スポンサーリンク

【MLB2024】大谷、10試合連続RBIを記録!ドジャースのフランチャイズ・レコードとなる

長い歴史を誇るドジャースで記録を塗り替える

 現地2024年6月26日、シカゴのギャランティード・レート・フィールドで行われたドジャース@ホワイトソックスのシリーズ・ファイナル・ゲームで、大谷翔平選手がいきなりのリードオフHR!

 これにより、大谷選手は10試合連続で少なくとも1RBI(Runs Batted In:打点)を記録。これはRBIが1920年に公式記録となって以来、ドジャースの連続試合RBIのフランチャイズ・レコードとなりました。

リードオフHRで早速記録更新

 ムーキー・ベッツがデッドボールで離脱して以来、リードオフを任されている大谷選手。この日もやはりリードオフのポジションで打席に立ちました。ドジャースはロードゲームなので、大谷選手の打席で試合開始。ゲーム開始を待ちわびたファンがプレーボールで喜ぶ拍手と大谷選手への声援の両方でスタジアムは大きな歓声で包まれました。

好調エリック・フェディーから一発

 ホワイトソックス先発はエリック・フェディー(Erick Fedde)。元ナショナルズの右腕は2023年はKBOで投げ、20勝6敗、ERA 2.00というすごい数字をマーク。2023年12月にホワイトソックスと2 年/$15M (2024-25)でサインしました。メジャーに復帰したフェディーは好調そのもので、今季はこのゲーム前までに5勝2敗、ERA 3.05をマーク。大苦戦しているホワイトソックスにおいてこの数字ですから、いかに内容が良いかがわかりますね。

 その大谷選手の第1打席。シンカーとカット・ボールを得意とするフェディーの軌道を見極めるようにフルカウントまで持ち込んだ大谷選手。6球目、逆球となった真ん中高めの甘いカット・ボールを鋭くスイング。これが右中間スタンド奥深くに刺さるソロHRとなり、ドジャースが幸先よく1点を先制しました。

 大谷選手はこの1発で10試合連続1RBI以上をマーク。ドジャースのフランチャイズ・レコードを塗り替えました。

これまでのドジャース内での記録

 これまでのドジャースのフランチャイズ史では9試合連続1RBI以上が最長。

  • 1955年 ロイ・カンパネラ(Roy Campanella )
  • 1944年 オージー・ガラン(Augie Galan )
  • 1924年 エディー・ブラウン(Eddie Brown)
  • (参考)2011年-2012年 マット・ケンプ (Matt Kemp)

近いところではマット・ケンプ

 近いところではマット・ケンプが2011年の最後の4試合から2012年の開幕後の5試合で2年にわたって9試合連続1 RBI以上を記録。これはシーズンまたぎなので参考記録というところでしょうか。この頃のマット・ケンプは凄かったですね!2011年はまさにキャリアのベスト・シーズンで、SS、GG、MVP-2位、ASGなど主要な賞を受賞。HRも39本を放ち、NLでタイトルを獲りました。

長いドジャース史

 ドジャースの歴史は1884年からスタート。140年を誇ります。ブルックリン・ドジャースとなったのは1911年。1916年からはブルックリン・ロビンズとなりましたが、1932年に再びブルックリン・ドジャースに。そしてロサンゼルスにフランチャイズを移したのは1958年です。 

 そもそもRBIが公式記録となったのは上述の通り1920年から。ロイ・カンパネラの1955年はまだブルックリン・ドジャースの時代の記録です。

 そして初めて9試合連続RBIを記録した1924年のエディー・ブラウンから100年。とんでもなく長い時を経て大谷選手は記録を塗り替えたことになります。

 ドジャースは3回表にも満塁からテオスカー・ヘルナンデスの犠牲フライで1点を追加。さらにフレディー・フリーマンのRFへのタイムリー・ダブルでもう2点。3回を終えて4-0とリード。

ギャビン・ストーンがシャットアウト勝利

 この日はドジャース先発のギャビン・ストーンが好投。9イニング103球を投げ、見事にシャットアウト勝利を成し遂げました。

 ルーキー投手がシャットアウト勝利(完封)を成し遂げたのは2013年以来のこと。ホワイトソックス打線の元気のなさもありましたが、見事なピッチングだったと思います。

 ドジャースはこのまま4-0のスコアで勝利。51勝31敗となりました。敗れたホワイトソックスは21勝61敗となり、勝率はMLBワーストです。

MLB Gameday: Dodgers 4, White Sox 0 Final Score (06/26/2024)
Follow MLB results with FREE box scores, pitch-by-pitch strikezone inf...

大谷選手のスタッツ

 このゲームを終えた後の大谷選手の成績はこちら。

indexstatsNL rankMLB rank
HR2513
AVG.32211
SLG.64312
OPS1.04512
RBI6135
Hits10023
XBH4812
TB20012
Run6512
現地2024年6月26日終了後の大谷選手のスタッツとランク

 シーズン82試合目はもう折り返に入っているということですが、この時点で25HR。シーズン終了時の予測として単純にx2にして50 HRにしたいところですね。今季はもっと行くかもしれませんね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB Awards 2025】ゴールドグラブ賞が決定!ボビー・ウィット(SS)、PCA(OF)らが受賞
【2025WS_7】山本由伸が世界一の投手に!ミゲル・ロハスが同点HR、ウィル・スミスが勝ち越しHRを放つ!
【2025WS_6】ウォールにボールが!ドジャースが大ピンチを凌いで決戦に持ち込む!ムーキーもタイムリー
【2025WS_5】トレイ・イェサベージ、ドジャースをも封じる!7回、3ヒッター、12K!
【2025WS_4】ついに大谷がワールドシリーズで二刀流を披露!7回途中で6Kと力投するも黒星
【2018 & 2025WS_3】ムーキー、マンシー、カーショウがキャリア2度目のWSでの延長18回を経験!
【2025WS_3】延長18回、大谷が9打席!しかも2HR、2ダブル、5BB !
【2025WS_3】フレディー・フリーマンがまたもWSでサヨナラHR!佐々木、ウィル・クラインらの好投に報いる!
【MLB2026】オリオールズの新監督にクレイグ・アルバナズが就任!CLE躍進の立役者
【2025WS_2】山本由伸が強打のブルージェイズ打線を相手に完投!2試合連続完投&20人連続アウト!
【2025WS_1】大谷が記念すべきワールドシリーズ初HRを放つ!このシリーズはメイソン・フラハーティーとの対決に注目!
【2025WS_1】ブルージェイズ、6回にGSを含む9得点で大勝!ドジャースは継投に失敗
【MLB2026】ブルワーズGMのマット・アーノルドがPresident of Baseball Operationsに昇格
【MLB2026】ジャイアンツが大胆な監督交代!テネシー大のトニー・ヴィテロ氏を起用!
【MLB2026】エンゼルスの新監督はカート・スズキに決定!
【2025ALCS_7】ジョージ・スプリンガーが殊勲の逆転3ランHR!ブルージェイズがワールドシリーズへ進出!
【2025ALCS_6】ブルージェイズ、2HRとイェサベージの好投でGm7へ!マリナーズはDP3つと運なし
【MLB移籍2026】アストロズ、豪腕のネイトピアソンと1年契約で合意へ!先発へ転向
【2025NLCS_4】大谷がまた伝説を作る!投手で6回シャットアウト&10K+打者で3HR!しかもWS進出!
【2025ALCS_5】シアトルが揺れた!マリナーズが8回裏にユーヘイニオのグランドスラムで逆転勝利!
【2025NLCS_3】ドジャース、ミズロウスキーから勝ち越し!佐々木で逃げ切ってWSへ王手!
【2025ALCS_4】M・シャーザー、鬼の形相で5イニング超え!ブルージェイズ、11安打8得点で勝利
【2025ALCS_3】ブルージェイズ、猛打復活!18安打(5HR)、13得点でまずは1勝を返す
【2025NLCS_2】山本がポストシーズン完投の偉業を達成!大谷もタイムリーを放って援護!
【2025_NLCS1】ブレイク・スネルが8回、1ヒッター、10Kの好投でドジャースが先勝
【2025_ALCS2】マリナーズ、”その瞬間をつかむ”!3HRで連勝!ホルヘ・ポランコがまたもや殊勲!
【MLB2025】2019年以降、勝者が4度WSに進出、うち3度制覇!踏み台のようになってきたブルワーズのポストシーズン
【2025ALCS_1】ブライス・ミラーが好投!カル・ロリーにもHRが出たマリナーズが勝利
【2025NLDS_5】ブルワーズが中盤を制して勝利!カブスは鈴木がミズから完璧なHRを放つも、追撃ならず
【2025ALDS_5】総勢15投手、計37奪三振!壮絶な投手戦は延長15回でマリナーズがサヨナラ勝ち!
タイトルとURLをコピーしました