中地区実力派同士の対決
現地2025年6月7日、インターリーグのカブス@タイガースのGm2で、鈴木誠也選手が効果的な本塁打を放ち、カブスの勝利に貢献。ともに中地区の首位を走る両クラブの実力派同士の対戦は大変見応えのある戦い方になっています。
Gm2の前に前日のGm1のレビューから。
前日のGm1ではT・スクーバルに抑えられたカブス
前日の現地2025年6月6日のGm1ではタイガースが2024年のサイ・ヤング賞投手のタリク・スクーバルを先発させ、カブス打線を圧倒。4回までは内野安打を含めたヒット2本のみで、カブス打線からするとなかなか突破口を開くのに苦労させられました。
それでもカブスは5回表にPCAことピート・クロウ=アームストロングのイニング先頭のヒットとダンスビー・スワンソンのLF線への二塁打で先制点を奪いそうになったのですが、1塁から長駆ホームインを狙ったPCAが3塁ベースを大きく回ったところでコーチの制止の指示を聞いて帰塁したところでタッチアウト。コーチの指示は間違いではなく、ただPCAは3塁直前でギアを上げたのでオーバーランが大きくなりました。チャレンジとなりましたが、ここはアウト。カブスは先制点のチャンスを逃してしまいます。
その直後の5回表にベン・ブラウンがタイガース打線に3連打を浴びて1失点。ただ、カブスも直後の6回表にマット・ショーとカイル・タッカーのダブルで1点を奪い、すぐに同点に追いついたのですが、強者タイガースは6回裏にすかさず、すペンサー・トーケルソンがソロHRを放ち、勝ち越し。結果、これが決勝点となり、タイガースが3-1のスコアでGm1を取りました。
タリク・スクーバルは7.2イニングを94球で納めて、被安打8、失点1、自責点1、BB 0、SO 6。カブス打線ゆえに8安打も打たれたと言っていいでしょう。ゲームハイライトは後述。
Gm2ではカブスが完勝
Gm1を落としたとは言え、タリク・スクーバルから8安打も放ったカブス打線は、ホットな面を継続していました。
Gm2の先発はカブスが安定しているジェイムソン・タイヨン、タイガースが左腕のタイラー・ホールトン。タイガースはこの日はブルペン・デーでタイラー・ホールトンはオープナーの登板。彼は実績がだいぶ出てきたのですが、今季もリリーフ、先発とスイング・ロールを任されております。
鈴木誠也がまず1本目(15号)
初回、カブスは2アウトから3番RFで出場の鈴木誠也選手がLFへラインドライブの先制ソロHRを放ち、まずは1点をリード。何か簡単に持って行きましたね!
タイガースは2回表、5番に入っているPCAまでタイラー・ホールトンに任せ、タイラー・ホールトンは1失点で降板。その後はなんと先発ロールのケイダー・モンテロをマウンドに送るという、「そう来たか!」という素晴らしい発想のリレーを実施。
オープナーの場合、2番手が4-5イニングを任されるケースが多いのですが、そこに先発ロールの投手を持ってくるのは普通に考えれば至極全うな発想なのですが、普通はローテーションの谷間でオープナーを使うので、それだけタイガースは今は投手陣の層が厚いということでもあります。
そのケイダー・モンテロとジェイムソン・タイヨンがゲームを引き締め、4回までは1-0のスコア。
5回表、カブスはシングルで出塁したニコ・ホーナーを1塁に置いてマイケル・ブッシュがRFへ2ランHR。カブスが欲しかった追加点を上げ、3-0として試合を優位に進めます。
ジェイムソン・タイヨンは直後の5回裏にザック・マッキンストリーのトリプルをきっかけに内野ゴロの間に生還を許し、3-1とされます。3Bのマット・ショーはライン際の打球処理からホームへの送球という一連のプレーをプロらしく美しくこなしたのですが、ここは間に合いませんでした。
PCA、マット・ショーがHR
カブスは7回表、イニング先頭のPCAがケイダー・モンテロからRFへソロHR(17号)を放ち、追加点。さらに2アウトからマット・ショーにも一発が出て(2号)、2点を追加。5-1とリードを拡げます。
鈴木誠也がダメ押しの2本目(16号)
そしてチェイス・リーにスイッチした8回表、カブスは1アウトから鈴木誠也選手がこの日2本めとなる第16号をLFに放ち、ダメ押しとなる6点目をゲット。ほぼゲームを決めました。
カブスはジェイムソン・タイヨンが7回を投げきり、被安打3、失点1、BB 1、SO 5。その後はケイレブ・ティールバーと新守護神となっているダニエル・パレンシアのリレーで締めて、6-1で勝利。
シリーズ・タイとしました。
Gm2の詳細ハイライトです。
前後しますが、タリク・スクーバルのど迫力投球があったGm1の詳細ハイライトはこちら↓です。
非常に面白いこのカード。Gm3はカブスが右腕のケイド・ホートン、タイガースがジャック・フラハーティです。ケイド・ホートンは今季3勝0敗、ERA3.51、ジャック・フラハーティは4勝6敗、ERA 3.72。
楽しみですね。
ちなみにカブスはこのシリーズの後、ロードでフィリーズとの3ゲームシリーズ。またもや強豪との対戦となります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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