スポンサーリンク

【MLB2024FA】ブルージェイズがカナダ出身の大スター、ジョーイ・ボットとマイナー契約で合意

スター1Bは2024年も契約を勝ち取る

 現地2024年3月8日、レッズからFAとなりその動向が注目されていたスーパースターのジョーイ・ボット(Joey Votto)がブルージェイズとマイナー契約でサインしました。

 このオフの契約交渉はボットにとって相当厳しくなることは予想されていて、場合によってはそのまま引退もあり得るのではないかとも見られていたのですが、ブルージェイズが獲得に至りました。

カナダ出身の大スター

 ブルージェイズが獲得した背景には、ジョーイ・ボットが地元カナダ出身の大スターであるという要素もあったと思います。

【YOUTUBE】Joey Votto’s BEST moments as a Cincinnati Red! (MVP, walk-off HRs, & more)

スプリット・コントラクト

 ひょっとしたらブルージェイズが花道を用意したのか??とも思われましたが、契約内容を見る限り、ボットはまだまだ本気。マイナー・ディールながら、メジャーに上がった場合のサラリーが設定されているスプリット・コントラクトの形態を取り、その際のベース・サラリーは$2M。そしてインセンティブも$2Mという内容になっています。

なお、NRI(Non Roster Invitee)ではありません。

前の契約

 ジョーイ・ボットの前の契約は2012年にレッズとサインした以下の内容dした。

  • 10 年/$225M (2014-23)+ 2024クラブオプション
    • $12M (2014)、$14M (2015)、$20M (2016)、$22M (2017)、$25M (2018-2023)
    • 2024: $20M クラブオプション($7Mバイアウト)
    • その他アウォード・ボーナス

 まさにレッズとしては破格の契約を結んでいた訳ですね。

プロスペクト達の台頭

 このオフは$20Mのクラブオプションでしたが、レッズはこれを拒絶。FAとなっていました。シーズンの最終戦ではファンもわかっていて、ボットに大きな拍手を送り、長年の功績を讃えました。

 そうなったのは、やはり若手の台頭。ボットは1塁手で左打席ですが、2024年は同じ左打席でエリー・デラクルーズが大きなインパクトを残し、さらに1Bの後継にもなり得るクリスチャン・エンカーナシオン=ストランドも台頭。2023年は63試合で13HRを放ちました。1B候補にはスペンサー・スティール(右打席)もおり、オフにはカブスからジェイマー・キャンデラリオも獲得済み(スイッチヒッティング)。

 さらに左打席ではOFではありますが、TJ・フリードル、ウィル・ベンソン、ジェイク・フレイリーと出てきており、彼らがチームの中心となりました。

ジョーイ・ボットの功績

 ジョーイ・ボットは1983年9月10日生まれの40才。このオフは節目の年齢でもありました。

 2007年に23才でデビューして以来、ここまで17シーズンを過ごし、達成した功績はご覧の通り。

  • オールスター出場:6回(2010-2013、 2017 & 2018)
  • NL MVP :1度(2010)
  • NL ゴールドグラブ賞:1度 (2011)
  • NL OBP トップ:7度 (2010-2013 、 2016-2018)
  • NL SLGトップ:1度 (2010)
  • NL OPSトップ:2度(2010 & 2017)
  • NL 最多ダブル:1度 (2011)
  • NL Walks トップ:5度 (2011-2013、2015 & 2017)
    • 最多は2015年の143
  • 20HR以上のシーズン: 9度 (2008-2011、 2013、 2015-2017 & 2021)
  • 30HR以上のシーズン: 3度 (2010、 2017 & 2021)
  • 100 RBI 以上のシーズン: 3度 (2010、 2011 & 2017)
  • 100 Runs Scored 以上のシーズン: 5度 (2010、2011、 2013、 2016 & 2017)
  • 通算安打数:2135 (現時点の現役トップ)
  • 通算HR:356
  • 通算RBI: 1144
  • 通算Walks: 1365
  • 通算ダブル:459
  • 通算 打率.294、OBP .409、SLG .511、OPS .920、OPS+ 144

 ボットは、2014年に怪我に見舞われ(大腿四頭筋など)62試合の出場にとどまりましたが、キャリア・ピークはそのシーズンも入れた2009年から2017年までと見てよく、非常に長いです。

 その頃のボットのことを説明するとしたら、今のフアン・ソトのような選手だったと言って良いと思います。選球眼が良くてBB数が非常に多く、長打も多い素晴らしい選手でした。ただ、印象ではソトよりは動きにキレがある感じはしました。

 40才のシーズンをどう戦うか、注目ですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2026FA】メッツ、”エアー・ベンダー”ことデビン・ウィリアムスと3年/51Mドルで合意へ
【MLB2026】レイズ、前オリオールズ監督のブランドン・ハイドをBOのシニアアドバイザーに採用
【MLB2026FA】オリオールズ、クローザーのライアン・ヘルスリーと2年契約で合意
【MLB2026噂】2年連続サイ・ヤング賞のタリク・スクーバル(DET)はトレードされるのか?
【MLB2026FA】ブルージェイズ、ディラン・シーズと7年/210Mドルで合意!ボー・ビシェットの動向は?
【MLB2026】岡本和真、今井達也、髙橋光成のMLB手続きと動向について
【MLB移籍2026】レッドソックス、カージナルスからソニー・グレイをトレードで獲得
【MLB2026】レンジャーズとメッツが大型トレードを実施。マーカス・セミエンとブランドン・ニモがスワップ
【MLB2026FA】カブスがゲーム終盤のブルペンを補強。フィル・メイトンと2年契約で合意
【MLB2025-26】ノンテンダー・デッドラインが到来!レンジャーズがA・ガルシアとJ・ハイムにノンテンダー
【MLBトレード2026】ブレーブスがアストロズからマウリシオ・ドゥバンを獲得!ニック・アレンがアストロズへ
【MLB2026FA】ブレーブス、早くもクローザーを決定!ライセル・イグレシアスと1年/16Mドルで再契約
【MLBトレード2026】お馴染みのテイラー・ウォードがオリオールズへ!LAAはグレイソン・ロドリゲスを獲得!
【MLB2026FA】クオリファイング・オファーの期限が到来!今永、B・ウッドラフらが4名が受諾
【MLB2026FA】マリナーズ、1Bのジョシュ・ネイラーと再契約へ!期間は5年(追記あり)
【MLBアウォード2025】ア・リーグのMVPはアーロン・ジャッジが受賞!カル・ロリーは僅差で及ばず
【MLBアウォード2025】大谷、ナ・リーグのMVPに輝く!NLでは2年連続、個人では3年連続4度目の受賞に(いずれも満票)!
【MLBアウォード2025】サイ・ヤング賞はタリク・スクーバル(AL)とポール・スキーンズ(NL)が受賞
【MLBアウォード2025】MOY(監督)はCLEのスティーブン・ボートとMILのパット・マーフィーが2年連続で受賞
【MLB2025】エマニュエル・クラセが賭博の不正投球容疑で起訴。MLBキャリアどころか、人生の危機に直面
【MLBアウォード2025】ROY(ルーキー)はA’sのニック・カーツとATLのドレイク・ボールドウィンに決定
【MLB2026】ヤクルト・村上のポスティング手続きの詳細と獲得見込みのクラブについて
【MLBアウォード2025】シルバー・スラッガー賞は大谷、カル・ロリー、ニック・カーツらが受賞
【MLB2026FA】クオリファイング・オファー(QO)を提示されたのはタッカー、シュワーバー、今永など計13名
【MLB2026】パドレス、新監督に元リリーバーのクレイグ・スタメン(41)を任命
【2025プレーヤーズ・チョイス】POYはマリナーズのカル・ロリーに決定!大谷は入らず!
【MLB2026】ダルビッシュ投手が右肘UCLの手術を実施。2026シーズンは全休となる見込み
【MLB2025】ドジャース、連覇の華やかなパレードを実施!すでに3ピートも視野に
【MLB Awards 2025】ゴールドグラブ賞が決定!ボビー・ウィット(SS)、PCA(OF)らが受賞(追記あり)
【2025WS_7】山本由伸が世界一の投手に!ミゲル・ロハスが同点HR、ウィル・スミスが勝ち越しHRを放つ!
タイトルとURLをコピーしました