大谷、まずは1本
現地2025年10月24日、ワールドシリーズGm1はブルージェイズが11-4で大勝しました。ゲーム全体の流れなどは下記の記事に詳細を上げております。
トレイ・イェサベージとの対戦
まずGm1で注目されたのが、ブルージェイズ・ルーキーのトレイ・イェサベージと大谷選手との対戦。
大谷選手は当然、リードオフで出場。NLCS Gm4から少し間が空きましたが、伝説の日にした直後の試合です。
第1打席、大谷選手は1ボール後の4シームを見送り1-1カウントに。3球目、スイングをかけましたが、94.9 mphの甘い4シームをファウル。さすがに打ちにくそうに見えました。ブルージェイズ・バッテリーはこの打席は執拗に4シームで攻め、5球目ついにスプリッターを選択。大谷選手のバットが空を切り、空振り三振に。もっと早いカウントからスプリッターを使うと思った裏をかいた配球で、最後のスプリッターも高めに浮けばチャンスはあったと思いましたが、きれいに落ちましたね。
2アウト満塁で第2打席
2回表に回ってきた第2打席は、2アウト満塁の大チャンスだったのですが、ブルージェイズ・バッテリーは枠内の甘いところには一切投じませんでした。ここをイェサベージが抑えたのもドジャースが流れをものに出来なかったポイントかと思います。
大谷選手は初球のインハイの4シームにスイングをかけますが、これが空振り。この後はスライダー、スプリッター、スライダーともう抑える気満々の球種選択で、最後は真ん中低めの枠外のスライダーでうまく抜かれて1Bゴロ。絶好調なら初球を捉えていたかもしれませんね。
イェサベージは4回で降板したので、この日は2打席のみの対戦。2-0でイェサベージが抑えました。
メイソン・フラハーティーとは2-0
3打席目は5回表で、メイソン・フラハーティーとの対戦。今季、レギュラーシーズンでは8月8日のドジャー・スタジアムでの試合で5回裏に対戦しており、スウィーパーで三振に打ち取られており、同シリーズでは8月10日の9回裏にも対戦。この時は、4-4からブルージェイズが9回表に1点を勝ち越し、5-4とリード。ドジャースは9回裏に1アウト満塁で大谷選手に打席が回ってきましたが、カット・ボールとスウィーパーの連投で大谷選手は空振り三振。レギュラーシーズンでは2打席ともに三振に打ち取られていました。
なおメイソン・フラハーティーと大谷選手との対戦動画がなく、下記はムーキーへの投球シーンです。
この日、5回表に再戦の機会があり、どうなるのか注目していたのですが、やはりカット・ボール、スウィーパーの連投で甘いコースなど来ません。アウトコース中心の配球でまたしても空振り三振。
このシリーズでは大谷キラーとしてメイソン・フラハーティーが登場するので、この対決、要注目です。
大谷、記念すべきワールドシリーズ第1号HR
ここまでいいところのなかった大谷選手でしたが、ブルージェイズに9得点を奪われた直後の7回表、1アウトからトミー・エドマンを1塁に置いた状況で第3打席が回ってきました。
ブルージェイズは右腕のブレンドン・フィッシャー。5球目、カーブにしっかりと対応した大谷選手の打球はRFスタンドに吸い込まれる2ランHRとなり、2点を反撃します。
打ち出し速度:103.7mph、飛距離:357ft(108.814m)。高く上がりましたが、角度は41度でした。
この2025ワールドシリーズ第1号は2025年のポストシーズンでは4本目のHR。キャリアを通じた(2024年から)ポストシーズンの通算HRを9本とし、10本の大台まであと1本。なお、2024年はGm2の盗塁で左肩を傷めましたので、ワールドシリーズでのHRはなし。これが記念すべきワールドシリーズ第1号となっております。
なお、第4打席は9回表に回ってきましたが、四球でした。投手はエリック・ラウラー。
Gm1では最初の2打席で凡退しましたが、まず1HRが出たことは大きいです。ケビン・ゴーズマンの配球も相当研究して打席に臨んでくれることでしょう。
期待しましょう。
あと、ワールドシリーズでHRを放った日本人は松井秀喜選手以来、2人目となります。
お読みいただき、ありがとうございました。




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