心配なエースと中心選手の怪我の具合
現地2025年9月13日、前日12日(金)のマイアミとのゲームで先発し、4回1アウトで怪我で途中退場し、その症状が心配されたタイガースのエース、タリク・スクーバル(Tarik Skubal)の状態が判明。大事には至らず、次の登板もスキップせずに先発する見込みです!
タリク・スクーバル:左脇腹のハリ
タリク・スクーバルは12日(金)のマイアミ戦の4回1アウト後に左脇腹に張りを感じ、ダグアウトに向かって手振りし、AJ・ヒンチ監督とトレーナーがマウンドに駆けつける事態となりました。彼らと短い会話をした後にタリク・スクーバルは退場。
大エースの途中退場に、タイガースがざわつく騒ぎとなりましたが、その後の病院でのスキャン(たぶんMRI)による検査の結果は胸郭周辺にハリが確認されたものの、筋肉に構造的な損傷は見られないことがわかりました。
ヒンチ監督によれば、タリク・スクーバルは一旦、デトロイトに戻って状態を見ながら、次の登板の準備を行う予定で、症状が大人しいままであれば、ローテーションをスキップせずに現地2025年9月18日のガーディアンズ戦に先発する見込みです。
これはタイガースにとっては朗報で一安心です。
4失点していたタリク・スクーバル
12日のゲームでは3.1イニングを投げ、被安打4、失点4を喫しいたタリク・スクーバル。やはり状態が良くないままなんとか投げていた模様で、奪三振は2にとどまり、被本塁打も2を計上していました。
ア・リーグ中地区首位のタイガースで29試合に先発し、13勝5敗、防御率2.26、183回と3分の1を投げて224奪三振を記録している。
タリク・スクーバルは2024年のALサイ・ヤング賞投手。今季も圧倒的な投球を披露しており、ここまで29先発で、13勝5敗、ERA 2.26。勝利数はマックス・フリード(NYY)の17勝からやや話されてしまいましたが、ERAはALで1位、奪三振(224)はMLBで2位。
今季もサイ・ヤング賞候補で、レッドソックスのギャレット・クロシェ、ヤンキースのマックス・フリードらと争っています。
ハビアー・バイエスは顔面に打球が当たる
また、タイガースはこの日、タリク・スクーバルが退場する前にもう1つ災難があり、7番SSで先発出場していたハビアー・バイエスが、2回表の第1打席でファウルチップがヘルメットのつばに当たって跳ねり、額と目の近くに当たるアクシデントがあり、打席途中で退場となりました。続きの打席はトレイ・スウィーニーが代打で送られ、その後、彼がSSの守備につきました。
そのバイエスですが、一夜明け、左目の周りに腫れとあざが残り、痛々しいものの、試合に向けての準備は再開したとヒンチ監督は述べており、Day to Dayで数日の休みで復帰する見込みです。
こちらも大事に至らず、良かったですね。不幸中の幸いではありました。
ALセントラルをリードするタイガース
ALセントラルをリードするデトロイト・タイガースは、6月までの貯金が効いて、7月以降はやや失速もまだまだ盤石な状態です。
タイガースの月別戦績
タイガースの月別戦績はこのような感じです。
Monty | W | L | RS | RA | W-L% |
---|---|---|---|---|---|
March | 1 | 3 | 21 | 26 | .250 |
April | 18 | 9 | 124 | 79 | .667 |
May | 19 | 9 | 150 | 105 | .679 |
June | 15 | 11 | 129 | 115 | .577 |
July | 11 | 14 | 108 | 126 | .440 |
August | 16 | 12 | 129 | 120 | .571 |
September | 4 | 6 | 62 | 57 | .400 |
7月に失速し、一旦8月には盛り返したものの、9月に入り4勝6敗で1勝2敗ペースになっており、やや苦戦している状態。これでタリク・スクーバルが離脱すれば、ポストシーズンにかなり影響する状態ではありました。
タイガースは現地2025年9月13日のマイアミ戦にも延長の末、4-6で敗戦。今が一番苦しいところです。
ALセントラルは2位ガーディアンズがこの日もホワイトソックスに勝利。77勝71敗と迫ってきていますが、タイガースは84勝65敗。残り13試合でタイガースがよほどの大型連敗をしない限りは地区制覇は行けそうです。
また、現時点でALのトップ勝率はブルージェイズにとって変わられ、タイガースは2位になっております。再度挽回するのか?あるいは81勝68敗のアストロズに追い上げを食らうのか?勝率2位ならワイルドカード・シリーズは免除でALDSからのスタートとなります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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