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【MLB2025FA】ホワイトソックスがユーティリティーのジョシュ・ロハスと1年契約で合意

ホワイトソックス、ベテランを獲得しリビルドへ

 昨シーズン121敗を喫し、アメリカン・リーグの敗戦数の新記録を樹立したホワイトソックスはかなりの批判を集め、そのカルチャーの再構築など色々とやることは多そうですが、そんな中、ベテランユーティリティーの獲得でなんとか前進を見せようとしています。

 現地2025年1月2日、ユーティリティーで守備には定評があり、一時期は打撃でもいい結果を残したジョシュ・ロハス(Josh Rojas)と合意です。

契約内容

 現時点では両者の合意内容は1年契約でということしか明らかになっていません。

マリナーズからノンテンダー

 そのジョシュ・ロハスですが、2024年11月のノンテンダー・デッドラインでマリナーズからノンテンダーとなり、FAとなっていました。2024年のサラリーはマリナーズと調停を避けて1年/$3.1M でサイン。2025年は$4M程度の見込みが出ていましたから、$3.8-$4.3Mくらいのレンジの設定ではないか?と思います。

ジョシュ・ロハスとは

 ジョシュ・ロハスは1994年6月30日生まれの30歳。2025年はシーズン途中で31歳となります。右投げ左打ちのユーティリティー。本職は内野手で3B、2B。

 ハワイ大学マノア校から2017年のアマチュアドラフトでアストロズから26巡目指名を受け、プロ入り。もともとはアリゾナ州出身で、アリゾナ州フェニックス都市圏で育ち、高校にも通っていました。

 2017年、クラスAでプロキャリアをスタートさせたジョシュ・ロハスは、52試合に出場して打率.256をマーク。同年にはトリプルA、フレズノ・グリズリーズにも短期で昇格し、負傷選手の代役として4試合に出場。

 2018年はクラスA+で開幕を迎え、最初の24試合で打率.311を記録した後、すぐにダブルAのコーパスクリスティ・フックスに昇格。この頃からユーティリティーぶりを発揮し、6つのポジションをこなしています。ダブルAでは106試合に出場し、.251/ .338/ .385、HR 7、RBI 45、SB 26をマーク。

Dバックスへ

 2019年は打撃も絶好調で、ダブルAでは44試合で打率.322、トリプルAのラウンドロック・エクスプレスでは53試合で打率.310をマーク。これが決め手となり、同年の7月31日のトレード・デッドラインでアストロズがザック・グレインキーを獲得したトレードの交換要員でDバックスに移籍。他にセス・ビア、J.B.ブカウスカス、コービン・マーティンがDバックスに移籍しました。

メジャー・デビュー

 地元アリゾナに帰ってきたジョシュ・ロハスは、2019年8月12日のロッキーズ戦でメジャー・デビュー。先発でLFとして出場し、2四球を記録。ただ、このデビュー・イヤーの2019年と短縮シーズンの2020年はともに打率が.200前後と低迷しました。

 2021年はメジャーでもさらにユーティリティーぶりを発揮したシーズンとなり、この年は139試合に出場し、2Bは55試合、SSは42試合、3Bは14試合、RFは37,LFは18試合に出場し、.264/.341/ .411、OPS .752、HR 11、二塁打 32、RBI 44、SB 9をマーク。

 2022年は 5月20日のリグレーでのカブス戦に1試合3HRを放つなど印象的なシーンもありましたが、125試合で.269/.349/.391、OPS .739、HR 9、RBI 56と、HR数も特に伸びることはありませんでした。守備は3Bとして安定していました。

 2023年、3Bをエマニュエル・リベラに奪われた形となったジョシュ・ロハスはシーズン最初の4カ月でわずか189打席、59試合に出場にとどまり、打率.228、HR0、OPS+64という成績に。

 同年7月31日のトレード・デッドラインでDバックスがポール・シーウォルドを獲得したトレードでマリナーズに移籍。

 マリナーズ移籍後は46試合に出場し、打率.272、HR 4、RBI 14を記録。非常にインパクトのある活躍を見せました。

 2024年シーズン開幕後も25試合を終えた時点で打率.360、OPS1.029を記録して良いスタートを切ったのですが、最終的には.225/.304/.336、HR 8、RBI 31に終わりました。

 ホワイトソックスでのジョシュ・ロハスですが、ホワイトソックスは1Bのアンドリュー・ボーンは決定。3Bのヨアン・モンカダはFAで再契約はもうなさそうですから、2B、3Bは流動的です。その意味でジョシュ・ロハスはチャンスでもあります。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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