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【MLB2024噂】ゲレロ・Jr.のヤンキース移籍はあるか??

1B需要マッチと態度軟化

 現地2024年6月25日、フェンウェイ・パークでのレッドソックス戦に臨んでいるトロント・ブルージェイズですが、主砲のヴラディーミル・ゲレロ・Jr.(Vladimir Guerrero Jr.)にとある噂が立っております。それはヤンキース移籍の噂。

1Bの需要はマッチ

 ヤンキースは現在、1Bのアンソニー・リッゾを怪我で欠いている状態。アンソニー・リッゾは、6月16日のレッドソックスとのゲームの7回表に1、2塁間へのゴロを放ち、1塁へ駆け抜ける際にベースカバーに入ったブレナン・バーナディーノと塁上で交錯。この時に避けるように地面に転がったのですが、支えていた右手を傷め、そのままゲームから離脱しました。

 診断の結果、アンソニー・リッゾは右前腕の骨折が判明。日数がかかる箇所ゆえリッゾは現時点で60 Day ILにリストされています。欠場が見込まれる期間は約2ヶ月。ヤンキースは8月まで1Bを固定出来なくなりました。

補強

 リッゾの離脱が判明してすぐにヤンキースはマイナーからベン・ライスを招集。さらに、6月23日にはオークランド・アスレチックスとのトレードでJ.D.デービスを獲得。J.D.デービスは、6月18日にアスレチックスからDFAとなっていました。

 J.D.デービスは現地6月25日のメッツ戦でヤンキース・デビュー。デビュー戦は1Bで出場し、3-0でした。J.D.デービスが入る前、ヤンキースは内野のユーティリティであるDJ・ルメイヒュー(DJ LeMahieu)を1Bに起用し、3Bにはエドワード・カブレラという布陣を敷いていましたが、J.D.デービス加入後はルメイヒューを3Bに起用しました。

 このようにヤンキースは1Bが安定しておりません。そもそもリッゾも.223/ .289/ .341とそれほど機能していた訳ではありません。

 ここで噂が上がっているのがヴラディーミル・ゲレロ・Jr.です。

ゲレロ・Jr.はかつてアンチの姿勢

 今回の噂の1つの要素となっているのはブルージェイズがコンテンダーでなくなりつつあること。ブルージェイズは現時点で36勝43敗でALイーストの最下位。トレードデッドラインまで残り1ヶ月強ありますが、このままなら「売り」の姿勢を見せてもおかしくないポジションです。

 1Bが欲しいヤンキースの需要ともマッチしているのです。

 ところが、ヴラディーミル・ゲレロ・Jr.は2022年に「ヤンキースとは契約しない–死んでもしない 」と大胆に明言。また何度もヤンキース・ファンの怒りを買ったこともあります。

ゲレロ・Jr.、態度を軟化

 ところがここに来てゲレロ・Jr.は、態度を軟化。

 ポータルサイト “Virus Deportivo “のインタビューで「僕は選手だし、チームが僕を選んだり、何かしてくれるなら、それは彼らが必要としているからだから、どんなチームでも喜んで助けるよ」と語っりました。

 ただ、最後に「でも今は、チームがこの悪い連敗から抜け出せるように手助けすることだけに集中している」とも。

 やはりこの発言を聞けば、態度は軟化したようにも受け取れますね。

トロントのメリットはあまりない

 ただし、この噂の大きな問題点は、肝心のトロント・ブルージェイズに大きなメリットがないという欠点があります。ヴラディーミル・ゲレロ・Jr.の今季のサラリーは1年/$19.9M (2024)。単年なのはまだ調停ステータスだからです。2024年1月時点でのゲレロ・Jr.のMLSは4.157。ブルージェイズは今季を含めて後2年管理下に置くことが出来ます。その美味しい期間に手放すのはあまり意味がないように思います。

 もしも、何かメリットを見つけ出すとしたら、高額サラリーを手放せるというところでしょうか。2021年に48HRを放ち、大谷選手とHRタイトルを争った時のゲレロ・Jr.は魅力が咲き乱れているような状態でしたが、2022年は32HR、2023年は26HR。これでも普通に考えればかなりいい数字ではあるのですが、いかんせん期待値が高すぎて、それを下回る数字となっています。守備も含めて精彩を欠くシーンも度々あるのも事実です。

 現時点で25歳と若いゲレーロ・Jr.は、今シーズン、ブルージェイズで打率.288、10本塁打、40 RBIをマーク。ここで環境を変えてもう一皮剥けるという選択肢もありかと。

 おそらく、実現の可能性は低いとは思いますが、トレードデッドラインに向けての興味深い要素の1つとして考えるのも面白いかもしれません。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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