ドジャース、後半戦は黒星スタート
現地2025年7月18日、ドジャースの後半戦がスタート。ホームのドジャー・スタジアムにブルワーズを迎えての3ゲームシリーズの初戦です。
今季は1カードを挟んで対戦することが多く、この顔合わせは7月7日から9日までミラー・パークで行われ、この時はブルワーズがドジャースをスウィープしました。
主役はクイン・プリースター
ジャイアンツとの3ゲームシリーズとオールスターを挟んで相まみえた両クラブ。ドジャースは7連敗の後、2連勝で前半戦をフィニッシュ。後半戦もその勢いが続くかどうかでしたが、そこはブルワーズ先発のクイン・プリースターが大きく立ちはだかりました。
今季ブレイク!
クイン・プリースターに関しては、もう少し早く活躍してくれよ!というのがレッドソックスファンの本音で、2024年のTDLでパイレーツからトレードで獲得。この際、トップ・プロスペクトのニック・ヨークを出してまで獲得したのです。結果、1試合のみの先発で、2025年4月にプロスペクトのヨフェリー・ロドリゲス(Yophery Rodriguez)とのトレードでブルワーズに出したのでした。
クイン・プリースターは2019年のパイレーツの1巡目指名。デビューは2023年で、10試合中、8試合に先発し、3勝3敗、ERA 7.74。2024年はパイレーツで10試合中6試合に先発し、2勝6敗、ERA 5.04でした。レッドソックスでは上述の通り、1試合のみの登板で終わっていました。
そんなクイン・プリースターは今季は17試合中、12試合に先発し、7勝2敗でERA3.55と大ブレイク。6月28日のロッキーズ戦では7回、1ヒッターの好投。ただ、それ以外はどの試合も失点はありました。
7回、無四球、10K
試合前、パット・マーフィー監督はプリースターをどこまで引っ張るのか、色々なシチュエーションを考えていたと言います。やはり相手がドジャース打線ですから、被安打の多いプリースターがどこまで抑えるかわからなかったのです。
ところがいざ蓋を開けてみると、ブルペン・ゲームの必要などありませんでした。シンカー、カッター、スライダーを効果的に使い、ドジャース打線に的を絞らせず。
6回裏、プリースターがトミー・エドマンをシンカーで空振り三振に打ち取り、1アウトを取った後、マーフィー監督はランナー1塁で大谷選手が3度目の打席に入るということで降板も考えたと言います。しかし、プリースターは大谷選手を1Bゴロに抑え、2塁フォース・アウトに。最大の難関を乗り越えました。この後、大谷選手に今季13個目のスティールを許すも、ムーキー・ベッツをカット・ボールで空振り三振に。
このように見事に6イニングを投げきったのでした。しかも被安打はたった3。無四球、奪三振10と素晴らしい結果でした。これにはパット・マーフィー監督も嬉しいの一言でした。なお、本人は7イニング目も行けるというアピールをしたようですが、6回で降板に。
タイラー・グラスノーも好投
この日はドジャース先発のタイラー・グラスノーも好投。4回まで無失点と危なげない投球を見せました。
しかし5回表、イニング先頭のアイザック・コリンズを四球でだすと、ケイレブ・ダービンにレフト線に108.8mphの強烈な打球速度のタイムリー二塁打を打たれて、先制点を与えました。
グラスノーは6イニングを投げて被安打4、失点1、自責点1、BB 1、SO 6でした。
なお、ブルワーズは7回表にカービー・イエーツからまたもケイレブ・ダービンがソロ・ホームランを放って追加点。ドジャースが追いつく前にリードを拡げたのが大きかったです。
ブルワーズがシャットアウト勝利で8連勝
クイン・プリースター降板後、ブルワーズはアブナー・ウリーべが7回裏をBB 1のみで抑え、8回裏は左腕のジャレッド・ケーニグがパーフェクト投球。
そして最後はオールスターにも選ばれた守護神のトレバー・メギルがエドマン、大谷、ベッツと3人で抑えゲームセット。2-0でシャットアウト勝利を上げました。クイン・プリースターは8勝目をマーク。
ブルワーズはこれでオールスターを挟んで8連勝です。
ドジャースはまだ余裕がありますが、2位がジャイアンツからパドレスに変わり、4.5ゲーム差まで詰まってきております。
Gm2はフレディー・ペラルタとエメット・シーハンが先発します。
お読みいただき、ありがとうございました。
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