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【MLB 2023】ツインズ、トミー・ジョン・リハビリ中のクリス・パダックと3年の延長契約へ

2019 ルーキーイヤーに9勝

 現地2023年1月13日のこととなります。

 ミネソタ・ツインズと右腕のクリス・パダック(Chris Paddack)は3年の延長契約に合意しました。

 正式なサインはフィジカル・チェックの結果待ちです。現在、クリス・パダックはトミー・ジョン手術からの復帰に向けたリハビリ中。こういう場合のフィジカルチェックは、どこを見るのかいささか興味深いですが、それがクリアーになってからの正式サインとなります。

契約内容

 延長内容はご覧の通り。

  • 3年/$12.5M (2023-25)
    • 支払い:$2.5M(2023-24)、$7.5M(2025)

 クリス・パダックのMLSは2023年1月時点で4.000。昨年(2022年)は1度目の調停イヤーでパドレスと1年/$2.25Mで調停を避けてサイン。今オフは2度めの調停イヤーで、やはり調停を避けて合意した内容です。1年ずつの契約なら2024シーズン終了後にFAとなるところでしたが、この延長契約により2025終了後にFAということになります(このままロスターに入っていればという前提ですが)。

 なお、IL期間中もMLSにカウントされますので、2022年は序盤で離脱しましたが、その後もカウントされています。

2022年にトミー・ジョン手術

 クリス・パダックの肘は2021年9月の時点で悲鳴を上げていました。9月11日の登板を最後にシーズンを離脱。この時はUCLに損傷ありということで、一旦はPRP療法で回復の様子を見るということでメスを入れることは回避しました。

 ロックアウトも解除され、短めのスプリング・トレーニングが終わり、さあこれから開幕というタイミングで思いもよらぬ出来事が起こります。

開幕日に移籍

 パドレスは、先発ローテーションが豊富になったということで、開幕当日にクリス・パダックのトレード話をまとめてしまったのでした。

 よって、パダックの2022年はツインズでスタートしました。

 4月13日のドジャース戦でツインズ・デビューを果たしたクリス・パダックは、その後もピリッとしない投球が続き、ついに5月8日のアスレチックス戦で肘に痛みを訴え、3回途中で降板する事態に。この時、本来であれば95mph以上をマークしたファストボールが90mphまで落ち、スローイング・アームが悪いことは明らかでした。5月10日に肘の炎症で15 Day IL入りとなり、その後の検査で、肘の損傷具合は明らかにされていませんが、前年のPRPでもよくならなかったことからトミー・ジョン手術を選択。同年5月18日に実施したのでした。

 2022シーズンは5試合のみの登板で、計22.1イニングで1勝2敗、4.04 ERA。

2016年にもトミー・ジョン手術

 クリス・パダックはマイナー時代の2016年シーズン途中にトミー・ジョン手術を実施。このときは2016年の大半と2017年のフルシーズンを離脱せざるを得ませんでした。

 よって、2022年5月の手術は2度目のトミー・ジョン手術です。

復帰は2023年8月見込み 

 2度目のトミー・ジョン手術ということで、慎重な判断のもと復帰するとは思うのですが、それでも復帰予定は2023年8月が見込まれています。1年3ヶ月です。1年半あるのが理想ですが、そうなるともうシーズンが終わってしまいます。

 次に手術となればキャリアに大きな痛手となるので、完全に回復してからメジャーのマウンドにあがってもらいたいところです。

 なお、前田健太投手は2023シーズンにトミー・ジョン手術から復帰します。

これまでのキャリア

 なお、クリス・パダックのキャリアを簡単にご紹介します。1996年1月8日生まれの27才。ドラフトは2015年のマーリンズの8巡目指名。高校卒でのプロ入りです。

 この指名ラウンドで有望であれば、トレードのカードに使われがちで、クリス・パダックも例に漏れず、それに該当し、1年後の2016年6月30日にパドレスにトレードとなりました。マイアミがフェルナンド・ロドニーを獲得したトレードの交換相手としてです。1度目のトミー・ジョン手術のシーズンでのことです。

 パダックは 2018 年に力強く復帰。そして2019年、スプリング・トレーニングで好結果を出したパダックは、開幕ロスターに名を連ね、開幕3試合目の2019年3月30日にメジャー・デビュー。デビュー戦で素晴らしい投球を見せました。

 パドレスは酷使しないように頻繁に休息を与えつつも、パダックは2019シーズンは26スタートで140. 2イニングを投げ、9勝7敗、ERA 3.33をマーク。SO9は9.8、BB9は2.0。HR9は1.5という素晴らしいシーズンとなりました。なお、このシーズンのパドレスはNLウェストの最下位(69勝85敗)。その中でのこの成績は評価に値します。

 2020シーズン、パドレスは躍進して2位に入り、ポストシーズンに進みましたが、パダックは12先発で、4勝5敗、ERA4.73と苦戦します。この頃から肘の状態はあまり良くなかったのかもしれませんね。

 2021シーズンは23試合、22先発で7勝7敗、ERA 5.07。そして2022年はツインズに移籍して5試合に登板。トミー・ジョン手術となり、2023年に復帰するべく、リハビリをしっかりこなしているという状況です。

 いいピッチャーなので、万全な状態での復帰を楽しみにしておきたいと思います。

 お読みいただき。ありがとうございました。

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