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【MLBリハビリ】クリス・セール、復帰へ大きな一歩!マイク・トラウトはベースランニング開始

ビックネームのリハビリ

 現地2021年7月20日、2人のビッグネームのリハビリのいいニュースが入ってきましたので、記しておきたいと思います。

 ボストン・レッドソックスのエース、クリス・セール(Chris Sale)がダブルAのゲームにリハビリ登板。調整に大きな丸印を得ることが出来た素晴らしい内容のピッチングとなりました。

 また、大谷選手に大きな負担がかかったままのエンゼルスにも朗報。マイク・トラウト(Mike Trout)がベースランニングを開始。こちらも復帰に良い一歩を踏み出しています。

 まずはクリス・セールの話題から。

クリス・セール、復帰への第一関門、ダブルAで好投

 現地2021年7月20日、クリス・セールはレッドソックスのダブルA、ポートランド・シードックス(Portland Sea Dogs)のゲームに登板。相手はナショナルズのアフィリエイト、ハリスバーグ・セネターズ(Harrisburg Senators)。

 なおスタンドは 7,368名が入り、大盛況でした。

ポートランドはどこ?

 蛇足ではありますが、ポートランドはどこの州かというとメイン州です。メイン州はボストンのあるマサチューセッツ州よりさらに北で、海沿いにあります。西隣はカナダのモントリオールというロケーション。ちなみにセネターズのハリスバーグはどこかというと、ペンシルバニア州。フィラデルフィアがペンシルバニア州です。ハリスバーグはフィラデルフィアより東に位置しています。

MAX 97mphを計測

 クリス・セールですが、この日は打者12人、3.2イニングを投げ、ヒットレス!奪三振6で与四球が1。1stピッチから96mphマーク。最速は97mphを計測しました。

 まったく打撃をさせなかったという素晴らしい結果となりました。

2020年3月にトミー・ジョン手術

 クリス・セールが前腕部痛でメジャーのマウンドを後にしたのは2019年8月13日のこと。なんとかトミー・ジョン手術の回避の道を探っていましたが、結局、手術を行うことに。手術は2020年3月20日に行われ、この日はちょうど1年4ヶ月が経過したところです。

 トミー・ジョン手術のリハビリに焦りは禁物で、別に焦っていたわけではないと思うのですが、メッツのノア・シンダーガードはリハビリがオーバー・ペースになってしまい、結局復帰が遅れる事態に。彼の場合、スイングが強すぎるのではと心配になるほどでした。

 その点、クリス・セールはペースを遵守。レッドソックスの場合、かなり投球管理にはうるさいので、余計にはやる気持ちを抑えることもできたのでしょう。

リハビリ登板は2度め

 クリス・セールのリハビリ投球はこれが2度め。1度目はルーキーリーグで3イニングを投げ、被安打4、スコアレス、与四球0、奪三振5。

 初登板で色々手探りで投げていたので、被安打4となりましたが、これは気にすることではありませんでした。

 そしてこの日のヒットレス投球。ダブルAのレベルでヒットレスだったという結果もさることながら、97mphの強いボール、49球という投球数、うち34球がストライクだったことなど、肘への負荷、耐久性、バランスといろいろな面で関門をクリアーした感じです。

 これで投球翌日に肘が悲鳴を上げることがないかどうか。おそらく大丈夫でしょう。

 これからメジャー復帰に向けて、ペースを上げることができそうです。

メジャー復帰後も球数制限はある見込み  

 なお、レッドソックスのことなので、メジャー復帰後も球数制限をかけて二次災害が起こらないようなプランを作ると思われます。

タナー・ハウクとのコンビが楽しみ

 これでクリス・セールが復帰すれば、右のクリス・セールと言われるタナー・ハウクとのコンビが楽しみです。おそらくハウクは先発に回ると思うのですが、仮にリリーバーだった場合、左のクリス・セールが先発し、タナー・ハウクがリレーしたすると、クリス・セールが左右で続く状況となり、相手打線がどう反応するか見てみたいです。

 また、タナー・ハウクが先発だったとしても、3ゲームシリーズでクリス・セールが左右で2度登板するような状況になるのも見ものです。

 クリス・セールのメジャー復帰はかなり近そうです。

 次はトラウトの話題です。

マイク・トラウトがベースランニングのリハビリへ

 エンゼルスの主砲、マイク・トラウトがふくらはぎを傷めたのは現地2021年5月17日のこと。

 これがなかなか厄介な怪我で、まだ復帰の明確な予定は立っておりません。しかし、現地2021年7月19日頃からベースランニングを開始。徐々にふくらはぎに負担をかけるリハビリがスタート。

 まだ数週間と言われていますので、7月中は難しそうです。8月2週目くらいが復帰時期の目安かもしれません。

 トラウトが復帰しないと大谷選手が休めません。オールスター後はさすがに疲れも垣間見せているように思うので、なんとか早めに復帰できればと思います。

 エンゼルスはポストシーズンにかなり厳しい状況になりましたが、自軍が連勝し、ライバルが連敗すれば一気に差は縮まることもあるので、トラウトがしっかりと完治させ、フィールドに戻ってくるのを待つばかりです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

編集後記「五輪のソフトボール開幕」

 ところで今日は令和3年7月21日。ソフトボール・野球関係者には記念すべき日。

 そう、ついに両競技がオリンピックに還ってきました。ソフトボールは福島・あづま球場で開幕。上野投手が先発し、オーストラリアを8-1で5回コールド。福島・あづま球場は2019年に人工芝を敷設。やけど防止のチップもふんだんに撒いているとは思いますが、この暑い中、デーゲームでの開催でソフトボールの選手たちはどうぞ膝頭や肘をやけどしないように、且つ、精一杯暴れまわってください!日の丸由来の赤いユニフォームもかっこよかったです。

 そして福島の中学生による始球式も胸アツでした。

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