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【MLBFA2025】通算セーブ数歴代5位のクレイグ・キンブレルが古巣のブレーブスへ!

ブレーブス、クレイグ・キンブレルとマイナー契約へ

 現地2025年3月18日になりますが、アトランタ・ブレーブスがクレイグ・キンブレル(Craig Kimbrel)とマイナー契約で合意しました。

 1988年5月28日の誕生日で37歳となるクレイグ・キンブレルは2024年はシーズン途中の9月18日にオリオールズからDFAとなり、9月24日にリリースされておりました。

契約内容

 今回はマイナー・ディールではありますが、メジャーに上がった場合のサラリーは定められており、1年/$2M(2025)となっております。

 もしシーズン途中で昇格した場合は、そこからの日割りとなります。

2024年のクレイグ・キンブレル

 クレイグ・キンブレルは2023年12月にオリオールズと以下の契約でサイン。

  • 1年/$13M (2024) + 2025 13M クラブオプション($1M バイアウト)

 かつてほどの無双ぶりは無くなったものの、それでもクレイグ・キンブレルは2021年から2024年までタフネスぶりを発揮。63試合(2021)、63試合(2022)、71試合(2023)、57試合(2024)と非常によく稼働しています。しかもこの期間は毎年40試合前後のゲーム・フィニッシュを行い、20セーブ以上をマーク。

F・バティスタの代わりで前半戦は好成績!

 オリオールズは2024年はクローザーのフェリックス・バティスタをトミー・ジョン手術で欠き(2023年10月手術)、その代わりとして指名したのがクレイグ・キンブレルでした。

 前半戦は好調で、これが7月7日まで続きました。この期間は38試合に登板し、このうち28試合を締めて5勝3敗、23セーブ、4ホールドと好成績をマーク。セーブ機会を吹き飛ばしたのは4試合のみでした。また、同期間は34.はイニングでERAは2.10、奪三振は52と、かつてのキンブレルの信頼感を彷彿とさせるいい出来具合を披露。

転機となったヤンキース戦

 しかし、オールスター前の7月14日のヤンキース戦での登板以降、キンブレルはおかしくなってしまいました。同ゲームはカムデンヤーズでのホームゲームで、8回を終えて3-2とオリオールズが1点をリード。まさにキンブレルの見せ所という場面での登板でした。

 7月に入ってからERA 0.00と絶好調だったキンブレルでしたが、この日は先頭のトレント・グリシャム、次打者のオズワルド・カブレラに連続四球。そしてベン・ライスに3ランHRを浴び、勝利を吹き飛ばして一気に奈落の底に。この後はソト、ジャッジ、ベルドゥーゴという怖い面々をしっかり抑えたのはさすがでしたが、ちょっと痛すぎる2点差のリードとなったのでした。

 ただ、裏の攻撃でオリオールズはクレイ・ホームズから3点をもぎ取り、6-5でサヨナラ勝利を上げ、キンブレルも救われたはずでしたが、ここから一気におかしくなりました。

New York Yankees vs Baltimore Orioles Box Score: July 14, 2024 | Baseball-Reference.com
Baltimore Orioles beat New York Yankees (6-5). Jul 14, 2024, Attendanc...

 そのハートブレイクな敗戦以降、7月は5試合、4.2IPでERAは7.71。7月合計のERAは6.52。

 8月も9試合でERAは7.27。

 9月は4試合のみの登板で無失点に抑えたのは9月3日のホワイトソックス戦のみで、4試合でERAは22.09。もはや出れば打たれるという状態に。

 シーズン最後の登板は9月17日のジャイアンツ戦で、翌9月18日、オリオールズはロスターから外れるDFAを出し、9月24日にリリースされたのでした。

 前半戦、かなり良かった2024年のキンブレルでしたが、シーズン成績は57試合、52.1イニングで7勝5敗、23セーブ、4ホールド、ブラウンセーブ6、ERA 5.33とリリーバーとしては厳しい成績でシーズンを終えたのでした。

花道か?セットアップで生き返るか?

 ブレーブスがキンブレルとマイナー契約を結んだと聞いたとき、引退への花道を用意してあげたか?と思ったのが正直なところです(キンブレルには失礼ですが・・・)。ブレーブスでの5シーズンで186セーブをマークし、一番良いときにクラブに大いに貢献したがゆえに花道を用意して上げてもおかしくはないだろうと。

歴代セーブ

 クレイ・キンブレルは現役ではケンリー・ジャンセンとそのセーブ数NO.1を争っている状況。7セーブ、リードされています。

RankPlayer (yrs)SVIPThrows
1.マリアーノ・リベラ (19)6521283.2R
2.トレバー・ホフマン (18)6011089.1R
3.リー・スミス(18)4781289.1R
4.ケンリー・ジャンセン (15)447868.1R
5.クレイグ・キンブレル(15)440809.2R

 果たして450まで行けるか?というところです。

別ロールでサバイブするか?

 クローザーとしては厳しい立場に立っているキンブレルですが、まだまだシーズン40試合前後を投げる力は残ってそうです。

 果たしてクローザーとして道を貫くのか?あるいは現役にこだわるのか?岐路に立っている状況です。

 パイレーツのアンドリュー・マッカッチェンのように花道を用意されてもまだ粘るというのも1つの道です。

 まずは2025年にメジャー・ロスターに入ってくれれば嬉しいですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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