プレスリーはアストロズの前にツインズに在籍
現地2026年1月20日、ミネソタ・ツインズは3日前の1月17日に引退を表明したばかりのライアン・プレスリー(Ryan Pressly)をコーチとして採用することに決めたようです。こちらはまだオフィシャルではありませんが、コーチなので近い内にひっそりと発表になると思われます。
Ryan Pressly, who announced his retirement today, is going to work for the Twins. They also hired Michael A. Taylor, another recent retiree who should easily relate to current Twins. Pressly was one of the most clutch closers in recent times.
— Jon Heyman (@JonHeyman) January 18, 2026
選手育成
ライアン・プレスリーの役割はPlayer Development、日本語なら「選手開発」というよりは「選手育成」と動きに当てはまると思われます。スキル、経験のある元選手が収まるコーチ・ポジションで、プレスリーはメジャーとマイナーの両方で選手育成に携わる予定です。
引退
ライアン・プレスリーは2025年12月に37歳になったばかり。現地2026年1月17日に現役引退を発表。
もともとは2007年のアマチュア・ドラフトでレッドソックスの11巡目指名でプロ入りした投手。レッドソックスではダブルAが最高で2012年12月のルール5ドラフトの対象となり、ツインズから指名を受けて移籍しました。
メジャー・デビューはそのツインズでの2013年。以来一貫してリリーフで登板し、ツインズでは6シーズンで281試合に登板してERAは3.75。
2018年7月末のトレード・デッドラインでアストロズへ移籍。
アストロズに加入したプレスリーは2024年まで計7シーズン在籍し、342試合で333.0イニングを投げてERA 2.81、SO% は30.9%、BB%は 6.16%をマーク。MLB屈指のリリーバーとなったのでした。
ライアン・プレスリーはポストシーズンでも大活躍。計45.1イニングを投げてERA 2.78。アストロズの2022年のワールドシリーズ制覇に大きく貢献したのでした。独特な大きなカーブのスピンレートがリーグトップ。とにかくスピンの効いたボールを投げました。
最後はカブス
やや前後しますが、プレスリーはアストロズがWSチャンプとなった年(2022年)の4月に以下の内容で延長契約にサイン。本来ならアストロズには2025年まで在籍していたのです。
- 2 年/$30M (2023-24) + 2025 オプション
- 2023-24: $14M/年
- 2025 $14M ミューチュアル・オプション
2025年のミューチュアル・オプションの条件は2024年に50試合に登板、もしくは2023年と2024年を併せて110試合に登板すれば2025年の権利確定という内容だったのですが(ほぼべスティング・オプションですね)、プレスリーは2024年に59試合、2023年に65試合に登板。2年で計124試合に登板していたので、この閾値をクリアー。2024年オフに2025年の$14Mを更新していました。
しかし、アストロズはサラリー削減がそもそもの課題でしたが、同時にジョシュ・ヘイダーを獲得していたので、クローザーは2人もいらないということで、10-5ルールも撤回して現地2025年1月26日にプレスリーをカブスへトレード。カブスからアストロズへは右腕のフアン・ベイヨーが移籍しました。2024年のオフはのカイル・タッカーとアレックス・ブレグマンが2025年オフ同様に話題となった年で、アストロズのサラリー削減の意味でもこのライアン・プレスリーのトレードは彼ら二人の動向とも微妙に絡み合っておりました。
結果的に現役ファイナル・イヤーとなった2025年、ライアン・プレスリーは東京でのドジャースとの開幕シリーズでカブスデビューを果たし、この時は1イニングをパーフェクトに抑えたものの、本土に戻ってからは2試合連続で失点するなど信頼の揺らぐ投球が続き、4月半ばからようやく落ち着きを取り戻しました。
しかし、現地2025年5月6日のジャイアンツ戦で延長11回に登板し、1アウトを奪えず被安打5、失点9、ER 8と大炎上。これでシーズンERAは7.62に。クローザーとして獲得したカブスでしたが、これでプレスリーをセットアップに起用しつつ、たまに締めてもらうという役割に変更。
2025年は44試合、41.1イニングでERA 4.35。トレード・デッドラインの7月31日、カブスはライアン・プレスリーをDFAに。翌8月1日にリリースとなり、カブスが現役最後のクラブとなりました。
コーチは適任
第2の人生も活発に動きたいと思っていたライアン・プレスリーにこの仕事は適任で、彼の野球人生はリリース寸前からMLBトップに上り詰めた紆余曲折の道。
この経験は若い選手たちの育成に大いに役立つでしょう。スキル的にはカーブの投げ方で大化けする投手も出てくるかもしれませんね。
なお、ツインズはライアン・プレスリーと同じく、最近現役を引退した選手としてマイケル・A・テイラーをOFのコーチに採用しております。
直前まで現役だった人から教わるのは選手にとっても有用でしょう。
お読みいただき、ありがとうございました。


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