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【MLB移籍2026】レッドソックス、カージナルスからソニー・グレイをトレードで獲得

まずはSP枠の一人を埋める

 現地2025年11月25日、レッドソックスのクレイグ・ブレスローCBO(Chief Baseball Officer)が動きました。

 カージナルスからトレードでソニー・グレイを獲得です。先発枠の強化を謳っていたクレイグ・ブレスローですが、ベテラン右腕をまずは獲得。それにしてもクレイグ・ブレスローはナ・リーグ中地区のコネクションが強いですね。さすがカブスの編成にいただけのことはあります。

ソニー・グレイの活躍次第

 トレードはもちろん一人勝ちなど出来ないのですが、レッドソックスもいいプロスペクトを出しており、ソニー・グレイの年齢、サラリーを考えるとこれはどうなんだ?という内容のディールではあります。まさにソニー・グレイが2026シーズンに勝利を重ねればいいディール、もしもこけたら、ブレスローの評判が飛ぶようなディールでもあります。

トレード概要

 このトレードは1: 3。現時点では1:2なのですが、後日指名もしくはキャッシュでという内容が含まれています。

レッドソックスGet

  • ソニー・グレイ(Sonny Gray/36)RHP
  • $20Mキャッシュ

カージナルスGet

  • リチャード・フィッツ(Richard Fitts/26)RHP
  • ブランドン・クラーク(Brandon Clarke/23)LHP
  • PTBNL (Player to be named later) or Cash

ソニー・グレイの契約

 まず、レッドソックスがソニー・グレイとともに$20Mものキャッシュを受け取る理由を説明しておきます。

 ソニー・グレイの現契約は、2023年11月にカージナルスとサインした以下の内容です。

  • 当初の契約
    • 3年/$75M (2024-26) + 2027 クラブオプション
      • 2024:$10M | 2025:$25M | 2026:$35M
      • 2027:$30M クラブオプション($5M バイアウト/ 2027-31にかけて毎年1/15に$1Mずつ支払い)
      • もし2027年にクラブオプションが行使されれば、2027年にオプトアウトが可能
      • フル・ノートレード条項あり

 しかし、今回のディールにあたり、フル・ノートレード条項を放棄した関係で少し変更が加えられました。

  • 変更点
    • フル・ノートレード条項の放棄
    • 2026: $31M
    • 2027: $30Mミューチュアル・オプション($10Mバイアウト)
    • カージナルスはレッドソックスに$20M負担

 レッドソックスにとってはかなりインパクトのある内容に修正となったので、その代わりにカージナルスが$20M負担しますという内容です。

 ひっかかるのは2027年に$10Mのバイアウトが入っている点です。かなりの確率で2年契約に近い内容となっていますが、メジャーは割り切りがすごいので、2027年は$30Mと$10Mの天秤にかけ、$10Mを捨ててでも決断する時は決断すると思われます。

ソニー・グレイの2025年は14勝、201奪三振

 ソニー・グレイは2023年にツインズで8勝8敗ながら、32先発、184.0イニングを投げ、ERA 2.79をマークし、この年のrWARは5.6という非常に高い数値を弾き出しました。FA前ということもあり、かなり気合の入ったシーズンだったと思います。そして2023年オフにFAとなり、カージナルスと上記の内容でサイン。

 カージナルスでは2024年は28先発で166.1イニングを投げ、13勝9敗、ERA 3.84。2025年は32先発で180.2イニングを投げ、14勝8敗でERAは4.28。

 ここ3年は非常に良い投球をしているのです。特に2025年の14勝はキャリア・ハイに並ぶ勝利数。そして奪三振も2年連続で200を超え、2024年は203、2025年は201。

 カージナルスは2025年は特に目立たなかったので、注目されませんでしたが、キャリア終盤にも関わらず、非常に良いパフォーマンスを発揮中です。

 2026年はヘルシーなままであれば、かなり期待できるのは確かです。

 これにより、FAでルーカス・ジオリト、ダスティン・メイというスターターが抜けておりますが、ギャレット・クロシェ、ブライアン・ベイヨーに次ぐスターターとして期待できそうではあります。2026年は元エンゼルスのパトリック・サンドバルも復帰するシーズンです。

リチャード・フィッツ

 カージナルスに移籍するリチャード・フィッツは2024年にデビューし、2025年は11試合中、10試合に先発。2勝4敗でERAは5.00。2025年は右胸筋の肉離れで2ヶ月間IL入り、復帰した8月25日に4回に投げた1球が肘神経炎を悪化させ、またもIL。

 2025年は怪我に悩まされたシーズンでした。ただ、彼のマウンドは非常に強気で期待できただけに今回、トレードになったのはレッドソックス・ファンとしては残念ですが、健康な状態でブッシュ・スタジアムのマウンドに上ってもらうことを祈るばかりです。

ブランドン・クラーク

 ブランドン・クラークは2024年のアマチュア・ドラフトでレッドソックスから5巡目で指名された左腕で、早速、カージナルス内のプロスペクト30の7位にランクイン。

 高校生のときにトミー・ジョン手術を実施しています。

 特徴はアベレージで95-98mph、MAXで100mphを記録する4シーム。スライダーも習得し、80mph後半で、MAXは91mph。ただ、コントロールにはいささか苦戦しており、不安定なコントロールをどう修正するかがポイント。

 レッドソックスとしては非常に良い素材だった訳です。カージナルスが食指を伸ばした訳もわかります。

レッドソックスのペイロール

 レッドソックスのペイロールですが、2025シーズンの40manロスターの贅沢税上のサラリーは$249.72Mでこちらは$241Mの基準値を超えております。

 そして2026年の贅沢税の基準値は$244Mですが、現時点では$216.8M。残りは$27.1Mほど。ソニー・グレイがいくらかかるかというと、2025年の$31M+2027年のバイアウト$10Mをあわせた$41Mです。ただ、カージナルスからの$20Mは控除できるはずで、平たくいけば$21Mくらいにはなると思われます。

 おそらく2026シーズンも超過は免れそうにもないですが、アレックス・ブレグマンとの交渉がうまく行くかどうか。見守りたいところですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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