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【MLB2025】今永が左ハムストリングスを痛めて降板!カブスは今永降板後に失点して敗戦。

今永-F・ペラルタの投手戦!

 現地2025年5月4日、ナ・リーグ中地区首位を行くシカゴ・カブスは同地区ライバルのミルウォーキー・ブルワーズとの3ゲームシリーズのファイナル。ブルワーズは戦力ダウンにより、2024シーズンほどうまく行っておらず、現時点でレッズに抜かれて3位ですが、それでも力のあるクラブであることに違いはなく、この2クラブの対戦は色々とシーズン終盤に効いてきそうです。

 そんな中、この日は今永昇太投手とフレディー・ペラルタのエース同士の投げ合いで、素晴らしい投手戦が展開されて行きましたが、ブルワーズは今永投手の緊急降板の隙をついて勝利を収めました。

5回までスコアレス

 両先発ともにゲーム前半は全く譲らず、スコアレスの展開。

 今永投手は立ち上がりの1回裏に1アウトから2連打を許したものの、ピンチらしいピンチはこのイニングのみ。2回から5回までは1安打を許したのみの投球で全く危なげがありませんでした。

 一方のフレディー・ペラルタも5回までスコアレス投球。ただ、2回から5回まで毎回先頭打者に出塁を許し、しんどい投球をしているのはむしろフレディー・ペラルタの方でした。

今永にアクシデント

 そんな拮抗した展開を破ったのはアクシデントでした。

 6回裏、ブルワーズの攻撃で今永投手は先頭のジャクソン・チューリオにLF前シングルを許し、このゲームで初めてイニングの先頭打者に出塁を許してしまいます。

 今永投手は続くアイザック・コリンズを2Bポップフライに打ち取り1アウト。しかし、つづくウィリアム・コントラレスにストレートの四球を出し、1アウト1、2塁のピンチに。

 ここでバッターはクリスチャン・イェリッチ。その初球、今永投手はスプリッターでイェリッチにうまく打ち取り、打球は頃で1Bのマイケル・ブッシュのもとに。

 今永投手は3-6-1のダブルプレーを完成させようとマウンドを降り、1塁ベースカバーに向かいましたが、1塁ベースに到達する直前に左足にアクシデントが発生。明らかに故障でした。今永投手はなんとかベースカバーに入ることができたものの、1塁は間に合わずにダブルプレーは不成立。

 そして今永投手はプレーが途切れたところで、左足の太ももとの裏をつかみ、左ハムストリングスを痛めたことがわかりました。カブス関係者がマウンドに集まり今永投手の状態をチェック。無理と判断され、今永投手は足を引きずりながらゆっくりとダグアウトに下がることに。

今永降板後にカブスは失点

 今永投手が緊急降板となったカブスは残り1アウトを奪うべく、ジュリアン・メリウェザーをマウンドに送りましたが、おそらくメリウェザーは全く肩をつくっていなかったと見られ、2アウト1、3塁でまさかのワイルドピッチで1点を献上すると、その後はダズ・キャメロン、ケイレブ・ダービンに連続タイムリーを打たれて、このイニングは計4失点。

 4失点のうち生還したジャクソン・チューリオとクリスチャン・イェリッチは今永投手が出したランナーでしたので、今永投手に自責点2がつくはめに。

 どちらかというとカブスに勝機があるのか?と思っていたましたが、まさかのアクシデントにより、ブルワーズが勝利。

 チーム打率はMLB NO.1のカブスですが、この日は5回以降は1安打を放ったのみ。ブルワーズの投手陣に全く合いませんでした。

 ゲームは4-0でブルワーズが勝利。

MLB Gameday: Cubs 0, Brewers 4 Final Score (05/04/2025)
Follow MLB results with FREE box scores, pitch-by-pitch strikezone inf...

 ただ、カブスはGm1、Gm2に勝利していたので、シリーズは勝ち越しました。

診断待ち

 今永投手の故障箇所は間違いなく左ハムストリングスなのですが、カブスのクレイグ・カウンセル監督は、今永投手がこれまで足を故障っしたことがないことから、画像診断の結果をもって判断したいとコメント。

 MRIの結果で今永投手がILに入るかどうかが決まる見込みですが、おそらくIL入りは避けられないでしょう。

主力投手3人目のILか?

 カブスはすでに左腕のジャスティン・スティールがトミー・ジョン手術でIL入り。さらに右腕のハビエル・アサドも斜角筋の問題でIL。

 もし今永投手がILに入ることになれば、主力投手3人目を失うことに。その場合、カブスはクリス・フレクセン、またはトリプルAアイオワからケイド・ホートンをローテーションに加えると見られています。

カイル・タッカーもヒヤリ!

 なお、このゲームでカブスは9回にカイル・タッカーもヒヤリという場面がありました。

 9回表、ノーアウト1、2塁のチャンスを作ったカブスは鈴木誠也がCFへの犠牲フライを放ち、2塁ランナーのイアン・ハップが3塁へ進塁。

 1アウト1、3塁でマイケル・ブッシュの打席で1塁ランナーのカイル・タッカーが盗塁を敢行。このとき、2塁へヘッド・スライディングしたのですが、カイル・タッカーは少しの間動かず、「もしや!?」というシーンがありました。

 負傷したように見えたカイル・タッカーですが、その後は自力で立ち上がり、試合に残りました。もし、カイル・タッカーが離脱すれば大変なことになっていたので、カブスとしては一安心です。

 右太ももになんらかの違和感があったのかもしれませんが、試合後に処置したようです。

 カイル・タッカーは次のシリーズには出場できると楽観的な見通しが立てられています。

 そのカブスですが、これから厳しい2つのシリーズを迎えます。5月5日からはリグレーにジャイアンツを迎えての3ゲームシリーズ。そして5月9日からはニューヨークにてメッツとの3ゲームシリーズです。この2つのシリーズでどうなるのか?非常に興味深いところです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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