注目のフレディー・ペラルタはメッツへ
現地2026年1月22日、今オフの先発でトレード・ターゲットとして常に名前のあったブルワーズのフレディー・ペラルタ(Freddy Peralta)のディールが決定。メッツが獲得するに至りました。
フレディー・ペラルタに関してはドジャースがローテーション補強で動くのではないかとの噂が絶えませんでしたが、結果はメッツに。これはメッツのPOBOのデービッド・スターンズとの関係もありそうです。
トレード概要
まずはトレードの概要から。このトレードでメッツはフレディー・ペラルタとトビアス・マイヤーズを獲得しており、2-2で計4名が動くトレードとなりました。
メッツGet
- フレディー・ペラルタ(Freddy Peralta/30)RHP
- トビアス・マイヤーズ(Tobias Myers/25)RHP
このディールでメッツは、右腕のクーパー・クリスウェルをDFAにしております。
ブルワーズGet
- ジェット・ウィリアムス(Jett Williams/22)SS or OF | B/T: R/R
- ブランドン・スプロート(Brandon Sproat/25) RHP
スターンズとの関係
メッツのPOBO(President of Baseall Operation)であるデビッド・スターンズは、元ブルワーズの編成トップ。2016年にブルワーズのGMに就任し、2019年にPOBO兼GMに昇進。以来2022年終了まで編成トップに就き、2023年はアドバイザーとして1年残りました。
よってデービッド・ペラルタを非常によく知っていました。デービッド・ペラルタは2013年にマリナーズにアマチュアFAとして入団し、2015年12月にアダム・リンドとのトレードで3人のプロスペクトの1人としてブルワーズに移籍。デービッド・スターンズは2016年に向けて2015年9月にはブルワーズにいましたから、彼がまとめたトレードでもありました。
2018年にデビューしたペラルタは2019年までの最初の2シーズンはスイング・マンとして先発とリリーフ双方の役割を担い、2020年2月終わりに5年/$15.5M (2020-24)+ 2025-26 クラブオプション(それぞれ$8M)で延長契約。その契約を結んだのもデービッド・スターンズでした。
当初はプロスペクトであるフレディー・ペラルタのサラリーを少しでも底上げできるようにと結んだこの契約はペラルタ本人の活躍により、ブルワーズにとって非常に有利な価値のある契約に変貌。ブルワーズは2025年の$8Mのオプションを行使。これが後述する2025年の活躍に繋がり、結局、この契約が今も活きております。
また、スターンズは同じブルワーズの優秀な投手として今オフにブルペン補強として2025年にヤンキースで投げたエアー・ベンダーという異名を持つほどの優れたチェンジアップを投じるデビン・ウィリアムスともサイン。彼もブルワーズ時代の旧知であります。
メッツのローテーションが安定
メッツにはショーン・マナエア、クレイ・ホームズ、デビッド・ピーターソン、ジョナ・トンそして千賀投手というローテーション投手がおりますが、千賀投手が現時点でもトレード候補に上がっている中、NO.1もしくはNO.2ローテーションに入るのがフレディー・ペラルタになります。
2025年のフレディー・ペラルタ
フレディー・ペラルタは2021年から先発として大いに機能し、27先発で144.1イニングを投げ、10勝5敗、ERA 2.81をマーク。 2022年は肩の炎症のため、17先発で78.0イニングにとどまったものの、2023年、2024年、2025年と3年連続で165.0イニング以上に登板。この3年間で40勝25敗、ERA 3.40をマークし、3年連続で200奪三振以上を記録しました。
とりわけすごかったのが2025年で176.2イニングを投げ、自己最高のERA 2.70を記録し、奪三振は204。
94-95mphの4シーム、投げ分けのできるチェンジアップ、右打者へのスライダーで2025年オフにはサイ・ヤング賞投票で5位に入るほど活躍しました。
また、ペラルタはまた、直近3年間で一度もILに入っていないのも特筆すべきポイントでもあります。2026年のクラブオプションも$8Mですが、この契約が満了になる2026年オフにはFA市場に出ることになり、大きな話題になりそうです。新CBAのロックアウトが長引かないことを祈るばかりですが。
(NYM)トビアス・マイヤーズ
メッツが獲得したもう一人のトビアス・マイヤーズはローテーションも担えるトビアス・マイヤーズ。
ブルワーズはこのトレードでジョナ・トンを指名したとも言われていますが、さすがにこれはメッツが即座に拒否。後述する2人を得るために追加したのがこのトビアス・マイヤーズです。
27歳の右腕のトビアス・マイヤーズは、2024シーズンの大半を先発ローテーションで過ごし、ルーキーとして27試合中25試合に先発し、138.0イニングを投げてERA 3.00を記録。SOレートは22.3%で、BBレートはは6.3%。
2025年は腹斜筋の肉離れで開幕に出遅れたこともあり、スイングマンとして起用されましたが、50.2イニングでERA 3.55と好成績を残しました。
変化球はカットとスライダーを使い分け、2025年途中にはチェンジアップの軌道をスプリット美味に調整しています。
(MIL)ジェット・ウィリアムス/SS
ブルワーズが獲得したジェット・ウィリアムスは2022年のメッツの1巡目指名のSS。身長は170cmと言われています。
2023年(最初のフルシーズン)にダブルAを含む3つのレベルでプレーし、トータルで121試合に出場し、.263/.425/.451、HR 13、BB 104、SB 45を記録
2024年シーズンは6月に右手首を術。トリプルAを含めた3レベルで33試合の出場にとどまりました。
2025年はダブルAを中心にトリプルAの試合にも出場。.261/.363/.465、OPS .828、HR 17、SB 34を記録しました。
彼はもうデビュー寸前という選手で、足も使えることからブルワーズにかなりフィットしそうです。
(MIL)ブランドン・スプロート RHP
ブランドン・スプロートは25歳の右腕。ブルワーズにとってはいわゆる即戦力先発ローテーション候補。フロリダ大学出身で2023年のドラフトでメッツから2巡目指名を受けてプロ入り。
スプロートのチェンジアップとスライダーは高く評価されております。
デビュー・イヤーとなった2025年は先発で4試合、20.2 IP、ERA 4.79。まだ未完成ですが、ブルワーズをこのような投手を育てるのがうまいですから、彼もすぐにブルワーズのローテーションに入りそうです。
お読みいただき、ありがとうございました。


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