ベネズエラが好ゲームを制して初優勝
現地2026年3月17日、WBC2026の決勝がローンデポ・パークで行われ、息詰まる投手戦の展開をベネズエラが勝ち越し。見事に初優勝を遂げました。おめでとうございます。
TEAM VENEZUELA WINS ITS FIRST #WORLDBASEBALLCLASSIC! pic.twitter.com/pysxBJiZZf
— World Baseball Classic (@WBCBaseball) March 18, 2026
E・ロッド、今大会は好調
ベネズエラの先発はDバックスのエドゥアルド・ロドリゲス。レッドソックス時代の2019年に19勝を上げた左腕はここ2年ほど不本意な投球が続き、今WBCでは代表に選ばれたものの、どうなのか?と思いましたが、PoolDの最終戦でドミニカ共和国を相手に2.2 IPで失点3、SO5とそれなりの結果を出していました。HRを2本打たれたとは言え、ここ数年に見られないほどボールも走っており、数字ほど悪くはなかったです。
迎えたファイナルのマウンドでは1、2回を三者凡退という素晴らしい立ち上がり。味方が先制した直後の3回裏もブライス・トゥラン(MIL)のシングル1本で無失点。そして4回裏も四球を1つ出しただけで、この好投がまた味方の追加点を誘発して、ベネズエラに流れを引き寄せます。
E・ロッドはアメリカ打線に対して、4.1 IP、57球、被安打1、スコアレス、BB 1、SO 4。これは今季はかなり期待できそうですね。
ノーラン・マクリーンも好投
アメリカの先発はメッツのノーラン・マクリーン。中継でもスライダー(スウィーパー)の良さがフォーカスされていました。前回の1次ラウンドのイタリア戦では初回こそ三者凡退に打ち取ったものの、2回に2本のHRを浴び、この後、ライアン・ヤーブローも打たれてイタリアに序盤に大量失点を許してしまい、これが敗戦につながってしまいました。
ただ、この日はさすがに気合の入った投球を見せてくれましたね。
マクリーンは3回表に先頭のサルバドール・ペレス(KC)のシングルをきっかけに四球も絡んで上位打線のマイケル・ガルシア(KC)に犠牲フライを打たれて先制を許します。さらに5回表にはウィリャー・アブレイユにCFにソロHRを許し、2点目を献上しましたが、全体として良い投球だったと思います。
インコースへの配球も
ただ、インコースに良い2シームもあるので、ウィル・スミス(LAD)ももっとインコースを有効に使ってもらいたかったですね。ベネズエラの打者は当然、スライダー予想で打席に入ってきているので、裏をかいたリードで翻弄・・・というシーンも見たかったです。
ウィリャー・アブレイユが活躍
勝ち越しソロHRを打ったウィリャー・アブレイユ(BOS)は今大会のHRは2本目。1本目はご承知の通り、日本戦で彼の一発で逆転されてしまいました。
この日も追加点の欲しいところでの一発ということで彼の放ったこの2本のHRは非常に価値のある2本でした。
レッドソックスのOFはウィリャー・アブレイユ、ジャレン・デュラン、ウィリャー・アブレイユ、ローマン・アンソニー、吉田正尚とこのWBCで良く打ちました。セダン・ラファエラはWBCでは目立ちませんでしたが、彼はCFで機能しそうで、レッドソックスは非常に楽しみなシーズンを迎えます。
さすが役者のブライス・ハーパー
アメリカ投手陣も勢いのあるベネズエラ打線をよく抑えておりました。
アメリカはスコアレスのまま8回裏に突入。ベネズエラは7回2アウトからセットアップ・ロールのアンドレ・マチャードが登板。今大会、良い投球が続いております。
そのアメリカはマチャードに対して2アウトまで追い込まれますが、2アウト後にボビー・ウィット・Jr.が四球で出塁。これは大きかったですね。
そして迎えるは千両役者のブライス・ハーパー。2球目、チェンジアップが甘く入ってきたところをブライス・ハーパーが強振。これがCFに入る2ランHRとなり、アメリカはこの終盤で同点に追いつきます。
ユーヘイニオ・スアレスが決勝タイムリー
同点に追いついたアメリカは9回表にギャレット・ウィットロック(BOS)を投入。ここで裏の攻撃につなげたいところでしたが、ウィットロックはこの日はあまりよくなかったです。先頭のルイス・アラエズに四球を出して勝ち越しのランナーを出すと、つづくユーヘイニオ・スアレスには7球目のチェンジアップを捉えられて、これが左中間への2塁打となり、代走のハビエル・サノーハ(Javier Sanoja/MIA)が生還してベネズエラが3-2と勝ち越し。
9回裏、ベネズエラは右腕のダニエル・パレンシアが登板。アメリカはこの日、先発から外れたガナー・ヘンダーソンが代打で打席に立つなど、同点を試みましたが、最後はローマン・アンソニー(BOS)も三振に倒れてゲームセット。
ベネズエラが3-2で見事に優勝しました。
MVPはマイケル・ガルシア
MVPは26打数10安打、二塁打 2、HR 1、RBI 7で.385/.393/.577、OPS .970と大暴れしたマイケル・ガルシアが受賞しました。
これで2026年のWBCは幕を閉じました。ネットフリックスが独占で配信し、若い人が家にいない野球好きのお年寄りには気の毒な大会となりました。
筆者もネットフリックスには入っていなかったのでWBC用に入りましたが、2025年のレッドソックスの特集を見てから解約するつもりです。
勝ち越しを許したギャレット・ウィットロックは切り替えてシーズンに臨んでもらいたいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。


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