ブルワーズ、MLB NO.1勝率に
ブルワーズ、強いですね!
現地2025年7月21日、ブルワーズはこの日、マリナーズ先発のジョージ・カービーに完全に封じられ、6回途中までノーヒッターという、今日こそは負けるという感じの試合運びでしたが、1チャンスをものにして一気に試合を決めました!これがタイムリーに次ぐタイムリーという具合で派手さはないものの、強さがにじみ出ている戦い方を継続しております。
ジョージ・カービーが5.1イニングまでノーヒッター
先発はマリナーズがジョージ・カービー、ブルワーズがブランドン・ウッドラフ。
そのジョージ・カービーは96mphほどのシンカーと87mphほどのスライダー、そして得意の大きなナックル・カーブで立ち上がりからブルワーズ打線を翻弄。
3回表に先頭のブレイク・パーキンスに四球を出して初めてのランナーを許し、この時点でパーフェクトは途切れました。その後、アンソニー・シーグラーをダブルプレー崩れで1塁に残したものの、これは記録的にはSSゴロですので、ヒットではありません。この後は後続を難なく打ち取り、3アウト。
4回、5回も三者凡退に抑え、MLBのサイトには”No Hitter”アラートが灯りました。
6回表、先頭のアンソニー・シーグラーがCF前に抜けようかという当たりを放つも、マリナーズ2Bのコール・ヤングが好捕して1アウト。このような素晴らしいプレーも出て、何やらノーヒッターの匂いがプンプンしてきたのですが、つづくジョーイ・オルティズがLFへクリーン・ヒットを放ってこの時点でノーヒッターは途切れました。
ブルワーズ、一転してチャンスをものにする
ここからが唸ってしまったところですが、ブルワーズは続けざまにブライス・トゥランが二塁打を放って、1アウト2、3塁のチャンスを作ると、ウィリアム・コントラレスがRFへ犠牲フライを放ち、ジョーイ・オルティズが生還してまずは先制点。
2アウト3塁でだいたいここで途切れてしまうものですが、この後、クリスチャン・イェリッチがRFへタイムリーを放って2得点目。
さらにジャクソン・チューリオがCFへ二塁打を放ち、3得点目。この後、アイザック・コリンズもRF前にシングルを放ち、チューリオを還して4得点目。
ノーヒッターの危機から一気に4得点を奪う、鮮やかな攻撃を見せました。
ブランドン・ウッドラフが6回をスコアレス
ジョージ・カービーの好投が目立っていましたが、ブルワーズ先発のブランドン・ウッドラフも好投。ウッドラフは今季3度目の先発で、怪我から明けてそんなに日にちが経っていないということで、怪我前のような100mphの投球は影を潜めていたものの、ボールの強さは健在。
数字以上に威力があったようで、マリナーズ打線は苦戦しました。
そのウッドラフは6イニングを投げて、被安打2、BB 0、SO 5と非常に安定した投球を披露しました。
ブルワーズが6回表に一気に4得点を奪ったのもウッドラフの好投が引き寄せたと言っても過言ではありません。
この後、ブルワーズは8回もシングルでつないで2点を上げ、6-0とリードを拡大。
ウッドラフ降板後はアーロン・アシュビー、グラント・アンダーソンとつなぎ、タイラー・メギルを温存して、6-0で勝利。
ちょっと強すぎますね。
カブスを抜く!
この勝利でブルワーズは11連勝を達成。60勝40敗で勝率.600とし、ついにNLセントラルで首位を走っていたカブスを抜きました。この日、カブスはロイヤルズに4-12のスコアで敗戦し、59勝41敗。
また、この日、タイガースはレンジャーズに2-1のスコアで勝ち、同じく60勝をマークしましたが、負け数はブルワーズの方が少ないので、ブルワーズは勝率においてもMLB NO.1となりました。
打線が途切れないのがすごいんですよね。しかも先発はみなゲームメイクしますし。
ブルワーズは先発が大崩れさえしなければ、なんとか挽回できる状態です。
ちょっと今、強すぎます。
お読みいただき、ありがとうございました。
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