熾烈なNLウエスト優勝争いとNL WC争い
現地2025年9月13日、オラクル・パークでのジャイアンツとのGm2で大谷選手に第49号が出ました!ドジャースはカーショウが初回に4失点したビハインドの状況から3回表の大谷選手のソロHRなどで追撃。5回表にビッグイニングを作り、13-7で勝利となりました。
Gm1を落としたドジャース
前日12日(金)のGm1では山本投手とジャスティン・バーランダーが熾烈な投手戦を展開。山本投手は7回、被安打1、失点1、SO 10と好投。バーランダーも7回、被安打4、失点1、SO 4と好投。互いに譲らぬ拮抗したゲームは10回裏にジャイアンツがタナー・スコットからパトリック・ベイリーがグランドスラムを放ち、5-1でサヨナラ勝ち。
ただ、この日はパドレスがロッキーズに2-4で敗れましたので、ゲーム差は2.5のままでした。
カーショウ、初回に4失点
Gm2の先発はドジャースがクレイトン・カーショウ、ジャイアンツがローガン・ウェブでした。
1回表、ドジャースは先制点を上げます。リードオフの大谷選手がSSへ内野安打を放って出塁すると、ムーキー・ベッツのピッチャーゴロが送りバントのような形となり、大谷選手が2塁へ進塁。ここで3番のフレディー・フリーマンがLFへうまく弾き返して2塁から大谷選手が生還。ドジャースは1-0とします。
しかし、1回裏、クレイトン・カーショウはエリオット・ラモスにシングル、ラファエル・デバースに四球を出すと、ウィリー・アダムスにゴロでCFへ弾き返され、エリオット・ラモスが生還して即座に1-1の同点に追いつかれます。
そしてマット・チャップマンには勝ち越しタイムリーを許し、満塁から内野ゴロの間にさらに1点を失い、さらに2アウト1、3塁からルイス・ラモスにタイムリーを浴び、4失点目。いきなり1-4と3点を追う展開に。
カーショウは2回裏はすんなり2アウトを奪うも、そこからまたもや満塁のピンチを迎えるもここは無失点。3回裏にようやく落ち着き、三者凡退に仕留め、ここで降板となりました。球数は67球。被安打5、失点4、ER 4、BB 4、SO 2という結果でした。
大谷、追撃の49号!
3点を追うドジャースは3回表、2巡目となった大谷選手が2球目の真ん中高めのシンカーをしっかりと捉え、これがCFバックスクリーンに飛び込むソロHRとなり、2-4と追撃を開始。打ち出し速度114.8mph、飛距離454ftで138.379mも飛びました。大きなHRでしたね。大谷選手のHRはこれで49本目。
この日、フィリーズのカイル・シュワーバーも1本放ち、51号としていますので、両者の差は2本のままです。フィリーズはこの日も勝利し、マジック1としております。
ドジャースは好調ムーキー・ベッツが出塁し、2アウトからテオスカー・ヘルナンデスがLFへ2塁打を放ち、これでムーキー・ベッツが1塁から長駆ホームイン。3-4と1点差に迫ります。
ドジャース、5回にビッグイニング
ドジャースは5回表、先頭のムーキー・ベッツから四球、シングル、四球でノーアウト満塁のチャンスを作り、ローガン・ウェブはここで降板となりました。
2番手に起用したホセ・ブットがこの日は炎上しまして、テオスカー・ヘルナンデスに2点タイムリーダブルを打たれて、5-4と逆転を許すと、マイケル・コンフォートに犠牲フライを打たれて6-4。そして2アウト2、3塁からベン・ロードヴェットに左中間に2点タイムリー・ダブルを許し、スコアは8-4に。
大谷選手は申告敬遠で歩いた後、今度はムーキー・ベッツがタイムリー・シングルを放ち、9-5。この5回表の6点でほぼ試合は決まりました。
ジャイアンツも粘り
ただ、ジャイアンツも粘りを見せ、6点を奪われた直後の5回裏にヘラル・エンカーナシオンのタイムリー・ダブル、パトリック・ベイリーの2点タイムリー・ダブルで計3点を返し、9-7と2点差まで詰め寄りしました。
しかし、直後の6回表、マット・ゲイジのコントロールが乱れ、先頭のマックス・マンシーが頭部死球。その後、動揺したと思われるマット・ゲイジがワイルドピッチなどで3失点。12−7となり、ほぼゲームは決まりました。
6回、7回と三者凡退となったジャイアンツは8回、9回もほぼ抵抗なくゲームは終了。ドジャースが13−7のスコアで勝ちました。
NLウエストの状況
さて、NLウエストですが、この日、パドレスもロッキーズに勝利。ゲーム差は試合前と変わらず、2.5のままです。
ジャイアンツのWCレースが熾烈
NLはワイルドカードレースがかなり熾烈です。メッツがこの日も敗れて8連敗。NLイーストはフィリーズのマジックが一挙に2つも減って、とうとう1に。
そしてNLワイルドカード枠は一旦はジャイアンツがNO.3の枠に入ったのですが、ドジャースに敗れたことでNO.4に下がりました。NO.3のメッツが76勝73敗、NO.4のジャイアンツが75勝73敗、そしてNO.5のレッズが74勝74敗。
ジャイアンツはドジャースとのこの3連戦は残り1試合でここまで1勝1敗。そして18日から21日までドジャー・スタジアムで4連戦が予定されており、計5試合を残しております。
ジャイアンツはドジャースとの戦いがワイルドカード枠に残れるかどうかの鍵になりそうです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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