NLウエストのライバル対決はアツかった!
現地2025年6月2日、ナ・リーグ西地区のライバルで、ともに首位ドジャースを追撃しているパドレスとジャイアンツの4ゲームシリーズがオラクル・パーク(SFG)でスタート。まさに激アツの戦いでした。
この2クラブは守りも堅く、フィールド上のチームカラーが非常によく似ていることから拮抗した展開にはなると思っていたのですが、Gm1からすごい投手戦となりました。
9回を終えてスコアレス
この緊迫した投手戦の主役の一人がジャイアンツ先発のローガン・ウェブ。
ローガン・ウェブは8回をスコアレス
そのローガン・ウェブはタティス・Jr.やマチャードなど一発のある打者が名を連ねるパドレス打線に強いボールと切れ味するどいスライダーで要所を抑える投球。
下位打線を手玉に取りながら、上位打線には安打も浴びながらもつながりをうまく分断。
ローガン・ウェブは8回、102球を投げて被安打6、スコアレス、BB 0、SO 7。パドレス打線に仕事をさせませんでした。
スティーブン・コレクはなんとかスコアレス
一方、パドレス先発は28歳右腕のスティーブン・コレク。2024年はリリーバーとして42試合に登板してERAは5.21。今季はパドレスのローテーションにけが人が出ていることから先発で登板しています。
そのスティーブン・コレクはよくスコアレスで抑えたなという投球で5.2イニングまで投げました。特に2回裏はノーアウトから四球、デッドボール、四球で満塁のピンチを背負いますが、奇跡的なピンチ脱出で無失点に。中盤には立ち直り、被安打3、スコアレス、BB 2、SO 3、HBP 2でローガン・ウェブに対抗。
ホセ・イグレシアスが決める!
スコアレスのままゲームは延長戦に。
10回表、ジャイアンツのマウンドは 極端なクロスステップでおなじみのライアン・ウォーカー。パドレスはオートマティック・ランナーがついたノーアウト2塁の状況で先頭のタイラー・ウェイドが送りバントを決め1アウト3塁とします。
ここでバッターはホセ・イグレシアス。インコースから入ってくるスライダーに対応。犠牲フライを放ち、ジェイク・クロネンワースが生還。待望の先制点を上げました。
10回裏、パドレスのマウンドは9回からのイニングまたぎとなったロベルト・スアレス。ジャイアンツはパドレス同様、ノーアウトから送りバントを使い1アウト3塁の状況を作ります。
ホセ・イグレシアスは守備でも勝利に貢献
ここで3Bに入っていたホセ・イグレシアスは守備でも素晴らしいプレーを披露。まずバント処理も素晴らしかったのですが、マット・チャップマンの強烈なゴロを難なく捌いて3Bランナーを釘付けにしてバッターランナーを1塁でアウトに。この2アウト目は大きかったです。
最後はヘラル・エンカーナシオンの捉えた当たりが1Bのルイス・アラエズのミットに収まり、ゲームセット。
パドレスが1-0で勝利したという痺れるゲームとなりました。
ジャイアンツ側からすればかなりハードラックな面もあったのですが、2回のノーアウト満塁のチャンスになんとか出来ていれば流れは大きく変わったかもわかりませんね。ノーアウト満塁は点が入らないとは言うのですが。
アツいゲームでした。
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