウォンの小指骨折を受け、レッドソックスがヤスマニ・グランダールを獲得!
【MLB2025】ドジャース、連敗を3でストップ。ロード・トリップは2勝4敗で2シリーズ連続で落とす
【MLB2025】HOU、CWSなどで活躍したリリーバーのオクタビオ・ドーテルが不慮の事故で亡くなる
【MLB2025】レッズ、ハンター・グリーンが圧巻の投球!好調ジャイアンツを完全に支配!
【MLB2025】ブルージェイズ、ブラディミール・ゲレロ・Jr.と14年/500Mドルで延長へ!
【MLB2025】ドジャース、連敗せず!佐々木朗希がゲームメイク!A・ノラは好投が報われず!
【MLB2025】ドジャースが初黒星!フィリーズはJ・ルザルドとリアルミュートが躍動!大谷の盗塁連続成功は38でストップ
【MLB2025】レッドソックスがフェンウェイ・オープナーで勝利!ビューラーが移籍後初勝利
【MLB2025】ドジャース、大谷の今季3号サヨナラHRで開幕8連勝!ATLは7連敗
【MLB2025】今季メジャー初完封はレンジャーズのネイサン・イオバルディ!99球で達成!
【MLB2025】レッドソックス、ギャレット・クロシェと6年の延長契約で合意へ
【MLB2025】開幕3戦で15本塁打! NYYが巻き起こした新バット「トルピード “Torpedo”」の大波紋
【MLB2025】ドジャースがタイガースを力でねじ伏せてスウィープ!佐々木はホーム・デビューで苦戦
【MLB2025開幕Gm2】ナイス・ゲーム!粘るタイガースにトミー・エドマンとムーキー・ベッツが立ちふさがる!
タイトルとURLをコピーしました