ブレイク・スネルが圧倒的な存在感を見せる
現地2025年9月17日のフィリーズ@ドジャー戦Gm3はもうブレイク・スネルの熱投に尽きます。素晴らしい投球内容でした。
Blake Snell has a 1.17 ERA in 7 starts at Dodger Stadium this season! pic.twitter.com/CEpFaeegKx
— MLB (@MLB) September 18, 2025
4回までに8K!
この日のブレイク・スネルは圧倒的でした。
初回からスネル独特の腕の角度から繰り出される96-97mphの4シームを軸に、カーブ、スライダーそしてチェンジアップがほぼ意図通りにコントロールされ、1回表は2番のカイル・シュワーバー、3番のブライス・ハーパーから三振を奪い、2回表はニック・カステヤーノス、マックス・ケプラーから三振。この時点で打者6人中4人が三振!
3回表は三振2つで2アウトを奪った後、ブライソン・ストット、ハリソン・ベイダーには連続でLF前シングルを打たれるも、その後のカイル・シュワーバーは体からホームベースギリギリに入るフロント・ドアの軌道のカーブで見逃し三振。4回は三者凡退でそのうちの1つが三振。この時点で12アウトのうち8アウトが三振という圧倒的な内容でした。
5回、6回の2イニングで3三振を奪ったブレイク・スネルは、6回を終えて球数は90球。7回のマウンドにも上がります。
ロバーツ監督のマウンド・ビジットも拒否
7回表、ブレイク・スネルはブライス・ハーパーを4球で2Bゴロ、JT・リアルミュートを2球でCFフライに打ち取って2アウトまでこぎつけたものの、強打者二人を打ち取った直後ということと、球数が96球に達したこともあり、この後のニック・カステヤーノス(6球)、マックス・ケプラー(5球)に連続四球を与え、ピンチを迎えます。球数は107球。
そして限界が見え始めてきたスネルを説得しにデーブ・ロバーツ監督自らがマウンドに向かうも、これをスネルの方から大丈夫だと逆に監督を説得してベンチに帰らせるというすごいシーンが見られました。
なお、ドジャース・ブルペンはすでにアレックス・ベシアがフィールドに足を踏み入れていましたが、再びブルペンに戻ることに。
Blake Snell convinced Dave Roberts to let him stay in the game while Alex Vesia was already jogging onto the field pic.twitter.com/RUIdx3vIEe
— Talkin’ Baseball (@TalkinBaseball_) September 18, 2025
つづくオットー・ケンプにも1、2球はボールとなり、2-0カウントとなりましたが、ここからスネルが最後の力を振り絞るように、4シーム、カーブ、4シームと3球連続でゾーンに入れ、最後はアウトハイで空振り三振を奪い、ピンチを脱出。
この気概は素晴らしいの一言でした。
ブレイク・スネルは7回を投げきり、降板。球数112球で被安打2、スコアレス、BB 2、SO 12という圧巻の内容でした。
大谷が51号HR
この日、ドジャースはフィリーズ先発のヘスス・ルザルドから2回裏にフレディー・フリーマンの一発で先制。さらにこのイニングはパヘスがつないでベン・ロードヴェットが2Bの頭を超えるタイムリーを放ち2得点目。4回裏にはキケ・ヘルナンデスのタイムリーも出て前半で3-0とリード。
ブレイク・スネルの好投もあり、ゲームは終盤8回裏に。イニング先頭は大谷選手。フィリーズのマウンドは先発のヘスス・ルザルドがこの深いイニングまで頑張っておりました。
しかし、ヘスス・ルザルドは大谷選手へ投じた6球目のスライダーが甘く入り、これをCFに持って行かれるソロHRに。ドジャースに4-0とリードを許します。大谷選手のこのHRは51号で、打ち出し速度 107.8mph、飛距離 408 ft (124.358m)でした。
ヘスス・ルザルドはここで降板。7.0イニングで106球を投げ、被安打6、失点4、ER 4、BB 1、SO 6、HR 2という投球内容でした。
ドジャースは2番手のオライオン・カーカリングからも1得点を奪い、5-0とリードを拡大。
9回裏はタナー・スコットが登板。2アウト、1、3塁というまたもや怪しいシチュエーションを作りましたが、最後はマックス・ケプラーを3Bフライアウトに仕留め、ゲームセット。
ドジャースがなんとか一矢報いたというゲームでした。ドジャースはこの勝利で85勝67敗。残り10試合です!
それにしても今日のブレイク・スネルは凄まじかったですね。
なお、この日はパドレスも勝利。両者のゲーム差は2.0のままです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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