大谷、先発投手としてもフル稼働するスタイルを披露
現地2026年3月31日、ドジャースは開幕5戦目。この日のガーディアンズ戦でついに大谷翔平投手がマウンドに上がりました!
大谷選手は2025年6月16日に投手としての復帰を果たしましたが、今季は投手として2023年以来のフルシーズンとなります。
スプリング・トレーニングあるいはライブBPの映像でその好調さは伝わってきておりましたが、この日の登板はもはや投手オンリーとして稼働していたとしても十二分にローテーションのNO.1、2を担えるほどの投球でした。
緩急を駆使したそのスタイルは二刀流を継続してオフェンス面でチームに貢献しつつも、投手としてもワールドシリーズまでフル稼働でやっていくスタイルを見せつけたと言っていいでしょう。
大谷、6回を1ヒッター、スコアレス、6K
立ち上がり、大谷選手はスティーブン・クワン、チェイス・デローター、ホセ・ラミレスを三者凡退に。クワンとホセ・ラミレスの打球は結構捉えられてはおりましたが、いずれもボールの勢いが上回っていたという投球でした。
2回表は1アウトからリース・ホスキンス、ボー・ネイラーから連続三振を奪い、三者凡退。
3回表には2つの四球を出したもの、無失点。4回表にはリース・ホスキンスに2塁打を打たれ、今季初の長打となりましたが、ここも無失点。
5回表、6回表もランナーは出したものの無失点に抑えました。この日のロスは珍しく降雨となり、投げにくい面もあったものの、終わってみれば6イニングで87球、1ヒッター、スコアレス、BB 3、HBP 1、SO 6と十二分すぎるゲームメイクを見せたのでした。
球速差28.6mph
この日、大谷選手は1回表にチェイス・デローターの打席で99.2mphを計測。これがこの日のMAXでした。平均で見てもファストボールは常に96mphを計測。
そしてこの日、特徴的だったのが大きなカーブ。大谷選手の腕の角度は決して真上からではないため、カーショウのように一旦浮いてからストンと落ちる、いわゆる昔のドロップと呼ばれるカーブは投げにくいはずなのですが、この日はこの種のカーブを多く使っておりました。起用ですね。
その最もブレーキの効いたカーブは6回表にカイル・マンザードに投げたカーブでなんと球速は70.6mph。カーブだとブレーキが効いて70mph後半というのが多いですが、ここまで球速が落ちるのは珍しいです。kmへの換算で約113.6 km/h。
この球速差は実に28.6mphで、46 km/hです!
カウントを作るボールとしてこういうのを時たま入れることは体力の温存にもつながり、年間の蓄積で考えると膨大です。もう先を見据えた投球をしているなと思った次第です。
22.2イニング連続スコアレス
なお、大谷投手は2025年8月27日以来、レギュラーシーズンでは22.2イニング連続で無失点を継続中。シーズンをまたいでおりますが、キャリア最長の記録です。また、進行中の現役投手の連続スコアレスイニングとしても最長です。
なお、現役の連続無失点イニングは近いところではDバックスのザック・ギャレンが2022年に44.1 IPを記録。現メッツのフレディー・ペラルタは2025年に29.0イニングを達成しています。また2025年はヤンキースのクラーク・シュミットも28.1 IPを継続し、アストロズのハンター・ブラウンも24.0 IPを記録。投手受難の時代ですが、なかなか良い記録も生まれています。
打者大谷は1安打
この日も大谷選手はリードオフで出場。1回裏は降板してから即座に準備している様子が映し出されておりました。
この日、大谷選手はBB 2、安打で3度出塁。ここでも連続記録が続いており、昨シーズンから36試合連続で出塁しております。
大谷選手は開幕以来、打撃はまだ本来の力を発揮できておらず、HRは0。今は出塁率.455ながら15打数3安打で打率は.200。安打はすべてシングルです。
まだ5試合です。WBCで結果を出した選手は開幕すると一旦少し落ちる傾向があり、そのうち上がると思って置けば良いように思います。
タナー・バイビーも好投
さて、大谷選手の投球の集中力を上げた要因の一つとしてガーディアンズ先発のタナー・バイビーの好投が挙げられます。
彼は開幕戦で5回、3失点でなんとかゲームメイクしたという内容でしたが、この日はそれを上回りました。イニング数は4.0イニングで減ったものの、1失点。彼が踏ん張っていたので大谷選手も先取点を与えるわけにいかなかったのです。
ただ、バイビーも4回裏に3本の集中打を浴び、先制点を許しました。
ドジャースは6回裏にマックス・マンシーのソロHRが出るなどして4-1のスコアで勝利。大谷選手に今季初勝利がつきました。
好調チェイス・デローターが自打球で退場
ガーディアンズのルーキーでマリナーズとの開幕4連戦で4 HRを放ったチェイス・デローターが強力なドジャース投手陣に対し、どういう打撃を見せるのかもこのカードでの注目ポイントで、ししかもこの日は大谷選手が相手。かなり興味深かったのですが、なんと初回にトラブルが発生。
1回表、2番打者のデローターは大谷選手が投じた3球目のインコースへの97.6mphの4シームに反応するも振り遅れてこれが自打球で左足を直撃。痛みが引くのに時間がかかりました。打席に戻ったデローターでしたが、4球目のゾーンへの99.2 mphの4シームに対応。1Bへのゴロをはなちましたが、塁へ走り込むことができませんでした。
チェイス・デローターはここでゲームから離脱。1回裏の守りからCJ・ケイファス(CJ Kayfus)がRFに就くこととなりました。
なお、ゲーム後X線の検査を受けた結果、デローターの骨には異常なし。診断は打撲ということで痛みが引けばゲームに出られるということになりました。
これでこのカードは1勝1敗のタイ。Gm3は山本由伸投手とギャビン・ウィリアムスの投げ合いです。ギャビン・ウィリアムスもいいピッチャーですね。
お読みいただき、ありがとうございました。



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