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【MLB2026移籍】ヤンキースがロッキーズからアンヘル・チビイーをトレードで獲得!ロッキーズも有力左打者をゲット

なかなか良いトレードが成立

 現地2026年1月28日、ヤンキース・ロッキーズ間でトレードが成立。ヤンキースは化ければ凄いハードスロー・リリーバーを獲得し、ロッキーズはAAAでしっかりと鍛え上げられ、まもなくメジャーに上がる可能性のある1Bを獲得。これはメジャーのトレードでは珍しいくらいに戦力が均衡した良いトレードになっています。

トレード概要

ヤンキースGET

  • アンヘル・チビイー(Angel Chivilli/23) RHP

 ファミリーネームの読み方が難しく、スペルとの違和感がありますが、どうやらチビイーで良さそうです。場合によってはチビイと伸ばさないかもしれません。

ロッキーズGET

  • T.J.ラムフィールド(T.J. Rumfield/25)1B | B/T: L/R

 二人がこれから化ける可能性を持っている点では均衡しているですが、アンヘル・チビイーはすでにメジャーデビュー済み。2024シーズンから投げており、すでに2年間で73試合の実績。T.J.ラムフィールドは未デビューです。現時点ではデビュー済みのチビイーの方が価値ありですが、数年後にどうなっているのか?これは面白いですね。

 なお、このディールはすでに両クラブともに認めていて、オフィシャルとなっています。

NYYはロスター調整

 ヤンキースは40manロスターがフルだったため、チビイーのスペースを空ける必要があり、OFのマイケル・シアニ(Michael Siani) をDFAとしています。マイケル・シアニは今オフにウェーバーで獲得した選手でそれまではカージナルスでプレー。2024年には124試合に出場するなど、実績はあります。ただ2024年のオフェンス面は.228/.285/.285と振るわず、2025年は19試合のみの出場でした。今オフはロスター調整の波を幾度も食らい、DFA→ウェーバー公示→クレームオフ→DFAを繰り返されており、スプリング・トレーニングまでに落ち着くかどうかというところです。

(ヤンキース)アンヘル・チビイーとは

 リリーバーが欲しいのはどこも同じ。ロッキーズは今オフ、編成トップがかなり有能な二人に刷新されましたが、これからという若いいいリリーバーと出すとはちょっと驚きでした。ヤンキースにとってはいいディールで、成長のために一時的に被害を被るケースが出ることも予想されますが、もしもしっかり鍛え上げて完成品に磨き上げれば、ブルペンに多大な効果をもたらすことになるでしょう。

 アンヘル・チビイーは2002年7月28日生まれでドミニカ共和国出身。2018年7月にアマチュアFAとしてロッキーズとサイン。15歳でした。2019年に16歳でドミニカ・サマー・リーグでプロデビューを果たし、当初は先発として起用されていました。

 2020年はコロナ・パンデミックでマイナー・リーグがキャンセルされましたので、1年遅れた形となりましたが、ロッキーズ自体の投手崩壊もあり、2023年までの3年間は割と順調に昇格。2024年にダブルAで開幕を迎えてすぐにトリプルAに昇格し、2024年6月3日にメジャー・デビューを果たしました。

 2024年は30試合、31.2イニングに登板してERA 4.55。SOは28でBBは10。SOレートは21.1%でメジャー平均の22.4%をわずかに下回り、BBレートは7.5%でメジャー平均の8.3%を下回りました。

 ロッキーズ自体が悲惨なシーズンとなった2025年、チビイーは43試合、58.2イニングに登板し、ERAは7.06、SOレートは15.6%、BBレートは8.4%を記録。この2シーズンの数字を見てもまだまだ粗さの見える投手ではあります。

 しかし、チビイーの特徴はなんと言っても力のある4シーム。2025の4シームのアベレージ・ベロシティーは97.1mphを記録し、空振り三振率は14.4%、BBレートもキャリアで8.1%と抑え込んでいます。

 内容を見ると非常に期待させるのですが、現時点の問題の一つは長打を許す傾向が高いこと。メジャーでの2シーズンにHRレートは4.9%でメジャー平均の3.0%を大きく上回っています。HR9にすると2.0です。

 彼の最大の問題は投手有利のカウントを作れていないこと。キャリア初球ストライク率は56.9%で2025年は55.6%。これはリーグ平均の62%を大きく下回ります。ゆえに甘く入ってしまい、長打を食らうというパターンです。

 ただ、ヒッターズ・パークのクアーズ・フィールドをホームにして投げたことは考慮に入れる必要はあるでしょう。2025年のホームでのERAは7.24でロードでは6.84。ロードでもERAはひどいですが・・・。

 これまで結果は出ていないですが、ボールの強さ、制球力、ゴロ誘発能力、そして生来の空振り誘発能力(現時点では三振数に反映されていない)を兼ね備えた投手であることは事実。

 チビイーはまだマイナー・オプションが残っているようですから、トリプルAで一度ヤンキース流に鍛え上げればかなり化ける可能性があります。そこまで育成できるかどうかという面もありますが、彼の場合、微調整というレベルゆえ、実現度はかなり高そうに思います。

(ロッキーズ)T.J.ラムフィールドとは

 ロッキーズが獲得した1BのT.J.ラムフィールドは25歳の右投げ左打ち。

 2025年、ヤンキースはベン・ライスが活躍しましたので、出場機会がありませんでした。

元阪神のネルソン絡み

 彼は2016年6月にフィリーズから12巡目で指名されてプロ入り。2021年にヤンキースが右腕のニック・ネルソンと捕手ドニー・サンズを獲得したトレードでヤンキースに加入。ニック・ネルソンは2025年に阪神で投げたあのネルソンのことです。

 T.J.ラムフィールドは2025年シーズンはトリプルAで全試合に出場し、打率.285、OBP.378、SLG.447を記録。HRは16本、ダブルは31本、トリプルは1本、盗塁 5(7回企図)。素晴らしすぎる数字です。

 BBレートは11.9%で、SOレートは平均を大きく下回る18.4%。2024年も114試合に出場し、打率.292、OBP .365、SLG.461、HR15本を記録。いかにベン・ライスの活躍に出場を阻まれたかというくらいの数字で、頼もしいのはしっかりとした実績があること。

 ちなみにラムフィールドは2025年12月のルール5ドラフの対象選手でしたが指名されませんでした。

 ロッキーズではウェーバーで獲得した28歳のトロイ・ジョンストンとの争います。1Bにはクリス・ブライアントもおりますが症状が重いだけに2026年も出場はドクター判断次第かと。

 ロッキーズの1Bは2025年、.211/.268/.372という惨憺たる打撃成績を記録。ラムフィールドに大きなチャンスが巡ってきています。これをものにしてもらいたいですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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