非常に面白かったNYM@LAD戦 Gm1
現地2025年6月2日のメッツ@ドジャースのGm1は非常に面白いゲームとなりました。
ドジャースはヤンキースとの3連戦に続いて今度はメッツとの4連戦。地元ドジャー・スタジアムにてニューヨークの2クラブと続けて対戦という珍しいスケジュールですが、ヤンキースとは2024年のワールドシリーズのリマッチで、メッツとはNLCSのリマッチ。
好調な東地区首位のメッツとの対戦は非常に面白いゲームとなりました。
P・ブラックバーンがシーズン・デビューで好投
このゲームの先発はメッツが右腕のポール・ブラックバーンで、ドジャースがダスティン・メイ。
ポール・ブラックバーンは今オフのメッツの投手補強にも影響を与えた投手で、もともとはアスレチックスで2017年から投げてきた投手ですが、2024年のトレード・デッドラインでメッツへ移籍。メッツに移籍後は5試合に先発してERA 5.18と数字だけを見ると大したことはないのですが、ヘルシーであればシーズン100イニングを任せられる右腕で、メッツとしてもそれを勘定に入れてTDLで獲得したのですが、2024年10月にバック・イシューで脊椎の手術をしたため復帰が遅れておりました。
しかし、ここに来てようやく復帰し、この日がシーズン・デビューに。
そのブラックバーンはカーブを巧みに使い、ドジャース打線を翻弄。大谷選手もこのカーブにかなり苦戦してしまいました。大谷選手は前日もライアン・ヤーブローの軟投に苦戦しましたので、2戦続けてオフスピードのボールに翻弄されたということに。
ブラックバーンは5イニングを投げきり、被安打3、スコアレス、BB 1、SO 3と見事なシーズン・デビューを飾りました。これはメッツにとっても大きな武器になりそうです。
リンドーアが今季6本目のリードオフHR
ドジャース先発のダスティン・メイは1回表にフランシスコ・リンドーアにリードオフHRを打たれて先制を許します。リンドーアは今季14号で、うち6本がリードオフHR。リードオフHRの数では大谷選手に並びます。またメッツのシーズン球団記録であるカーティス・グランダーソンの7本にあと1本と迫る数字です。なお、MLBのリードオフHRのシーズン最多はカイル・シュワーバーの15本(2024年に達成)。
Francisco Lindor leads off the NLCS rematch with a missile to the bleachers! pic.twitter.com/CrLuvdABBR
— MLB (@MLB) June 3, 2025
大谷が追撃の23号!
ダスティン・メイは5回表にも連打で1点を失い、7回表を終えて2-0とメッツがリード。
ポール・ブラックバーン、ワスカル・ブラゾバンにスコアレスに抑えられていたドジャースでしたが、7回裏、メッツのマウンドは3番手のマックス・クラニック。2アウトランナーなしで大谷選手が打席に。ドジャースは除々に追い詰められていたのですが、大谷選手がやりました。
クラニックが投じた初球の甘いカーブを豪快に振り抜き、これがRFスタンド後方に入るソロHRに。かなり飛んだのですが、スタットキャストも飛距離まで出せなかったようです。珍しいですね。
このHRによりドジャースは1-2と1点差に詰め寄ります。
大谷、土壇場であわやサヨナラHR
ゲームは1-2のまま9回裏に。メッツのマウンドにはクローザーのエドウィン・ディアスが登場。先日、弟がドジャースに入りましたね。
そのエドウィン・ディアスに対してドジャースはまずは先頭のトミー・エドマンがシングルを放って出塁。同点のランナーが出ました。
そして1アウト後、1、3塁で大谷選手が打席に。メッツは申告敬遠せずに大谷選手との勝負を選択。この当たりは気持ちの良い心意気でした。
1-1カウントの後の3球目、インコースに食い込んでくる99mphの4シームに大谷選手がうまく対応。角度というサヨナラHRになるかと思いました。しかし、残念ながらスタンドまでは届かず。
これで3塁ランナーのトミー・エドマンがタッチアップで生還し、ドジャースが土壇場で2-2のタイに持ち込みます。2アウトでテオスカー・ヘルナンデスの打席だったのですが、三振に倒れてゲームは延長戦に。
タナー・スコットがまた打たれる
10回表、ドジャースはタナー・スコットをマウンドに送りますが、タナー・スコットはオートマティック・ランナーがいる中で先頭のフランシスコ・アルバレスに二塁打を打たれていきなりの失点。3-2とメッツが勝ち越します。
さらにリンドーアにもタイムリーを打たれ2失点目。これでズルズル行くのかと思われましたが、その後はなんとか後続を抑え4-2のスコアで10回裏に。
10回裏、メッツのマウンドはホセ・カスティーヨが上がり、ドジャースはオートマティック・ランナーも含めてノーアウト1、2塁のチャンスにアンディー・パヘスがタイムリーを放ち1点を返し、スコアは4-3に。
まだノーアウトでしたが、この後メッツのホセ・ブットへのリレーで交わされ、あと一歩のところで追いつくことが出来ませんでした。
ゲームは4-3でメッツの勝利です。
タナー・スコットはまたしても失点。ちょっと調子を落としています。
M・ヴィエントスが離脱
メッツは10回表にマーク・ヴィエントスがSSゴロを放った際に足を傷めてました。おそらくハムストリングスをやったと思われ、Gm2以降の出場は危ういかもしれません。
9回裏の大谷選手のLFへの大飛球は見応えがありましたね。面白いゲームではありました。
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