ブルージェイズが2勝2敗のタイに持ち込む
現地2025年10月28日、ワールドシリーズGm4で大谷選手が登板。ついにワールドシリーズの舞台で二刀流をやってのけました。
前日に延長18回までフル出場
ただ、心配だったのが前日の延長18回の死闘にDHとは言え、フル出場したこと。リードオフでもあったことから9打席も数えたのは皆様もご承知の通りです。しかも9回まではHR 2、ダブル 2でRBI 3と活躍。特に、2本目の5-5となる同点HRは驚かされましたね。9回以降は一発を警戒するブルージェイズが5つの四球を与えました。そのうち申告敬遠が4、実質的な敬遠の四球が1。
スターティング
大谷選手だけでなく、両クラブとも疲れた体に鞭打ってGm4に臨みました。
スターティングはご覧の通り。
| # | Blue Jays | Pos. | # | Dodgers | Pos. |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Nathan Lukes | LF | 1 | Shohei Ohtani | DH |
| 2 | Vladimir Guerrero Jr. | 1B | 2 | Mookie Betts | SS |
| 3 | Bo Bichette | DH | 3 | Freddie Freeman | 1B |
| 4 | Addison Barger | RF | 4 | Will Smith | C |
| 5 | Alejandro Kirk | C | 5 | Teoscar Hernández | RF |
| 6 | Daulton Varsho | CF | 6 | Max Muncy | 3B |
| 7 | Ernie Clement | 3B | 7 | Tommy Edman | 2B |
| 8 | Andrés Giménez | SS | 8 | Enrique Hernández | LF |
| 9 | Isiah Kiner-Falefa | 2B | 9 | Andy Pages | CF |
| Shane Bieber | P | Shohei Ohtani | P |
ジョージ・スプリンガーは欠場
前日のGm3の7回表の打席で明らかに右腹斜筋を傷め、途中交代したジョージ・スプリンガーはこの日はダグアウト。ブルージェイズはこの件については特に詳細を発表しておらず、Gm4の欠場を発表したのみです。ただ、場所が場所だけにもう出られないかも・・・と多くの人は感じていると思います。
そのような経緯もあり、ブルージェイズはリードオフにネイサン・ルークスを入れ、IKFを2Bに起用してきました。ボー・ビシェットも万全ではないと思いますが、DHで出場です。
一方、ドジャースは大谷選手がDH&Pで出場。5,6番をスワップしたのみです。
立ち上がりは上々
立ち上がり、大谷選手はMAX 98.4mphを計測するなど、平均でも96mphを超える球速で調子は良さそうでした。体力をキープさせるためにカーブを多く用いたのが印象的ではありました。
ゲレロ・Jr.に失投
先制点はドジャースで、2回裏、先頭のマックス・マンシーが四球で出塁し、つづくトミー・エドマンがCFへのシングルを放ち、この打球でマンシーが三塁へ進塁した後、キケ・ヘルナンデスがRFへ大きな犠牲フライを放って、1点を先制。大谷選手を援護します。
しかし、直後の3回表、9番のIKFから始まったブルージェイズ打線に対し、大谷選手はまず、IKFを2Bゴロに仕留めて1アウトを取ったまでは良かったです。
つづく2巡目となったネイサン・ルークスにインハイのボール球をRFへラインドライブで運ばれてこの日の2安打目を許した後、ヴラディーミル・ゲレロ・Jr.との対戦。1回表の第1打席ではカーブをうまく使って三振に仕留めておりました。
しかし、この打席では2-1カウント後の4球目、スウィーパーが完全にハンギング・カーブとなり、これを逃さなかったゲレロ・Jr.の打球は左中間スタンドへ。ブルージェイズが3回に2点をマークし、2-1と逆転に成功します。大谷選手も試合後、失投であったとコメントしておりました。
4回には3者連続三振
ただ、その後は素晴らしい投球をつづけ、4回表にはカーク、バーショウ、クレメントと三者連続三振をマーク。5回表の先頭のアンドレ・ヒメネスからも三振を奪ったので4者連続奪三振。
6回表も三者凡退に抑え、中盤までしっかりとゲームメイクしていきます。
7回は疲れもあったか?
大谷選手は1回を19球、2回を7球、3回を16球、4回を17球、5回を17球、6回を14球と6回を終えて90球を数えました。
前日のハードなゲーム展開もあり、1-2とリードを許した展開ではありましたが、ここでスイッチで良いとは思ったのですが、7回も続投。
すると、イニング先頭のドールトン・バーショウにはインハイの97.3mphをRFへ弾き返され、先頭打者の出塁を許すと、2球目のインコースの4シームをCFへ弾き返され、これが2塁打となり、ノーアウト2、3塁のピンチを迎えます。
ここで大谷選手は降板ということに。球数は93球で、記録的には6.0イニングで被安打6、失点4、ER 4、BB 1,SO 6、HR 1がワールドシリーズ初登板の成績に。
なお、失点、ERともに4となっていますが、つまりはこの後出てきたアンソニー・バンダが大谷選手が出した2人のランナーを生還させたということに。
この7回表は、アンソニー・バンダ、ブレイク・トライネンが出てきましたが、二人で被安打3で失点2。このイニングは計4得点を奪われ、ドジャースはしんどい展開となったのでした。
この後、ドジャースは9回裏に1点を返すも、この日の反撃はこれで終了。6-2のスコアでブルージェイズがGm4を取り、これで2勝2敗のタイに持ち込みました。
ブルージェイズとすれば、ジョージ・スプリンガーを欠いて白星を取ったのは大きかったです。
Gm5はGm1と同じマッチアップで、ブルージェイズがトレイ・イェサベージ、ドジャースがブレイク・スネル。
どちらがワールドシリーズ制覇に王手をかけるのか?注目ですね。
お読みいただき、ありがとうございました。



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