本日はプロスペクトのニュースです。
現地2018年3月13日、ヤンキースは期待の内野手、グレイバー・トーレス(Gleyber Torres)をマイナーに落としました。
送られるのはトリプルA。
1月のトップ・プロスペクト・ランキング5位のトーレスをどうしてマイナーに送ったのか?
理由は2つあります。
1番大きな理由は少しでも長くヤンキースに在籍してもらうため、開幕から16試合をマイナーで過ごすことでFAの6年をうまく利用して、2024年の権利取得を2025年に延ばすためです。
これはちょうどカブスがクリス・ブライアントにとった作戦と同じです。
2番目はこれも大きな理由ではありますが、結果が出ていませんでした。今グレープフルーツ・リーグでは11試合、25打数4安打、HRなし、Av.160という内容。
ただ、これも仕方ないと言えるかもしれません。グレーバー・トーレスは2017年6月に左肘のトミージョン手術を受けていたからです。
投げる方ではない腕の手術だったので1年弱という短いリハビリでゲームに出ていたのですが、その期間は当然実践から離れていましたから思うようには結果は出ませんでした。
よって、一旦はトリプルAでということに。
そして、ヤンキースはこんなこともあろうかと、つい先日、ブルワーズからFAのニール・ウォーカー(Neil Walker)を獲得しています。
ちなみに、グレイバー・トーレスのバックグラウンドを簡単にご紹介しますと、現在21才でベネズエラ出身です。
17才の時にアマチュアFAでカブスと契約。傘下のマイナーでプレーしていました。そうです。もともとはカブスのプロスペクトだったのです。
そして、2016年7月にアロルディス・チャップマンのカブス移籍に伴い、トーレスはヤンキースに移っていったのでした。2016年シーズンオフに行われたアリゾナ・フォール・リーグで最年少でMVPを獲得しています。
さて、もう一人、ヤンキースのプロスペクトの話題です。
キャッチャーのカイル・ヒガシオカ選手(Kyle Higashioka)もマイナー行きとなりました。
カイル・ヒガシオカ選手は昨年メジャーデビュー済み。しかし、18打数0安打だったんですね。今スプリング・トレーニングでは15打数5安打と非常にがんばっていたのですが、マイナー行きとなってしまいました。
キャッチャーにはゲイリー・サンチェスとオースティン・ロマインがいるんですからちょっと厳しい状況だったかもしれませんね。
ヒガシオカ選手はキャッチャーという限定されたポジションゆえに上に上がるのが遅く、2008年のプロ入りから数えて9年でようやくメジャーに上がった選手でした。ちなみに、この
選手もトミージョン手術を受けています(2013年)。
これからもなんとか頑張って欲しいですね。
一応、2人とも40-man ロスターには残っています!
お読みいただき、ありがとうございましたm(_ _*)m
コメント