ポスティング・ウィンドウぎりぎりでの決定
現地2026年1月3日、巨人からポスティングでMLB入りを目指していた岡本和真選手のMLB入りが決定。トロント・ブルージェイズに決まりました。
岡本選手は現地2025年11月21日に西武の髙橋光成投手同様にポスティングが受理され、そのウィンドウは同日午前8時(東部時間)からスタート。45日間の期限は現地2026年1月4日午後5時(東部時間)に迫っており、残り1日という段階での決定でした。
契約内容
ブルージェイズと岡本選手の契約内容は判明しているところだと以下の通り。
- 4年/$60M (2026-2029)
- サイニング・ボーナス: $5M
- サラリー:
- 2026: $7M | 2027-2029: $16M/年
- オプトアウトなし
岡本選手のエージェントはボラス・コーポレーション。今井達也投手がアストロズから3年$/54M、オプトアウト条項2つ付きでサインし、村上宗隆選手がホワイトソックスと2年/$34Mといずれもショート・タームを余儀なくされました。
岡本選手は打撃では評価が高かったものの、守るべきポジションの関係でやはりショート・タームが予想されました。
ただ額面で考えるとやはり良い評価を得られたのではないかと思われます。
リリース・フィー
この$60Mという額面で巨人へのリリース・フィーを計算するとご覧の通り。
- $50,000,001以上の契約 = $64M
- 最初の$25Mに対して →20% = $5M
- 次の$25Mを超える額に対して→17.5% = $4.375M
- $50Mを超える部分に対して→15% = $1.5M
計$10.875M となります。 JPY 156/ USDで計算すると、16億9千650万円となります。
アーニー・クレメントは2Bに
今回、ブルージェイズは岡本選手を3Bで起用することを考えています。
そうなると今ポストシーズンで大活躍だった3Bのアーニー・クレメントをブルージェイズは2Bにコンバートする見込み。そして2Bのアンドレ・ヒメネスはSSに就く見込み。
岡本選手は1Bの経験もありますが、ブルージェイズにはヴラディミール・ゲレーロ・Jrがおりますから、場合によっては彼が守備に就かない時は1Bを守るということも。
なお、守備の選択肢はOFにも及び、もしOFに就いた場合はアディソン・バーガーやデービス・シュナイダーらとともに内外野の両方で起用されるケースも。
ビシェットとの契約はもうなさそう
こうなるとブルージェイズはゲレロ・Jr.とともにフランチャイズの顔であったボー・ビシェットとの再契約の可能性はかなり低くなったと考えて良さそうです。
噂ではOFのタッカーを狙う
ブルージェイズは噂ではカブスからFAとなっているOFのカイル・タッカー獲得も視野に入れています。
そうなるとブルージェイズのOFはカイル・タッカー、ドールトン・バーショウ、ジョージ・スプリンガー、アンソニー・サンタンデアがDHとOFコーナーを分担し、ネイサン・ルークス、マイルズ・ストロー、ジョーイ・ロパーフィド、そして岡本選手、バーガー、シュナイダーらがパートタイムOFとして起用可能に。しかし、であればOFはいかにも過密状態となり、トレードを余儀なくされそうです。
ワールドシリーズGm7で勝利まであと2アウトのところまで迫ったブルージェイズにとって、OF選手のトレードにより、投手陣の補強に走るかもしれません。
すでにディラン・シースとコーディ・ポンスが今オフにローテーションで補強され、タイラー・ロジャースもリリーフ陣に加わっております。
岡本選手は、2021年と22シーズンに3Bでゴールデングラブ賞を受賞しております。
また岡本選手はかつて打撃では94mph以上に対して不安定な成績を残してきたものの、2025年に改善を見せており、打撃では癖はないものと見られております。
TOR、念願のNPBプレーヤー
ブルージェイズは過去2シーズン、大谷翔平選手、山本由伸選手、佐々木朗希選手の獲得を試みましたが、いずれもドジャースに阻まれました。さらに、その3選手によりワールドシリーズ制覇を阻まれたと言ってもいいです。
岡本選手に対し、レッドソックス、パイレーツ、カブス、エンジェルス、マリナーズ、パドレスといったクラブが獲得に動いていると報じられておりましたが、NPBプレーヤーのチーム内での良い効果を十二分に理解しているブルージェイズは今回、ようやく獲得に至りました(ポスティングでの獲得という意味で。過去には川崎選手らが在籍)。
TORの贅沢税上のサラリー
岡本選手のAAVは$15M。これを加えると現時点のブルージェイズの40manの贅沢上のサラリーは$304M。2026年の閾値は$244Mですから、すでに超過が決定。
ブルージェイズは2024年は閾値内に収めて一旦はリセット。2025年は閾値$241Mに対して$278Mで超過1年目となりました。
2026年のサラリーはすでに閾値より$60Mを超えておりますが、20254年から2年連続超過の実績となり、ドラフト1巡目指名権が10位下がることに加え、それ以上の支出には110%の追加レートが課せられることになります。
今オフは更にどう出るのか?ブルージェイズに注目ですね。
お読みいただき、ありがとうございました。

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