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【MLB7月トレード】フィリーズ、ジェイソン・バルガスを獲得へ

悩める先発ローテーションを補強

現地2019年7月29日、フィリーズもディールを決めました。

メッツから左腕のジェイソン・バルガス(Jason Vargas )を獲得です。36才のベテラン。アツい男です。

トレード詳細

【フィリーズGet】

  • ジェイソン・バルガス(Jason Vargas)36才 LHP/SP
  • キャッシュ・コンシダレーション(金銭)$2.9M
金銭がついているワケ

ジェイソン・バルガスは現地2018年2月にメッツと2年$16Mドルプラス3年めクラブ・オプションでサイン。サラリーのアベレージは2018年、2019年ともに$8M。2020年のクラブ・オプションも$8M。もしバイアウト(オプションを実行しない)なら$2Mという契約。

フィリーズに金銭がついているのは、$8Mをシーズンの6ヶ月で月割すると、$1.33M/月。残り二ヶ月なので$2.66M。もしメッツがバルガスを抱えていれば、バイアウト$2Mドルがあるので最低でも$4.66M払うことになります。だったら、ざっと残り二ヶ月分も出すので、バイアウトはフィリーズに払ってねと。それでも$1.76Mはメッツはセーブ出来ているというような発想かと思います。

【メッツGet】

  • オースティン・ボサート(Austin Bossart)C 26才 ダブルA所属

2019年のジェイソン・バルガス

ジェイソン・バルガスの2019年の成績は19試合、18先発、6勝5敗、ERA 4.01。直近の3登板は3連勝。フィリーズGMのマット・クレンタックは現地2019年8月2日(金)か3日(土)のホワイトソックス戦での登板もあり得ると述べています。

また現地2019年6月23日にクラブハウス内で監督の起用方法を非難する記者に脅しとも取れる詰め寄り方をした点については、特に性格に問題なしとしています。GMのマット・クレンタックとバルガスは2013年にエンゼルスにいたときにすでに旧知の中でバルガスの人となりを良く知っているからということです。

ジェイソン・バルガスのキャリアはこちら。

Jason Vargas Stats, Height, Weight, Position, Rookie Status & More | Baseball-Reference.com
Check out the latest Stats, Height, Weight, Position, Rookie Status & ...

オースティン・ボサートとは

メッツへ移籍するオースティン・ボサートは2015年フィリーズ14巡目。捕手なのでしっかり下で経験を積んでいるという状況。2019年はダブルA。

フィリーズ・ローテを救え

現地2019年7月29日時点のフィリーズのローテーションです。数字は勝敗/ERAの順で記載しています。

  1. アーロン・ノラ( A. Nola)9-2/3.72
  2. ジェイク・エアリエッタ(J. Arrieta)8-8/4.51
  3. ザック・エフリン( Z. Eflin)7-11/4.63
  4. ヴィンス・ベラスケス( V. Velasquez)3-5/4.46
  5. ドリュー・スマイリー(D. Smyly) Total 1-5/7.69 (PHI: 0-0/1.50)

アーロン・ノラがさすが2018年サイヤング賞候補で、今季は苦労しながらではありますが、数字も出しています。

ザック・エフリンのラフアウティングにストップを

ドリュー・スマイリーもフィリーズ・デビュー戦は上々の出来でした。後の3人のERAが高いんですよね。

ザック・エフリンは5月は2.64を記録していたのですが、徐々に悪化。7月に至っては12.64。7失点が2回、3失点が1回、10失点が1回。エフリンの出来がちょっと深刻です。5月の終わりに腰を傷めて10Day ILに入りましたので、その影響が残っているなら、また短いILにして休ませるのも手だと思います。

また、ジェイク・エアリエッタは右肘ボーン・スパー(骨のかけら)が出ていて本来なら除去手術をしないといけないのですが、マウンドに上げている状況です。

エアリエッタはシーズン最後まで投げるかもわかりませんが、ザック・エフリンを休ませるのはバルガスが入れば出来ます。

ニック・ピベッタはリリーフで奏功?

実はもう一人、ニック・ピベッタ(Nick Pivetta)もおります。彼も本来ならローテーション投手。フィリーズはいいRHPがいっぱいいるんです。本来であれば。投手王国と宣言してもいいくらい(ちょっと大げさですが)。

ニック・ピベッタは今季4勝4敗、ERA 5.28(現地2019年7月29日時点)。しかし、開幕からラフ・アウティングが続いておりました。

結局、7月半ばからリリーフに回っております。それが、リリーフだと直近3試合では計7.2イニングを投げ、失点1、自責点1の好成績を上げています。いずれもイニングまたぎなのですが、これだけいいとどうして?というくらいの変化です。

D・ロバートソンの復帰遅れでRPを確保へ

ニック・ピベッタが予想外にリリーフで結果を出しているのですが、やはり本来なら先発に戻したいところ。

たのみのデービッド・ロバートソンは4月後半以来、肘痛で投げておりません。7月復帰見込みも遅れそうで、8月までずれ込みそうです。

よって、フィリーズはせめて8回を任せられるブルペンを探しております。トレードデッドライン、まだ動きます。

お読みいただき、ありがとうございました。

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