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【MLB2026FA】Dバックス、マイケル・ソロカと1年/7.5Mドルで合意へ

Dバックス、ローテーション右腕を補強

 現地2025年12月8日、前日の7日からウィンター・ミーティングが始まりましたが、まだ大きな動きはありません。どうやらカイル・シュワーバー、ピート・アロンゾという注目の大きな存在のFA選手を巡って色々と水面下では駆け引きが活発化しているようです。加えてDバックスで長期契約を結んでいるケーテル・マルテのトレードを巡る動きも・・・果たしてどうなりますでしょうか?

 そんな中Dバックスがローテーション右腕を獲得です。元ブレーブスで2025年はナショナルズとカブスに在籍していたマイケル・ソロカ(Michael Soroka)と1年契約で合意しました。現時点ではフィジカル・チェックの結果待ちでまもなくオフィシャルになると思われます。

契約内容

 Dバックスとマイケル・ソロカの合意内容は下記です。

  • 1年/$7.5M (2026)
    • パフォーマンス・ボーナス:$2M 

 マイケル・ソロカは2025年はナショナルズと1年/$9M でサインしていましたので、単価は下がりましたが、パフォーマンス・ボーナスで前年と帳尻を合わせたという内容です。

Z・ギャレンの流出に備え

 Dバックスはここ数年チームを支えた高品質投球でおなじみのザック・ギャレンがFA。クオリファイング・オファーも拒否し、他クラブへの流出の見込みです。

 2025年に13勝、そして2022年から2025年まで計56勝を上げていたエースがいなくなるわけですから、今オフはローテーションの補強が待った無し。

 そこでマイケル・ソロカを獲得に至ったということになります。

これまでのマイケル・ソロカ

 きれいなお手本のようなオーバースローのマイケル・ソロカは発音は正確には「スーロウク」かもしれませんが、実況はほぼソロカなのでスペル通りの記載にしています。メジャー2年目の2019シーズンにブレーブスで29先発で174.1IPで、ERA 2.68、13勝4敗をマークし、BB9は2.1、HR9は0.7。この年はROYで2位、サイ・ヤング賞投票で6位、オールスターにも選ばれました。

 素晴らしかったソロカですが、2020年シーズンにトラブルが発生。シーズン3戦目となった8月3日のメッツ戦で3回にアキレス腱を断裂。痛みに耐えかねて地面に倒れ込みました。2020シーズンはこれでフィニッシュ。

 その後、リハビリに失敗し、当初2021年4月に予定されていた復帰戦は延期され、6月24日にクラブハウスを歩いている時に再び腱を断裂。これにより、2021年の復帰の望みは絶たれ、再手術が必要となりました。ソロカは2022年も全休。

 2023年5月29日にようやく復帰。アスレチックス戦に先発し、6回を投げて被安打5、失点4で敗戦投手に。

 6月4日のDバックスとの復帰2戦目は3.2イニングで被安打7、失点5。ブレーブスは試合後、彼をAAAに送りました。MLBに復帰したのは6月30日で、負傷後初のホーム先発で、マーリンズを相手に味方打線の援護もあり6回、3失点で故障後初の勝利投手に。その流れで7月は3試合に登板するもまたもAAAに。

 9月5日のカージナルス戦に先発した後、指のしびれを訴え、9月6日にIL入り。大きな故障への不安を残したままシーズンを終えていました。前腕部のハリという嫌な怪我を残したままです。

 このように怪我に泣いたマイケル・ソロカは現地2023年11月16日、ブレーブスがホワイトソックスからアーロン・バマーを獲得したトレードの1人としてホワイトソックスに移籍したのでした。

 2024年はホワイトソックスで25試合に登板。うち9試合に先発し、成績はなんと0勝10敗、(ERA 4.74)。この年、ホワイトソックスは121敗を喫したようにとにかく悲惨なチーム事情ゆえに上記のような結果となりました。

 2025年、ナショナルズとサインしたマイケル・ソロカは16試合、81.1イニングに登板し、3勝8敗、ERA 4.87。ただ、これも額面通り捉えるには彼の実力を反映していない数字でした。

 2025年のトレード・デッドラインでカブスに移籍。カブスでは6試合で先発は1試合のみでしたが、8.1イニングでERA 1.08をマーク。再びFA市場に出るには良い品質の投球を見せたのでした。

Dバックスのローテーション

 Dバックスはザック・ギャレンが不在になる前提でローテーションを組むと、ブランドン・ファート、ライン・ネルソン、エドゥアルド・ロドリゲスが1-2-3。そして今のところ、マイケル・ソロカがNO.4の有力な候補ということになります。

 大エースとして迎えたサイ・ヤング賞右腕のコービン・バーンズはトミー・ジョン手術のリハビリ中。手術をした時期も悪く、2025年6月でしたから、早くて今季終盤に復帰できるかどうかですから、フロントはもはや2027年の復帰と見込んで動くでしょう。

 マイケル・ソロカがDバックスのローテーションを救えれば良いですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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